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【トレンド把握①】「2019年夏クール」が始まったけど、今期のアニメってどんな感じ?【ガチ勢に訊く】

 7月である!

 7月といえば……夏?海?スイカ?


 違う、そうではない!!

 「夏クールのアニメ」の始まりだ!!


 「ざっくりトレンドを把握しておきたいけれど、なかなかアニメを視聴する時間が取れなくて……」という方必見!

 アニメ博士の清水に訊きます。

 「今期のアニメってどんな感じ?」


※インタビュー実施日:2019年07月07日(日)


2019年夏クールのアニメトレンドをチェックしよう!


三葉 最近どう?アニメ、見てる?

清水 無論見てるよ。

三葉 2019年夏クール(概ね7~9月放送)はどれくらい見る予定?

清水 一部既に放送が始まっていて、第1話を視聴済みのものもあるけど、27作見るつもり

三葉 20年くらい言い続けてるけど……毎週毎週アニメを27本見るって、いろいろアレだよなぁ……。きみの人生だから別にいいんだけど、いろいろ頭がアレだよなぁ……。


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登場人物紹介


・清水:マスター・オブ・アニメ。年100作以上のアニメを見続けて20余年。アニメ映画で最も好きなのは、「機動警察パトレイバー the Movie」。

・三葉:清水とは中学からの友人。本日7月7日は「らき☆すた」のかがみとつかさの誕生日ですね。よい子のみんなは、ちゃんとお祝いしたかな?


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清水の視聴アニメ一覧



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全体的な印象は?


三葉 20年以上アニメを見続けている清水さんからすると、今期はどんな印象?

清水 何よりも、春クール(概ね4~6月放送)と比べて面白そうな作品が多いよね。

三葉 ほぉ。そういえば、春クールは相当不作だったらしいね。

清水 うん、そうだね。

三葉 結局、10年前の作品「けいおん!」の再放送が一番よかったらしいじゃん。


清水 そうそう。「けいおん!」はやっぱり面白かったねぇ……。

三葉 それと比べて、今期は期待が持てそうだってことだね!


※補足:春クールについてはこちらの記事もどうぞ★


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このアニメに注目せよ!期待値TOP5!!


三葉 ではここからは、個別の作品について詳しく訊いていきましょう!まずは、清水さんが特に期待している作品、すなわち「期待値TOP5」を教えてもらおうかな。

清水 うん。では発表しましょう……こちら!



三葉 1位は……「ダンベル」!


期待値1位:「ダンベル何キロ持てる?」




三葉 前掲のPVによると、「JK筋トレコメディー!!」「これは、どこにでもいる女子高生たちの『ジム生活』を追ったドキュメント番組である。」、と。

清水 もうさ、そのキャッチコピーだけで面白そうだよね。

三葉 なるほど。ところで制作会社は……ああ!動画工房なのか!

清水 そうそう!動画工房制作ということで、まずは「女の子たちがかわいいだろうな!」って期待が持てる

三葉 確かになぁ。ちなみに動画工房制作というと、最近どんな作品があったっけ?

清水 えーと……直近だと「うちのメイドがウザすぎる!」とか、「私に天使が舞い降りた!」かな。


三葉 ああ、そうか!余談になるけれど、ここで動画工房制作のアニメ一覧を見てみると……



三葉 こうやって改めて見ると、動画工房のカラーがよくわかるなぁ。

清水 うん。ズバリ、「かわいい女の子」と「筋肉」だね。

三葉 なんとなくのイメージだけど……「ゆるゆり」からいまのカラーが固まったのかな?


清水 そうだね。「ゆるゆり」以前の作品といえば、例えば「11eyes」。紅茶にカミソリを入れるとか、そんな殺伐とした作品だったよね。


三葉 なるほど。

清水 「ゆるゆり」、そして「恋愛ラボ」「未確認で進行形」……。うん!2010年代は動画工房の時代だったんだなぁ!



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注目すべきは「フェティッシュなアングル」、「エロい声」、そして「筋肉」!


三葉 さて……「ダンベル」は第1話視聴済みなんだよね?どうだった?

清水 うん。「かわいさ」と「エロさ」が詰まっていたね

三葉 ほぉ。

清水 特にね、「そのアングルから描くんだ!」ってシーンが結構あって、そこがよかったよ

三葉 第1話で特に印象に残っているアングルは?

清水 まぁ、いろいろあるんだけど……「女子高生がベンチプレスをしている時に、腹の辺りから胸や顔を見上げるように映す」っていうアングルが印象に残ってるな。

三葉 ふーん。

清水 それから忘れちゃいけないのは、筋トレ中の声がエロいことだね。

三葉 へぇ。

清水 あと面白かったのは、男性キャラの筋肉かな。さすが「うちのメイドがウザすぎる!」を作った動画工房って感じの作画だった。

三葉 なるほど。「かわいい女の子」と「筋肉」の会社・動画工房の面目躍如って感じか


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「あにトレ!」と比べると……


三葉 ところでさ、筋トレのアニメと聞くと、どうしても「あにトレ!」を想起するんだけど、どうかな?


※あにトレ!:2015年に第1期、2016年に第2期を放送したアニメ。以前詳しく分析したので、ご参照ください。


清水 そうだなぁ……「ダンベル」は、「あにトレ!」よりも「濃い」印象かな。

三葉 濃い?

清水 うん。例えば、奏流院朱美ってキャラは、女子高生なのに重度の筋肉好きで、好きで好きで好きすぎてヨダレを垂らす!

三葉 へぇ。

清水 あるいは、ジムのトレーナー・街雄鳴造は、顔はイケメンなんだけど、首から下は気持ち悪いほどの筋肉!

三葉 あー、なるほど。「あにトレ!」はフェチっぽい描写も散見されたけど、基本的には常識的な内容で、特別ぶっ壊れたキャラはいなかったもんね。女の子をかわいく描くことを重視していたというか。

清水 そうそう。

三葉 それに対して、「ダンベル」はギャグテイストが強いってことなのかな。

清水 うん、そうだね。第2話以降も濃いキャラが登場しそうで楽しみにしている。


期待値2位:「ソウナンですか?」




三葉 続いては、「ソウナン」!女子高生4人が飛行機事故に遭って無人島に漂着、サバイバル生活を送る話だよね。

清水 そうそう。

三葉 これはどこがポイントなの?

清水 コレ、一言でいえば「かわいい女の子 × サバイバル × ギャグ」なんだよね。

三葉 ほぉ。

清水 でさ、「かわいい女の子が登場するサバイバル作品」や、「かわいい女の子によるギャグ作品」はこれまでにもあった。ところが、「かわいい女の子 × サバイバル × ギャグ」という3つの要素すべてを満たす作品となると、目新しいと思うのだ

三葉 なるほど。

清水 っていうのもさ、「かわいい女の子 × サバイバル」となると、一般的にはテイストは「シリアス」だよね。例えば「がっこうぐらし!」とか。


三葉 ああ、そうか。「ソウナン」の場合、「シリアス」ではなくて「ギャグ」っていうのが新しいってことか。


清水 そうだね。「サバイバルあるある」をネタにしたギャグ作品って感じになってる。

三葉 ふむ。

清水 15分の短編アニメなので、気軽に視聴できるところも気に入っている。



続きはこちら★

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 最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。

(分析:清水、三葉 / 文、イラスト:三葉)

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