抜毛癖やめられないから、やめる工夫をしています

【抜毛癖】

1本の髪の毛を探し当てて、それがすごいクネクネした1本だったり、表面がザラザラした傷んだ髪だったりすると、その1本が抜けるまで引っ張り続けてしまう。もう15年ほどになる。


始めたのは小学3年生か4年生の頃。もともとひどかったクセ毛が思春期にかけてよりひどくうねり始め、おかしな感触の髪の毛を探し当てることに夢中になった。

ときには背中に抜けた髪が無数に落ちたり、学校の机の周りに髪の毛がいっぱい溜まったりした。

【原因ってなんだろう】

あとから気づいたことだが、たぶん髪を触り始めた理由は思春期の髪質の変化だけではない。

抜毛癖が始まった時期は、私が友人関係で悩んでいた時期と重なるし、今もはっと我に帰ると、締切の近い仕事を仕上げていたり、アイディアに行き詰まったときにこの癖が強く出る。

どうやら、抜毛症は内面への負担と関連しているらしい。

【もう15年】

ホームで電車を待つ人やカフェでぼーっとしている人にも割と頻繁に見かける。私のように、女性に多い。みんなその癖が出るとき、ちょっと疲れたような、心ここに在らずな顔をしている。

みんな何かに悩んでいたり、逆に、単純に暇でやってしまうのかなって思ったり。

私は15年かけても、この癖が治らなかった。ハゲるんじゃないかと思うくらい髪が抜けても、片手がふさがる分、作業の効率が落ちても、やめられなかった。

【克服とまではいかないけれど】

今はどうしても癖が出るときはちょっとした工夫をする。

①髪をきつめに結ぶ
②時間を決めて好きなだけ髪をいじる
③同じ癖の人を観察してみる

私がやってるのはこんなところ。

物理的に髪を触れなくする方法と、客観的に自分の癖を見るということ。15年の抜毛歴で発見したのはこの2つ。もちろん、自分で練った対策案を自分で破ってしまうこともあるけれど、いい加減にしなきゃって自分を攻め始める前に予防できる。

【最後に】

私なりの対策を書いてはみたが、対策よりも何よりも、同じ癖を持つ人にまずは「大丈夫」ってことを知って欲しい。

同じ癖を持ってる人はたくさんいる。きっと、この癖も忘れるような夢中になれる何かができたり、急にやらなくなる日がくるかもしれないし。

今は小さな対策を重ねて、犠牲になる髪が1本でも減ることを目指したい。

同じ癖を持つみんな、大丈夫。私もそのひとりです。

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