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初心者のための 【引き寄せ入門】

自分の頭の整理も兼ねて、初心者向けに「引き寄せ」についてまとめてみる。

私自身「引き寄せ」という言葉は5年前にはじめて聞いた。しかしその引き寄せ自体はもっとずっと前から体感として知っていた。

高校生の時、とあるコンテストで優勝をしたのだが、その作品を製作している間ずっと、私は自分が優勝することばかりを考えていた。

それはごく自然なかたちで、製作自体を楽しみながらも(私は優勝する)と、いわば妄想をしていた。

絶対に優勝!と必死に願っていたわけでもなく、そこまで自信があったワケでもない。かと言って(なれたらいいな)よりはもっと、強めの気持ちであったような気がする。

恋愛に似た感覚で(◯◯先輩と付き合ったら〜こんな風で〜)とその発表の瞬間の様子までリアルに映像として、頭に描いていた。

そしてコンテストの発表当日、私は900人の中から選ばれたのだ。さらに驚いたのは、優勝者が発表される瞬間の光景が、私が妄想してきたことと同じ絵だったことだ。


これには驚いた。そしてこの時、私は知ったのだ。


頭の中で描いたことは、現実になるのだと。


そう気づいたあとも、こうなったらいいな〜と思うことは自然と、頭の中で妄想をしていた。するぞ!と思ってしているのではなく、ついつい、考えている感じ。

◯◯さんにバッタリ会えるといいなとか、条件にピッタリの物件が見つかるといいなとか。するとそれらは見事に現実になっていくのだ。

それに慣れてくると、今度はだんだんと願望が要求に変わっていった。

新天地で私は優しくて親切な友達ができる!と決める、すると引っ越した先でとても親切にしてもらって助けられたり、宅配の荷物が来る予定だが急遽出かけることになった。いま来る!と心で決めると、その直後に「今からお届けにいきます」と電話が入ったり。

いま自分で書いていて「ウソだぁ」というような気分になるのだが、しかし実際にこれは私が体験してきたことなのだ。こんなことが確かに、次々と起こる。

これが「引き寄せ」と呼ばれているもののことではないか。


類は友を呼ぶ

よく友達との会話でも「類友だよね〜」なんて話をするが、これは実際にそうである。

私は友達や知り合い同士でランチなんかをする時でも、そこに居ない人の話、つまり人の噂話をすることが好きではない。

しかし女性の中には人の噂話が好きという人もいて、そんな人は会っている間ずっと、他人の話ばかりをしている。

私はそういう時間を過ごすのが嫌なので、相手がそういうタイプと知ったなら、次は誘われても断ろうと決めているのだけれど、なぜか次からは誘われない。

そして私が誘われ、私自身も誘って会うような人たちはみな、他人の話をする人たちではないのだ。

つまり、噂話がすきな人が私のようなタイプと一緒にいても、話にのってこないのでつまらないと感じている。だから次からは誘わない。反対に私も誘わない。だから自然と会わなくなっていく。

そうして噂好きは噂好きと時間を共にするようになり、ビジネスの話が好きな人はビジネスの話ができる相手と貴重な時間を共有するようになり、共通の趣味の話題で盛り上がる人は自然と連絡を取り合い一緒に過ごすようになる。

類友なのだ。


これは夫婦でも同じことが言える。

昔、もう何年も前のニュースで見たのだが、ある夫婦がパチンコをしている間、赤ちゃんをどこかに預けられないかと考えた。それでなんと、生後まもない赤ちゃんをコインロッカーに入れた。

そしてパチンコが終わったあとにコインロッカーに行ってみると、赤ちゃんは亡くなっていた・・・という事件。

普通の感覚では信じられない話なのだが、このニュースを見た時に私は思った。

例えば、妻が「そうだ!パチンコする間、赤ちゃんはコインロッカーに入れておけばいい」と思いついたとしても、それを聞いた夫が「何を言っているんだ?!」とその異常な発想に気づくはずだ。

