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よかれと思っての落とし穴

2月19日(月)雨

毎年この時期になると
YUKIさん
相川七瀬さん
薬丸裕英さん
森田剛さん
中島美嘉さんの
お誕生日の季節だなぁと
尊敬するアーティストの皆様を想う

音楽番組のお仕事をしている頃
取材させていただくアーティスト・タレントさんの
お誕生日を
まず最初にチェックする

そして覚える

たまたま収録の日
たまたま取材の日が
ゲストの方のお誕生日の場合
知らんぷりする人にはなりたくないな~と思ってのことだが

とあるスターが
誕生日に「おめでとう」と言われることも
祝われることも<苦手>と言っていて
みんながみんな
お誕生日をお祝いして欲しいわけではないことも知る

だから毎年そのスターのお誕生日が来ると
メッセージを送らずに
心の中で「おめでとう」と祈る

人それぞれ
自分の価値観を押し付けずに
まずは観察しようと心がけてはいるが
いくつになっても
<うっかり>してしまうことはある

よかれと思っての
<おせっかい>

以前、テレビ番組の収録で
大量に余った高級弁当を
いきつけのBARや
居酒屋に届けていたことがあった

「もったいない」という気持ちからの
行動なのだが
日頃からお世話になっている
お店の方々も
おもしろがってくれるかもと思い
仕事帰りに立ち寄って
届けていたことがある

そんな昔話をオーナーにしたら
「ともこさんの場合、戦争体験をし、孤児になったのか?
餓死して亡くなったのか?
はたまたご先祖から来ているDNAなのか?
<もったいない精神>が根付いているけど
わざわざお弁当をタクシーに乗って
配りまくる時間のロスを考えたら
必要なかったことよね」と…

おっしゃる通りである

特別、感謝されていたわけでもないし
(たぶん)
手をつけてない高級弁当ではあるが
残り物には
変わりはない

もしかしたら
迷惑だったかもしれない

幸い何事もなかったが
もしもそのお弁当のせいで
食中毒にでもなったら
責任取れますか?って話である
ほんとただのおせっかい

<よかれと思って>の無駄な行動と
時間ロス

過去を振り返ったら
そんなことは山ほどある

今でも
友人が届け物に来てくれると
なにかおみやげをと
家の中を探し回って
チョコレートとかを包んだりして
<なにかしなくちゃ>という
この精神はなんなんだ(笑)

とはゆえ
性分でもあるので
しかたがない

開き直ったわけではない(笑)

人様に差し上げるものならば
センスの良いもの
相手の心に残るものを贈るということを
意識していこうと思っている

差し入れ上手って
言われるぐらになれば
それは良きセンスになる

差し入れといえば…
姪っ子2人の母である妹に
こんなことを言われたことがある

「お姉ちゃんが高い食べ物・お肉とか持ってきてくれるのは
ありがたいんだけど
うちはいつもスーパーのお肉で
十分だし
旦那や子どもたちに
高い食べ物やお肉を持ってきてくれるお姉ちゃんという
キャラが定着し
期待させたくない
来てくれるだけでうれしいのだから
ありがたいけど何もいらないよ」と
言われたことがある

当時はこのズバリに
驚いたけど
今なら
しっかりした妹だと思うし
この出来事で
己の傲慢さにも気づけたので
感謝している

「こんなにおいしいお肉があるんだよ」という
大きなお世話は
知らなくていいことを
勝手に教えているし

妹家族が
日頃食べている
スーパーのお肉よりも
おいしいでしょ!という
自慢も含まれていると
受け取られてもおかしくない

万が一
旦那さんや姪っ子たちが
日頃食べているスーパーのお肉が
おいしくないと感じてしまうようになったら
日常生活に支障をきたす

それこそ無責任に
「よかれ」を押し付けたことになる

そして
わたしが遊びに来ることを
無条件に喜んでもらいたいと思う妹の気持ちとは裏腹に
旦那さんや姪っ子たちが
姉=高級食材に期待するようになったら
いずれ
わたしは
「わたしが行くと何か持ってこいみたいな空気になるよね」と
愚痴がでる日がきたかもしれない

おそろしい~~~~~~~~~

結局は
全部自分で種をまいている

今では何も持って行かずとも
歓迎される叔母である

相変わらず妹には
「アメリカのお土産いらないよ」と言われてます

もしも姪っ子たちが
アメリカに興味を持ちだして
ロサンゼルスと書いてある
パーカーが欲しいとか
大谷選手のTシャツが欲しいと言ったならば
話は別だが
押し付けはいらないのである

よかれと思っては…
大きなお世話と紙一重

相手の事を思いやるときに
己の傲慢さはないものか?
一度考えてから
行動できる大人になりたい

本日も最後までお読みいただきありがとうございました


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