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【ミミズコンポスト】worm towerなるものを作製してみました

ミミズコンポストを始めてみると、ミミズ堆肥(糞)の収穫がめんどくさいなと感じる方は多いのではないでしょうか?

自分も忙しさを理由に、
あきらかにコンポスト内が黒々した立派な堆肥で埋めつくされてきているのに、堆肥の取り出しが後回しになってしまったことが多々あります。
ちなみに一般的にミミズ堆肥がいっぱいの環境はシマミミズが生育するのにはよくないと言われています。
ただ、実際はシマミミズたちは想像以上にタフで、ミミズ堆肥が満載のコンポスト内でも元気にしています。
そのことも堆肥の取り出しが後回しになってしまう理由の一つかもしれません。

ということあり、プランターとミミズコンポストが一体化されているものをずっと作りたいなと思っていました。
プランター内の一部でミミズ堆肥を生産、残りの場所で野菜や植物が育ち、その根がミミズ堆肥の栄養を吸収して、野菜などが朽ち、その朽ちたものをまたミミズたちが分解して・・・
永久機関的にこちらがほぼ手を加えなくても、いい循環ができるのかなと。

そんなことを考えながらネットで調べていると、
このようなシステムはworm towerと呼ばれているそうです、海外の事例含め多種多様なスタイルで皆さん楽しまれているようです。
個人的に気に入った画像が以下のものです。
そういうことで、こんなイメージで作製してみたのでその様子をまとめておきます。

https://www.permaculturenews.org/2016/02/02/how-to-build-a-worm-tower/

用意したものはこちら。
・収穫コンテナ
・防草シート
・R管(レジューサー)
・コンテナに入れる土

ミミズを生息させる場所にR管というものがちょうど良さそうだったので、こちらだけホームセンターで購入しました。残りは家に余っているもので。

①収穫コンテナの中に防草シートを敷きます。
土は流出せず、余分な水分だけ抜けるようにしています。

②R管の下部(土に埋まる部分)に穴をあけます。
底があいているのでこの作業はやらなくてもいいかもですが、ミミズが通り抜けたり、ミミズの住処が過湿気味にならないように念のため。

穴の配置です。

③コンテナ内に入れる土を準備します。
余っていた腐葉土、鹿沼土を1:1くらいで混ぜ合わせています。
あとは気持ち程度に廃菌床などを加えました。

混ぜ合わせた土をコンテナに入れていきます。
このときにR管もコンテナの底から少し浮くようにして位置を決めます。

このR管の部分がミミズたちの生息場所になります。

④R管の部分にシマミミズを投入。
今回は初めての試みなので20匹ほどから始めてみます。

⑤苗を植えます。
この時は春先だったので、サニーレタス、コールラビ、ビーツを植えました。
R管には乾燥を防ぐため、細断した段ボールを加えています。

2023/3/26植え付け

通常、ミミズコンポストはなるべく日光が当たらない場所に置くのですが、
今回は野菜も育てるので日当たりのいい場所におきます。
そのため、ミミズの住処のR管には日除けとして端材をのせました。

定植から約2ヶ月後のコールラビです。
少し小ぶりですが、ミミズ堆肥の力で育ってくれたと思うと嬉しいです。
スライスにしてサラダで食べましたがみずみずしくて美味しかったです。

2023/6/24のコールラビの状況

このようにして今年の春に作製したworm towerですが、
この記録的な酷暑でもミミズたちは無事、生き残ってくれています。
写真は撮り忘れてしまったのですが、この夏はバジルと茄子を植えました。
茄子の生育はいまいちでしたが、バジルは元気に育ってくれました。

今回、初めてworm towerを作製してみてやはりミミズ堆肥を取り出す手間がないのでとても管理が楽だと実感しています。

ミミズコンポストとプランター栽培の両方が一度に楽しめるworm tower、オススメです。
もしよければ是非、作ってみてください。

▶︎youtubeでは動画で作製した様子などを投稿しています。

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