いつかの風景
今日の日を迎え
私は後悔しています
2014年7月のあの日
時の内閣は
少なくない人々の反対を圧しきり
自衛隊が戦地へ赴く事が出来るように道をつけました
あの時の私は
多くの他の人同様に
「反対と賛成、どちらがいいのだろう」
と思いあぐねていました
いるうちに
いるうちに
決まってしまいました
そして年月は流れ
流れ
流れ
今日という日がやってきました
今日
あなたは戦地へ赴任します
あなたが今から行く先では
厳しい状態が続き
命を落とすものいると聞きます
赴任期間はあらかじめ決まっていますが
必ず五体満足なまま
生きて帰れるとは
どこにも書いてありません
2014年のあの日のことを
私は今後悔しています
なぜもっと
自分想像力を働かせ
今日の日があることの可能性を
あの時考えなかったか
私の血を受け継ぐあなたが
戦地へ向かうことを思わなかったか
私は今とてつもない自責の念に刈られています
ごめんなさい
そして
無事に帰ってきて下さい
あなたの笑顔を
また見せて下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?