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そのトークン本当に大丈夫?! Token Snifferで安全に魔界を楽しもう!

この記事は仮想通貨コミュニティ、Crypto流星街によって運営されています。
こんにちは、Crypto流星街の0x_Riceです。

こちらでは文字数制限の関係でツイッターには書きづらい内容や、比較的アーカイブする価値のありそうな情報を不定期で投稿できたらいいなと思っています!

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はじめに

皆さん、今日も元気にラグられてますか?!
相場が上向こうが、BTCがETF間近だろうが、そんなもんは一切関係なく僕は元気にラグられてます。

皆さんも経験済みかと思いますが、一度魔界を触り始めるとラグプルは様々な形で際限なくあなたを襲います。
魔界を触ればラグプルされるというのは、確実!
そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実です。

ハイリスクハイリターンを求める代償として仕方ないこととはいえ、可能な限りラグプルには出会いたくないですよね。

そこで今回は魔界でのラグプルを未然に防ぐのに便利なツール、Token Shifferを紹介します。

Token Snifferってなあに?

屈強な魔界戦士の方なら何を今更ということですが、これから魔界を志す新兵たちの為にも丁寧に紹介していきたいと思います。

Token Snifferとは、トークンのコントラクトアドレスを入力することでコントラクトに含まれる問題点やオンチェーン上の情報などの様々な情報を解析してスコアリングしてくれるサービスです。

https://tokensniffer.com/

使い方は簡単!
Token Snifferを開いて、中央の検索窓に調べたいトークンのCAを入力するだけです。

真ん中にCAを入力だ!

さて、Token Snifferがどんなものなのかお分かりいただけたところで、次は実際の見方を解説します。
様々なパラメータがありますので、一つずついきましょう!

今回はサンプルとしてDexscreener上位にいた「BLAST Inu」とかいう如何にもアホが考えたに違いないアホトークンを見ていくことにします。

Token Snifferの見方

BLAST Inuの解析結果

おお!!アホそうな名前の割にめちゃくちゃ高得点!!
アホやのに!!

Score

総合得点です。下記に紹介する項目をどれだけ満たしているか?で点数が算出されます。80点以上はそこそこ高得点なイメージです。
ちなみに後述する「ヤバい項目」がNGだと大幅減点になったり場合によっては0点になったりします。

購入を検討するのであれば、なるべく80点以上のものを購入するようにするとラグられる確率は大幅に減ります。
ただ、Scoreはトークンプライスの値上がりを保証するものでは全くありません。
100点のゴミもたくさんありますし、0点で100倍を叩き出すような銘柄だってたくさんあります。
あくまで購入検討時の目安である、と考えてください。
ちなみにワイはスケベなので0点だろうとワンチャンありそうなら行きます。まあ死ぬんですが・・・

Swap Analysis

売買に関わる項目について示しています。

  • ハニーポット(BuyできるけどSellできないタイプのゴミ)かどうか

  • Buyにかかる手数料

  • Sellにかかる手数料

上記項目の分析が可能です。
ハニーポットの場合は問答無用で0点になります。
また、Buy/Sellの手数料が5パーセント以上の場合は減点対象になります。
たまにSell 50〜99%とかいうイカれたトークンも存在してるので、そういうトークンを避けるのに便利です。

一つ注意点は「完全なリアルタイムアナライズではない」ということ。
コントラクトの種類によっては後からFeeを書き換えることが可能です。
解析時は5% Feeだったのに、いざ購入したら80% Feeに変わっててほぼ全損なんてことはザラにあります。
また、買った時はハニポじゃなかったのに売る時にはハニポになっている場合も普通にあります。気をつけましょう。

Contract Analysis

コントラクトが健全であるかどうかを示しています。

  • コントラクトがVerifyされているか

  • 所有権が放棄されているか

  • コントラクト作成者向けの特殊な抜け道が用意されていないか

上記項目の解析が可能です。
この3つの項目が一つでもNGだと0点、もしくは大幅に減点されることになります。

魔界ワードがよくわからない方向けにざっくり解説します。

コントラクトのVerify
Etherscanからソースコードを閲覧できるようにすることを「Verify」といいます。Verify済みのCAのことを「Verified Contract」といい、Etherscan上にチェックマークがつきます。
Verifiedじゃない、ということはソースコードを公開することができない
=やましいことがある(可能性が高い)
ということです。

例えばローンチ時にBotユーザーに仕様を読まれて対策されないようにあえてVerifyせずにローンチして、ローンチ後にVerifyするようなトークン運営もいるので一概にUnverifiedが全員悪者であるとは言い切れません。