だがその夫婦は互いに「いいね、それがいい」との結論に達し、なんの疑問もなく我が子をコインロッカーに入れた。

つまり、この夫婦はおなじ。発想が同じだからこそ結婚したわけで、ここで夫が少しまともな考えを持っていたなら、そもそもこの妻とは結婚もしていないだろう。

このようにして考えの違う同士は一緒にいると疑問が湧くから自然と離れていき、似たもの同士が引き寄せ合うというのは、当然のことなのだ。


共鳴する

ここで共鳴する、ということについて触れてみる。

共鳴とは、ネットで調べてみると「振動数の等しい二つの音叉 (おんさ) の一方を鳴らせば、他方も激しく鳴りはじめること」とか「他人の考えや行動などに心から同感すること」などと書いてある。

実験をすると、分かる。

同じ音の高さの音叉を2つ並べ、片方だけ叩いてすぐに止める。すると叩いた音叉の音を止めても、もう片方の叩いていない方の音叉からも同じ音が鳴っているのだ。

これは一方を叩くと空気の振動が伝わっていき、同じ高さの音叉どうしでは叩いてない音叉でも音が鳴り出すという現象で、これを共鳴と言う。

次に別々の音の高さの音叉を2つ並べ、片方だけ叩いてすぐに止めてみると、もう片方の音叉は音が鳴っていない。つまり、共鳴が起こらない。

共鳴は、同じ音の高さどうしでなければ起きないのだ。それは出している「周波数」が同じでなければ、発信したものを受信できないのと同じ。

テレビのリモコンで1番を押す。すると1番で見られる番組だけが画面に映る。1番の番組を見たい時に2番を押しても、見られない。周波数があっていなければ、その意味をキャッチすることができないからだ。

ということを先程の話で考えてみると、同じ周波数でいる男女が互いに共鳴しあって夫婦となる、同じ周波数の人どうしが共鳴しあって仲良くなるということは、納得がいくのではないかと思う。


なぜバラに音楽を聴かせるか

バラにクラシックを聴かせて育てているのを見たことがある。そうするとより質の良い美しいバラに育つのだそうだ。しかしなぜそんなことをするのか。それは本当に音楽の効果なのだろうか。バラが音楽なんて聴けるわけがないだろう?と思うかもしれない。全くそのとおりだ。

しかしバラは耳で聴いているのではない。音の周波数を浴びているのだ。
周波数があるのは音だけではない、植物にも人間にもある。つまりよい周波数の中にいることで、それにバラが共鳴して美しくなった。バラが(よい曲だわ〜)と感じて美意識を高めているわけではない。

お花に「キレイね〜」と話しかけたり「美味しくな〜れ」と声をかけながら食事を作るのは、よい周波数を持つ言葉をかけてやることで、その成長や質によい変化をもたらすからなのだ。

胎教にモーツアルトが良いと言われているのは、その楽曲に愛と癒やしが得られる周波数が豊富に含まれているために、母親自身の心とカラダをリラックスさせる効果もあるからなのだ。


この共鳴こそが、引き寄せ

これらを考えた時に、私は優勝を自分で引き寄せたのだと思えた。つまり、私は製作をしながら妄想を膨らませ、まだ現実には起きていない未来の「優勝した自分」に周波数を合わせていた、ということになる。

もちろん、周波数を合わせただけではない。実際にコンテストに応募し、作品を作るという行動をした。ソファに座りながら妄想だけをしていても、それに現実的な行動が伴わなければ引き寄せは起こらない。

私は、

1:コンテストに応募した←行動
2:作品を製作した←行動
3:周波数を合わせた←妄想

ことによって共鳴がおこり、自分の願いを引き寄せたことになる。


自分の思考に意識を向ける

となると、頭で何を考えているかがいかに大事なことかに気づくだろう。

頭の中で考えていることの周波数を発しているから、それに見合うものが自分の元にやってくる。これは意識的に考えていても、無意識にぼんやりと考えていても発信しているし、してしまっている。つまり、

いつも夫の悪口ばかり言っている人。
「私は夫に不満を持っている」→と感じているから「私の夫は妻から不満を持たれるような人物」→という周波数を出しており、悪口を言えば言うほどそのとおりの「私が満足できない、気に入らない夫」→が現実となって目の前に現れる。


