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活きた写真への近道(心像写真)

ドキュメンタルな写真には、写真の中に説明あり、こんな風に全部写さない方が心に残るとは思いますが、その時のありのままを写し、後世に記録的な意味合いでのこすので仕方ない部分も有ります。そこで、表現としての写真として、心像写真(心で写す被写体)などは、如何でしょうか?写真といえば真実を写すものという捉え方が多い。確かに、カメラは撮影したものを的確に写すことができる機械ではありますが真実とは言えません。そこには限界もあります。明度差が激しい室内から撮影する室外の窓や、逆光の太陽をフレーミングに入れて撮影する状況では、肉眼とカメラでは映せる世界が異なります。

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世界に名だたるカメラメーカーのほとんどが日本にあるのに、世界で活躍できるフォトグラファーは未だ少ない。そもそも日本にアートフォトとしてのマーケットも極端に少ない。これは国民性なのか、そもそも需要が無いのか、それとも写真家のレベルが低いのかは定かではない。実に淋しい日本のアートフォトの現状だ。一体どのような写真こそ素晴らしいものなのでしょうか。その確かな答えはなかなか見つかることがないと考えます。なぜなら、写真の価値を判断する材料は山ほどあるからです。時間軸を過去・現在・未来に置くかだけでも大きく評価は変わってきます。公募展やコンテストなどでも、選者によって一枚の作品の価値は変わってくるものです。価は暫定的なものです。記録写真だから優れている表現としての写真だから優れていないということはありません。例えどのような評価でも、私たち写真家は自信を持って撮り続けることが大切なのです。それが写真家らしい時間の進め方だと個人的に思います。

では、素敵な写真ライフを

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