所有権の放棄
Renounced Ownership ってワード、見たことないですか?
これはつまり「所有権の放棄」を表します。
コントラクトの所有権を放棄することで、後からソースコードに何か加えることをできなくします。
Renounceされてる=Buy/Sell Feeを後から変更できない、後からハニポに変更できない
と捉えることができます。

が!じゃあ「Renounceされてたら安全」か、というと全然そんなことはありません。
Fake Renounce」というものも存在します。
これはRenounceしたと見せかけて、実際にはしていない(ソースコードの変更が可能)という凶悪な手口です。
僕はEthereum Devではないので詳しいやり方はわからないのですが、エンジニアの知人に聞いたところ「関数名は偽装できる」そうです。
つまり、「Ownership Renounced!!」ってTelegramに運営が投稿しているTx hashが本当にRenounceされたものかどうかは確認が必要ということです。

また、Proxy Contractという方式を採用しているトークンに関しても上記のRenounceについての考えが適応できません。
これはソースコードの内容を一部外部Storageに保存しておいて、CA側から参照して読み出しをする方式にすることで、「Upgradable」とも呼ばれる方式です。
本来はDeploy後に見つかったバグなどを修正するためのメンテナンスとしての用途のものですが、悪用も当然可能です。
例えばトークンの移動に関連する「Transfer関数」の部分をUpgradableなものとして設計します。
そうすると、CAをRenounceして所有権を放棄した後でもTransfer関数の中身を変更することが可能です。
簡単にいうと、Renounceしてるのに後からハニポに変更できる邪悪なトークンが作れるということです。
ただし、Token Snifferは優秀なので、そもそもCAがUpgradableになっている時点でアラートが出てくれたと思います。えらい。

また、逆に「Renounceされていたら危険か」というとこれも必ずしもそうではありません。
ローンチからしばらくは調整のためにOwnershipを保持して、ある程度落ち着いたタイミングでRenounceするようなトークンも数多く存在します。
つまり、結局は見極めが必要です。
何も信じてはいけないのが魔界です。

コントラクト作成者向けの特殊な抜け道
これはまあ読んで字の如くなので想像できると思いますが、特定のウォレットアドレスだけルール無視できるような実装をすることが可能です。

例えば、ローンチ後の1時間は100枚ごとしか売却できない、というようなコントラクトのコードがあったとします。
この場合一般ユーザーは100枚ずつしか売却できないというルールを強いられるわけですが、特定のウォレットは10000枚だろうが1000000枚だろうが売れるような抜け道を用意できちゃうんですね。
養分の俺たちの売り圧を最小限に抑えて出口流動性を確保しつつ、チームやグルになってるインフルエンサーが大売りをぶちかます、みたいなのはよくあるパターンの一つです。
夢を失い、愛するものを失い、全てを失って、できるだけ苦しんでから死んでくれることを願わずにはいられません。

Holder Analysis

ホルダーの保有状況の分析です。
特定のウォレットが明らかに大量に保有している場合、ほとんどの確率でそのウォレットは関係者の持ち物です。
もしくはローンチ時に誰よりも速く最速で大量に買い上げたBotterかもしれません。
チーム・関係者売りやBotterによる大Dumpを警戒する指標になります。
当然保有割合のでかいホルダーがいればいるほど点数は下がります。

Liquidity Analysis

流動性についての分析です。

  • 現在十分な流動性があるか

  • ローンチ時の初期流動生は十分であるか

  • 流動生のうち95%以上がLockもしくはBurnされているか

  • CA作成者のウォレットが5%以上を保有していないか

上記について分析することが可能です。
流動性が極端に少なかったりするトークンはかなり危険性が高いといえます。
その理由としてボラリティが異様に高まることが挙げられます。
100ドルの売りでクソでかい陰線つくようなゴミ、買いたいか?
俺は買うけどな!

また、流動性のLock/Burnに関しても重要な項目です。
Lock/Burnされていない流動性はオーナーが自由に中身を出し入れできてしまいます。
いわゆる一番オーソドックスな正統派ラグがこれでしょう。

親の顔よりみたチャート

まあでも個人的には運営売りのスローラグみたいなのより、こっちの方がせいせいするので好きです。
その意気や、良しッッ!!
みたいな。

おまけ

適当に拾ってきたゴミを解析してみましょう!

Baby d/acc

Renouncedされてるけどしっかりハニーポットですね
1ETHのLiqでスタートして、現在0.01ETH以下
つまりオーナーが流動性を抜いた後の出涸らしということです

DORAGON

泣く子も黙るSell Tax 100パー!!!
まずドラゴンの綴りはDragonやねん。小卒か?
てか絶対これ作ったの日本人だろ!!!!なんやDORAGONて、ローマ字読みか!!!

以上!!!

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