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パラフィリアとは?ジャニー喜多川の性的嗜好異常

私も何度も取り上げていますが、連日、ニュースやSNSではジャニーズ事務所の話題で持ちきりです。

その中で、一時期「パラフィリア」という言葉がトレンドに上がりました。

なかなか聞き慣れない言葉ですが、一体この「パラフィリア」とは何なのでしょうか?


パラフィリアの謎に迫る

「パラフィリア」は性嗜好異常の一種であり、その中に小児性愛障害(ペドフィリア)などが含まれます。

ジャニー喜多川氏の場合、直接の証拠はありませんが、調査報告書からみても、小児性愛障害の傾向が強く出ていた可能性が高いとされています。

性的興奮をもたらす対象や行動に、本人が苦痛を感じながらも抑えられない状態が6か月以上続くとパラフィリアとされます。

これは通常の性的興奮や嗜好とは異なるので、一般の人々には理解しづらいものです。

そのため、パラフィリアの当事者は、孤独との戦いを強いられることが多いようです。

パラフィリアに悩む男性

パラフィリアに悩むある20代の男性は、中学生の時、自分の性的嗜好が他の人と異なることに気づき、そのころから孤独を感じていたといいます。

彼の性的嗜好は、自分の性器を露出し、驚いだり嫌がったりする相手を見て興奮するというもの。

彼自身長い間、自分の性癖に苦しんでいました。

しかし、彼は自分の欲望を他人に迷惑をかけないようにコントロールし、犯罪行為に走ることはありませんでした。

ちなみにジャニー喜多川氏は「小児性愛障害(ペドフィリア)」に分類されるようです。

性的対象者が子どもであることから世界的にみてもこのペドフィリアは、社会的に受け入れられない性的嗜好の一つです。

逆境体験との関連

なぜパラフィリアが生まれるのかについては、特定の原因がまだ明確には分かっていません。

しかし、専門家によれば、パラフィリアの当事者に共通しているのは、幼少期の逆境体験(ACE:Adverse Childhood Experience)です。

家族からの虐待、自殺、精神疾患、いじめ、貧困などの経験が、彼らの性的嗜好に影響を与えることがあるとされています。

逆境体験を持つ人々は、自尊感情が傷つき、自己肯定感が低くなる傾向があります。

これにより、外傷的な記憶や心理的な苦痛を克服しようとし、パラフィリアの行動に走ることがあるとされています。

まとめ

ペドフィリアを含むパラフィリアは、社会的に受け入れられない性的嗜好です。

ジャニー喜多川氏の事件を通じて、性的加害とその背後にある複雑な要因について考える機会になったのではないでしょうか。

パラフィリアは、加害者にとっても苦悩があることを理解する必要がありますが、同時に被害者の苦痛は計り知れないものです。

この問題についての議論が深まることで、性犯罪の予防や被害者支援に向けた努力が進むことを願ってやみません。

TODOの気持ち

性的嗜好は人それぞれなので、一概にダメとは言い切れないですが、相手に嫌悪感や不安、恐怖や実害を与えてしまう性癖は絶対にダメです。

パラフィリアになってしまう原因のひとつに幼少期の逆境体験があるようだけど、そう考えると本人だけの問題ではないよね。

被害者がうまれないようにするには、個人個人の意識だけでなく、社会全体が変わっていかなければなりませんね。

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