自分はいつも人から利用されると思っている人。
「また人から使われた」→と感じているから「人は自分のことを利用するもの」→という周波数を出しており、そう考え続けるので「ほら、また自分は貧乏クジだ」→と思えることが身に起きる。

つまり望んでいないことだとしても、そのことを考えることによって常にその周波数を出し続けているから、それをキャッチできる同じレベルのできごとが自分の元へ来る。つまり、それも自分が引き寄せているのだ。


ならば起きて欲しい状態を、先取りして考える

「素敵な人と出会い、しあわせな結婚がしたい」と考えているとする。結婚したいと思っているのに、なぜかずっと結婚ができないのは、

「結婚したい」←と思っているのはつまり「今は結婚していない自分」を思考していることになり、その周波数を出しているから現実も「結婚していない自分」の状態が続くのだ。

さらに実家にいるということは、結婚していない自分を感じながら生活しているということ。だから相手が見つかったら実家を出るのではない、先にもう実家を出るのだ。

一人で暮らしながら「素敵な人と出会いその人が自宅へ遊びに来ている」絵を想像する。肌の色は?髪型は?笑った表情はどんな顔?どんな服装を好んで着ている?など、詳細にイメージする。

その周波数を出し続けていた時に、そこへ現実がフィットしてくる。つまり、あとから現実がそれに合わせてくる、ということなのだ。

その際に重要なのが、妄想をするだけではなく行動もすること。パーティに行ってみたり、人に紹介を頼んでみたりと、周波数を合わせて行動を起こすからこそ、それは現実としてやってくる。


なりたい自分も引き寄せる

ということは、だ。なりたい自分にも勿論、なることができる。

子供に「あなたは天才だ」と言い続ける。するとそれはしだいに潜在意識にまで落とし込まれて共鳴がはじまり、子供も自ら(自分は天才なんだ)と信じるようになる。

それが続くと自分は天才だと思い込んでいるので天才としての行動をするようになり、天才としてとった行動の結果が現れる。それを見た周りも「あなたは天才だ」と言うようになるから益々、それが疑いのない事実となり定着していく。

「天才になりたい」ではなく「天才だ」と言いきるのだ。なぜなら「天才になりたい」←と思っているのはつまり「今は天才ではない」の周波数を出していることになり、それを思考し続けるので現実も「天才ではない」状態のままということになるからだ。

反対に「お前にはできない」という言葉を子供に浴びせ続けたらどうなるか。「自分にはどうせできない」という思いが潜在意識に刷り込まれ、自分を信じるチカラを失い、無気力になり、挑戦をしなくなるから現実も、できないまま。

子供も、かけられる言葉に共鳴した姿を現しだすので、1番近い存在の親の声がけで、自己肯定感のある子にも、自信のない子にも誘導できる。親からの言葉が他に比べて圧倒的な量であることからも、その影響がいかに大きいかが分かるだろう。


例えば「女優になりたい」場合。これもなりたいと憧れ続けるのではなく、すでに「自分は女優である」ような振る舞いを先にするのだ。

女優である私は朝食に何を食べるのか。洋服はどんなものを着るのか。どんな姿勢で歩くのか。どんな人と付き合うのか。いつか女優になりたいと思っているのなら先に、なってしまうのだ。

何かの本に書いてあったうる覚えの内容を記憶レベルの状態で書くが、イギリスのミュージシャン、デヴィッド・ボウイ。彼の元妻であるアンジー・ボウイは、デヴィッド・ボウイがまだ売れていない頃から、彼にはスターであるような服を着させ、そのように振る舞わせたと言う。

妻が彼をそのように扱うことで、本人自身もそのような気持ちになった振る舞いをするようになっていくのは、先に述べた子供の例と同じ。そうすると妻だけでなく、彼に接する他の人たちまでもが、彼を見てスターだと思うようになっていく。

まだ何も持っていない頃から先にスーパースターになりきることで、なんだかよく分からないが得体の知れない、この人は凄い人だと周りが認めだし、そこに行動を加えることで、現実にそれが本物になっていく。



