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未来年表からはじめる未来

家計の見直し相談で
「ほんとうは何がしたいですか?」という質問に、
「家族旅行に行きたいけれど、お金がないからいけません」
という答えを聞くことがあります。
 
そんな方にお勧めしているのが、未来年表です。
未来年表は、現在を起点にして未来に向かう年表です。
まずはタテ軸に自分と家族の名前を書きます。
続いて、年表になっているヨコ軸にそれぞれの年の年末時点の年齢を書いていきます。

年齢を書き終えたら、未来を想像しながら、ライフイベントややりたいことを書き加えていきましょう。
お子さんの進学予定、住宅ローンの完済予定、ご自身の定年退職の予定など、すでに決まっていることから書き始めると書きやすいでしょう。
 
続いて、車の買い替えや家族旅行の予定など、数年ごとに起こりそうな予定を記入します。
ここまでできたら、あとは予定がなくてもやりたいこと、できたらいいなと思うことを思うままに記入します。
妄想でもいいので、思いついたら自由に記入しましょう。
 
記入する手が止まったら、年表の全体像を俯瞰してみましょう。
 
「子どもたちの受験を考えると、家族旅行ってだんだん行きにくくなるかも…」
「親っていつまで生きていてくれるんでしょうね」
「子どものことはかけても、自分のことがまるで書けない…」
 
きっといろんなことに気づくはずです。
 
未来年表は未来の計画に役立つのはもちろんですが、実はそれだけではありません。
未来を見つめることで、今やるべきことは何なのかを考えるきっかけになります。
 
定年退職後の未来の長さに気が付いたら、将来やりたいことを今から考え始めるのもいいでしょう。

例えば、別荘で田舎暮らしをしたいなら、理想の場所を探しはじめるといいでしょう。
候補地がいくつかあったら、実際にその場に足を運んでみる、春夏秋冬いろんな季節を感じてみると住むイメージが膨らみます。
もちろん、別荘購入に向けて資産運用を始めるのも重要ですし、まずはプランターから野菜を育て始めるのもいいですね。

未来につながる一歩を未来年表から始めましょう。


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