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【ヤバイ?】ざっくり解説!国内スマホゲーム産業のいま(1)

 国内スマホゲーム会社は調子が悪いらしい。

 1~2月にかけて、各社の決算が発表された。

 ニュースを見ると、「冴えない」「低調」「ヒットが出ない」といった言葉が躍っている。なるほど、不調のようだ。


<決算を報じるニュースの例>


 ……で、それはなぜ?

 普段スマホゲームをプレイしない人も、「『パズドラ』、『モンスト』が空前の利益を叩き出した」なんて話を聞いたことがあるだろう。絶好調……だったんじゃないの?

 そこで本シリーズ(全3回)だ。

 なるべくシンプルに、「国内スマホゲーム産業の現状」と「国内スマホゲーム会社がジリ貧の理由」を整理・解説し、さらに「未来を予測」しようと思う。



 ……スマホゲームについてまったく知らない?大丈夫。歴史をざっくりまとめておいた

 ……具体的にどんな会社があるのかわからない?それも問題ない。スマホゲーム会社を5つ取り上げ、ざっくり歴史と現状をご紹介する

 憂いごとがなくなったところで、早速本編に入ろう。


注①:本記事は個別企業の決算に言及するものではありません。産業全体の傾向をざっくり整理・解説するのが目的です。
注②:本記事は、各社の決算資料や各種報道に加えて、独自に実施した関係者へのヒアリングを基に作成しました。実証された確定情報ではない点にご注意ください。


<国内スマホゲーム産業の歴史と現状>

 まずは、国内スマホゲーム産業の「歴史と現状」を確認してみよう。

 ざっくり把握するのが目的なので、思い切って3ステップに整理した。


 本記事の冒頭、「国内スマホゲーム会社が不調らしい」と申し上げた……が、それはいま始まったことではない

 「少なくとも2015年頃(4年前!)からジリジリと悪化している」というのが正しい認識だろう。

 これはしっかり押さえておきたいポイントだ。

 なお、以下の記事をご覧いただくと、2015年頃には、各社の経営層がいまと似たような危機感を抱いていたことがわかる。


 では、一体なぜジリ貧に陥っているのか?その理由は後ほど詳しくご説明する。


<国内スマホゲーム会社の売上推移>

 続いて、国内スマホゲーム会社の「売上推移」を見てみよう。

 データを見ると、「売上の急増→急減」というジェットコースターのような推移が共通している

 また、先ほど申し上げた通り、国内スマホゲーム会社(の多く)は、少なくとも2015年頃からは「好調」とは言い難い状況にあることもご理解いただけるだろう。


<ミクシィ>


<DeNA>


<ガンホー>


<グリー>


<コロプラ>


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(担当:三葉)

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