さらに例えを出してみよう「お金もちになりたい」場合。お金のない現状に不平を言うのではなく、収入に不満があったとしても仕事があることに感謝し、お金持ちになってから上質な服を買うのではなく今もっているお金の範囲で、お金がありそうな人に見える服を選んで着る。

家がある、車もある、仕事がある、毎日ご飯が食べられているなら、お金はあるのだ。しかし「お金がない、ない」と言っている人は多い。

3億円の豪邸に住み、1千万円の車に乗り、年収は10億円、毎日豪華な食事を食べることが、お金があるということなのか?いまいちど、お金があるとはどういうことなのか、考えてみるといい。

そうしたらまず「ウチはお金がない」という口癖をやめること。お金がない、お金がないと言えばいうほど、自分の脳にもお金がないと信じ込ませ、お金がない人の行動をするようになる

50円安い野菜を求め、時間をかけて遠くのスーパーへ走る。そして今度は100円安い柔軟剤を求めて、さらに逆のドラッグストアへと走る。

時間を使ってセール品をGETするのだが、そうして集めた小銭は1ヶ月でいったいいくらになるのか。1年かけて1万円の節約をすることが、お金持ちへの道だと思っているならそうではない。時間がお金を生むのだ

つまり、お金がないという周波数で行動をするので「100円でも安い野菜を買わなければならない」→と時間を浪費し、時間でお金を作れるという発想がないから「時間もないし、お金もない」という現実を引き起こしている。


おまけにもう1つ「よい夫婦関係でいたい」のなら、現実はパートナーに不満があったとしても、相手のよい部分を探してそこにフォーカスを当てる。

そして先に「いつもありがとう、感謝しています」と思えるような絵を想像し、行動にも起こす(感謝の気持ちを伝える)ことで、それを伝えられた相手は気分がよくなり、相手に気持ちを返してあげたいと思うから、行動が変わる。それを受けてこちらも嬉しい、だから「仲良のよい夫婦」になっていく。

現れた相手がなんだかプリプリしていて機嫌が悪い。そんな調子でこちらにも当たってくるから、初めはなんともなかったのに、相手の機嫌の悪さがこちらにも伝染してきた、という経験は誰にでもあるはずだ。だからその場合は、それと逆のことをするのだ。

物件の内覧をした時、なんか好きだな〜と思える部屋と、なんとなく嫌だなと思う部屋がある、それはそこに流れている周波数を自然とキャッチしているから、感じていることなのだ。

だから相手がプリプリしていて機嫌が悪ければ、その周波数を真に受けるのではなく、状態のよい方がパッと切り替えてやる。そのやり方についてはまた別記事で詳しく書こうと思う。


まとめると、ポイントは勘違い
私は天才、私は女優、私は金持ち、私のパートナーは素晴らしいと勘違いしていると、現実も本当に、そうなっていく。だから初めは勘違い、なりきる、演じる、それで良いのだ。

引き寄せは勘違いか。書いてていま自分でも驚くわ 笑


あなたも、
引き寄せはできている。

私は引き寄せの専門家ではないが、自分なりに理解している。

「引き寄せってどうやってやるの?」と疑問を持ったとしたなら、引き寄せとは誰もが自然にやっている、できているということが分かっていない。

「引き寄せができない」と感じている人は、現実が願った状態になっていないから「引き寄せができていない」と思っているのだろう。先にも述べたように願っていない現実だとしても、それは自分で引き寄せているのだ。まずはそれを受け入れなければ、はじまらない。

引き寄せとは、自分が出している周波数に見合ったものが返ってくることなので、いま、望んだ現実を生きていない場合は、日々自分が何を思考しているのかを観察する。そして行動はしているのか、しているならその行動の方向性は正しいのかを、チェックする。

つまり、いま「思考」していることと「行動」していることが、未来を創っているので、望まないことを考えていると気づいたなら即刻中止することだ。そして間違った行動をしているなら、変えることだ。

それの具体的なやり方については、また別のところで書こうと思う。

初心者のための引き寄せ入門。少しでも伝わる部分があれば、嬉しく思う。



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