未来あるコルチョネロスの宝石①

今季、マヌ・サンチェスがトップチームに昇格。
奇しくも今夏アーセナルへ移籍したトーマスパーティ以来、5年ぶりのカンテラーノのトップ昇格となりました(泣)
アトレティコには、数多くの前途有望な若手選手が在籍していますので紹介していきたいと思います。
この中から次世代のコケ、トーマス、サウール、リュカが現れるかも?

ネウエン・ペレス(Nehuen Perez)

国籍:アルゼンチン代表
生年月日:2000/06/24
ポジション:CB
今季は移籍市場最終日にグラナダ入り。加入初年度は出場機会皆無だったが、昨季ファマリカンで急成長を遂げた。
去年行われたu20W杯、今年に行われた東京五輪南米予選の両方でキャプテンマークを巻いたアルヘンの次世代を担うセンターバック。すでにA代表にも招集された経験もある。
最終ラインの統率に優れ、足元の技術も標準レベルは装備し対人守備、スペースの埋め方は1級品。
やや低い身長から来る空中戦への不安も、「競り負けない」上手さで解消できる。
プレシーズンのトレーニングで、首脳陣の評価を爆上げ。来季以降、CBのバックアッパーとしてスカッド入りし、長期的にレギュラーを担える存在になる。

ビクトル・モジェホ (Victor Mollejo)

国籍:U19スペイン代表
生年月日:2000/01/21
ポジション:LM,RM,ST,LWB
昨季はデポルにローン。降格する苦しいシーズンを送ったチームで、両ウイングや左のWBもこなしながら6G4Aは上々の出来。
今季は左サイドの人員整理が進まず、トップチームではなくヘタフェで過ごすことに。
激しい上下動をものともしない体力に、優れた決定力とオフ・ザ・ボールの動きはまさにシメオネアトレティコ向きのアタッカー。フィニッシュだけでなくチャンスメイクも苦にしない。
来季以降、左サイドの人員整理が進めば多士済済の攻撃陣でもトップチーム定着の1番手。

"ロロ" ロドリゴ・リケルメ (Rodrigo Riquelme)

国籍:スペイン
生年月日:2000/04/02
ポジション:LM,RM,OM
グリーズマンそっくり(?)の髪型で知られるBチームのアシストマシーンは、トップチームとしての契約で延長を果たし、今季はイングランド2部ボーンマスへローン移籍。(しかし何故か買取OPつき...)
トップチームでは右サイド起用が中心で、大外ではなく1列内側に入っての仕掛け、チャンスメイクで持ち味を出した。一方で、Bチームでは左ウイングでの起用も多く、大外からカットインで敵陣を切り裂きチャンスを演出した。
両サイドこなせる器用さ、高いテクニックと広い視野を武器にチャンピオンシップの舞台で飛躍できるか期待したい。
トップチームでは右起用が濃厚だが、似たプレーエリアのコレアがレギュラーのため差別化できる武器が欲しいところ。

トニ・モヤ(Antonio Moya)

国籍:スペイン
生年月日:1998/03/20
ポジション:CM,DM,CB
既に昨年、否、2年前の時点でセグンダBレベルにないピボーテはなんと今年もBチームでプレー。Bチームでは、昨季から導入されている4-3-3システムのアンカーで絶対的なレギュラー。
トップチームでCBとしてプレーした経験もある屈強な守備と高いロングキックの精度が武器で、落ち着いた雰囲気はレジェンドのガビを彷彿とさせる。
トーマスが退団したため、依然として4枚しかいない中盤の5番手を今季はサナブリアと争うことになりそう。年齢の問題でBチームの選手としては最終年。いつか回ってくるであろうチャンスを必ずや物にしたい。

セルヒオ・カメジョ (Sergio Camello)

国籍:U19スペイン代表
生年月日:2001/02/10
ポジション:CF,LW,ST
アトレティコの下部組織で得点記録を塗り替え、年代別代表も歴任してきた逸材ストライカー。
その技術力、得点センスは1級品だが、一方でフィジカルにやや難あり。裏抜けのタイミング、ゴール前のポジショニングも素晴らしい。
また、ビルドアップへの関与も上手く、チャンスメイクもこなせる。そのため、純粋な9番としてのプレーではなく、Bチームでも務めているような9.5番のような役割は天職。
フィジカル面でのギャップはあるものの、シメオネからの評価は高く、デルビーで起用されるなど、3番手FWの地位を獲得している。
トップチームでもストライカー、と言うよりはセカンドトップのような役割で起用されているところも見てみたいところ。

フアン・マヌエル・サナブリア(Juan Manuel Sanabria)

国籍:U23ウルグアイ代表
生年月日:2000/03/29
ポジション:CM,LM,RM
東京五輪南米予選で飛び級でレギュラーを掴んだMF。昨夏のプレシーズンキャンプのシャトルランで1位になったことでも有名。
豊富な運動量に、密集地帯を苦にしないテクニック、高精度のクロスやミドルシュートを可能にするキック精度が武器。フィジカルにやや不安があるため、4-4-2のピボーテは難しいがサイドハーフもこなせる。4-3-3のインサイドハーフがおそらく天職。
EUパスを持たず、トップデビューもレンタル移籍も進んでいないが、今夏トップチームの圏外枠が空いたため、ついに、トップチームでも起用可能に。

リカール・サンチェス (Ricard Sanchez)

国籍:元U19スペイン代表
生年月日:2002/02/22
ポジション:RB,RM
今最もトップチームデビューが近いカンテラーノ。
昨年のU19EUROの優勝メンバーでレギュラー。高い攻撃性能が魅力で、オンザボールの技術も高く、オフ・ザ・ボールの動きの質も高い。Bチームでは1列前としてのプレー経験も多い。
ヴルサリコの怪我は最大のチャンス。層の薄さから回ってきたチャンスを物にした同い年のマヌ、U19時代のライバル、ビクトルゴメス(エスパニョール)の活躍を刺激に飛躍したい。

終わりに

現時点でトップチームと契約している選手、トップチームでのプレーが高い確率で見込まれる選手を中心に7選手紹介しました。
次回、また7選手ご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました

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