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明日になれば彼女は(3/7-3/9)

この海の向こうには何があるのだろうと考える

3.7
夜勤明けに映画を見たら案の定眠ってしまった。多分合計30分くらいは意識がなかったと思うのだけど、それでもまあ大体のストーリーは理解できたので良かった。
前情報は入れずにポスタービジュアルとなんとなくの雰囲気でみたいな〜と思ってた作品で、ポピュラーな大作とかでないとやっぱり長くは上映しないし時間帯も朝イチかレイトショーになってしまうことが多いからこのタイミングでやっと見に行けたのだけど、シリアスな作品かと思えば所々でなぜか昔の特撮のようなカメラワークが出てきてよくわからなかった。"デーーーン!"って効果音付きでズームしていくやつ。あれ何だったの。
けど正直全体像が掴みきれなかったのは眠ってしまった私の責任だと思う。しっかり意識を保って鑑賞できてればもっと違う感想を抱いただろうな、すみません。

3.8
体に良いものを摂取したいという思いから友達と一緒に五穀米とお味噌汁付きでおかずが選べるプレートのランチを食べに行った。
どうしたって日々の食事に気を遣えず、簡単に片手で食べられるパンとかおにぎりとか、とりあえずお腹が空いた時に何かを胃に入れられれば良いというレベルの思考で食事をしていたツケが回ってきていることを実感している。
最近和食が食べたい。お味噌汁が飲みたい。少し前まで全然食べていなかった白米が食べたい。
塵も積もれば山となるとはこういうことなのか、などということを考える(多分違う)
帰りにプリクラを撮りに行ったらプリクラコーナーにはjkしかいないことにも、今からディズニーに行くんか!!?って格好をしている子たちばかりなことにも驚いて、自分の老いと時代の変化を感じて切なくなった。
私の心はいつまでも平成ギャルで止まっている。ケータイには本体より重たいレベルでマスコットをつけたいし、キラキラのラインストーンでデコったカバーだってつけたい。
着メロは西野カナがいいし、好きな人からの着信だけ別の曲に変えたりもしたい。
今の高校生の生態、知りたすぎるなあ〜〜。友達とか、1番離れてても大学生しかいないし令和のギャルjkと友達になりたい。なんてことを思ったり思わなかったりした。

3.9
3月9日木曜日。夢のような三連休の最後に私はひとりで海に来ていた。
陽の光が水面に反射している。
寄せては返す波を見つめながら、"この海の向こうには何があるのだろう"と考えていた。
ポケットには何でも教えてくれる便利な道具が入っているけれど、本当のことなんてどうでも良くてこの浜辺の反対側にいる人たちや、今ここで、私の目の前で生きている人たちの生活を想像したりして、ありきたりだけど自分の悩みとか狭い世界で起きていることとかを思い返して、なんてちっぽけなんだろうなと思ったりした。
都会で生活をしていると自然を感じることでしか思い出せないことが増えていくと思う。
レジャーシートなんて持っていない私はそのまま砂浜に腰掛けて、ぼーっと海を見つめながらそんなことを考えていたらさっきまでそこにいたカラスはとっくに何処かへ飛び立っていた。

小1時間ほど海を眺めた後に行ったお寺では初めて見たわけでもあるまい大仏様の神聖さに息を呑み、脱帽して参拝した。
飲食店に入ったらちゃんと帽子を脱ぎます。

心が洗われる瞬間。よく寝てよく食べて、人に会って自然に癒される。
明日からも頑張って生きていくために必要な時間である。
ここ数ヶ月で最も有意義な時間を過ごした気がする。ありがとう三連休。

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