SUMIFではなくSUMIFS、COUNTIFではなくCOUNTIFSを使う

SUMIFではなくSUMIFS、COUNTIFではなくCOUNTIFSを使うのがおすすめです。


SUMIFは条件に合うものを合計する足し算関数、COUNTIFは条件にあうものを数える関数です。

そしてSUMIFは条件が1つしか対応しておらず、SUMIFSは条件が2個以上の場合に対応しています。COUNTIFSも同様です。


僕は条件が1つの場合でも常にIFSを使うようにしています。

なぜなら、どの順番で引数を渡せばいいかわかりやすいからです。


たとえばSUMIFとSUMIFSで考えてみましょう。

SUMIFの書き方はこうです

=SUMIF(範囲, 条件, [合計範囲])

対して、SUMIFSはこうです

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2, ...])

順番が違いますね。


たとえばこういうデータがあるとして考えてみましょう。これはスプシヘルプの例を引用してます。

https://support.google.com/docs/answer/3093583?hl=ja

Todayの金額を、条件に応じて合計したいとしましょう。

たとえばコーヒーの金額だけ合計したいとかそんなかんじです。

こういうときに関数を着始めて何が一番最初に明らかかというと、合計範囲です。

金額をだしたいので、合計したい範囲はあきらかにB列ですよね。

するとSUMIFSだと一番最初にとりあえずB列いれます。

=SUMIFS(B:B, 

なのですが、SUMIFSではなくSUMIFだと、最後なんですよ。

=SUMIF(範囲, 条件, [合計範囲])

これが思考のフローと噛み合っておらず、え〜1つ目にいれるのはなんだっけ?となります。


SUMIFSだと、合計範囲、条件範囲1、条件1、条件範囲2、条件2、・・・と続いてくので、かけたい条件を次々入れていけば完了です。覚えやすいね。


COUNTIFSも似たような感じです。
SUMIFSとちがって、条件に合致する行自体を数えるので、合計範囲は指定する必要ないです。

一番最初の条件範囲の指定が消えて

条件範囲1、条件1、条件範囲2、条件2・・・と続いていくだけです。


かんたんだね。

覚えることが減るのでSUMIFよりSUMIFS、COUNTIFよりCOUNTIFがおすすめということでした。


まあまあスプシできるひとでも、意外と関数の引数の順番は覚えてなかったりします。

SUMIFのほうが処理が軽いんじゃないか?という懸念を持つ方もいるかも知れませんが、僕の体感だと一緒くらいです。
重くてこまってSUMIFに切り替えたことは今まで一度もないので、大丈夫じゃないかなと思います。

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