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ドイツ ゲオルグ・アルブレヒト・シュナイダー

飲み手を優しい気持ちに誘う爽やかな香りと柔らかな甘味が魅力!桃の様なフルーティな味わいはワイン初心者さんにもお勧め!


生産地 ドイツ / ラインヘッセン
造り手 ゲオルグ・アルブレヒト・シュナイダー【Georg Albrecht Schneider】
品種 ミュラー・トゥルガウ100%



《生産地 ドイツ / ラインヘッセン》

ラインヘッセン地方は、ドイツ最大のワイン生産地で、マインツに近い「ライン川の膝」と呼ばれる蛇行地帯に接し、栽培品種の多様さで知られています。
なだらかな地形は「千の丘陵地」の名で知られています。

ラインヘッセン地方のワインは、小売店や外食産業におけるコア製品群のひとつに数えられます。
同地方は輸出に力を入れている地域でもあります。
世界的に知られているのが、ナッケンハイムからニアシュタインを経てオッペンハイムに至る、ラインテラッセ(ラインテラス)と呼ばれる一帯です。
ミネラル豊かな斜面の畑(ローター・ハング)、ライン川の至近距離といった、リースリングとその他の晩熟品種の栽培にふさわしい条件が整っています。


【ゲオルグ・アルブレヒト・シュナイダーについて】

ラインヘッセン地方のラインフロント(ライン川に面する地域)ニアシュタイン村に1806年設立された、200年以上の歴史を持つワイナリー。
現在は長女のウルスラ女史と、その夫のシュテファン氏が9代目としてワイナリーを引き継いでいます。

かつて名声を誇っていたラインヘッセンのワインは、大量生産ワインのため一時その栄光を失っていました。
しかし近年、異なる土壌を持つ地域の特性を表現したこだわりのワインが次々と生産されるようになり品質は向上。ワイン評論家達からは「ラインフロントの復活」と評価されており、注目を集めるエリアとなっています。

畑はニアシュタイン村を囲むように広がっており、全て自家畑です。
鉄の含有量が高い赤粘板岩を含むニアシュタイン最高畑「ヒッピング」を筆頭に、「エルベルク」、「ペッテンタール」、「オルベル」等の銘醸畑を所有しています。
葡萄の樹齢は新しいものは2年、古いものは約60年となっています。

以前はテクノロジーや技術に頼る傾向がありましたが、ステファン氏は「自然の邪魔をせず見守ることが大切」と語り自然に沿った醸造を行い、できる限り人の介在を避けています。

エチケットには小さな男が描かれています。

これは、伝統的なシュナイダーの紋章の中心的な要素で、
歴史的に農業から来た、トウモロコシの穂と鎌を持った小さな男は私たちの紋章のシンボルであり、何世紀にもわたって家族に同行してきました。


《品種 ミュラー・トゥルガウ》

19世紀後期以降に造られた新品種の中で最も広く栽培されている品種
ミュラー・トゥルガウ。

1882年にトゥルガウ出身のスイス人の植物学者である
ヘルマン・ミュラー氏によって開発された白ワイン用ブドウ品種で、
気候や土壌に対する順応性が高いため、世界のさまざまな産地で栽培されています。

ミュラー・トゥルガウから造られるワインは、少し緑がかかった淡い色調で、青リンゴやマスカットにトロピカル系の香りを感じさせる軽やかでフルーティなものが多いです。
辛口から中甘口でニュートラルな味わいが食事に合わせやすく、比較的若いうちに飲まれ、一部の例外を除いて熟成には不向きのため、デイリーワインとして人気です。

甘口タイプの場合は、黄色みが強い色調になり、青リンゴ、マスカット、柑橘などの香りがより華やかで、さわやかな甘口ワインになります。

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