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No.28 枚方志学会へ

枚方志学会は会員の野中健次さんが経営実践研究会の公式企画として立ち上げた、枚方地域で仲間を2024年までに100社を作ることを目標に掲げ今回で2回目の開催となります。
野中さんは昨年末ぐらいに入会され、ベーシックスクールと未来創造企業の認定も両方同期でして、志が非常に高い仲間です。



学校の先生たちと一緒に生活するシェアハウスを運営されており、地域の皆さんや子供たちを巻き込んだイベントも数々このシャアハウスで企画され、地域にも先生たちにも必要とされる社会課題を解決しながら持続可能な企業として、活発に活動されている素晴らしい経営者です。


そして、高橋剛志世話人と及川理事が登壇され、約30人の参加となり、2名の仲間が誕生しました!

高橋さんはご存じの方も多いと思いますが、神戸で活動されておられる世話人で、株式会社四方継 代表取締役 であり、一般社団法人職人起業塾も経営されています。 

私たちのX世代には4K労働と呼ばれる職業は主に学歴社会からこぼれ落ちた若者たちが多く存在します。私の経営する飲食業もまさにそうで、職人たちの多くは高卒、中卒。そして、彼らはこのキツイ労働環境を強いられるのが当たり前の時代に生きてきました。ですがこのような職業は今の時代、若者には全く人気などあるわけもなく、Y世代やZ世代と呼ばれる世代が中心となる未来には大工がいよいよ滅亡するのではないかと言われているわけです。
高橋さんは20年前から職人育成に力を注ぎ、職人さんたちの正規雇用をなんと20年も継続されておられます。

高橋さんの志は誰もがIKIGAIを持って生きられる世の中の実現。教育を通して若者たちと志と技能教育インフラを構築し、自信と誇り、生き甲斐を持つ生き方に導く。

さらには、四方継ではCSV経営(Creating Shared Value)を構築されており、社員と、顧客と、地域と、業界で、環境と、世界と共有する価値を創り出す。すなわち、企業による経済利益活動と社会的価値の創出を両立させていらっしゃるわけです。高橋さんのお話は3回目なのですが、今回が一番長かったのでかなり深いところまでお話頂き、弊社の活動にもすぐにでも参考にさせてもらえる取り組みがありました。

私たちは未来に向けて、子供たちの為にも「持続可能な自立循環型社会の実現」を目指しています。
その実現に向けて高橋さんが取り組んだ7つの必要な事を惜しみなく教えて頂きました。

その中の一つとして、地域通貨TUGIIを発行され、現在地域の飲食店や整体店など30店舗で利用できるそうです。
さらに職場の2階をコワーキングスペースにされたり、暮らしでちょっとした困りごとを月額1,000円で解決してくれる地域密着型のサブスクサービスだったり、インターネットに頼らない信頼が溢れる地域創生をされているのです。
何度も20年かかりましたと仰ってましたが、高橋さんの志が定まったその時から、目的を持ち、目標を持たれ、どんな障害をも乗り越え、人を感化し、共感させるカッコいい経営者へと変化されていったんだと思います。
実践を繰り返した志動者は本当にカッコいい!!

さらには、来年、マイスター高等学院を立ち上げられ、学歴マイノリティの救済×職人不足解消を解決するべく
日本中のモノづくりの事業所が学校になり、志を明確にし主体性や協調性を育み、技術も習得し卒業後の活躍をしっかりと担保する。まさにIKIGAI作りです!!
そんな壮大ではありますが、間違いなく実現されるであろう高橋さんの講演、是非とも生ライブで聴いてほしいです。
何よりもその後の懇親会、さらには二次会までご一緒させて頂き、高橋さんの積まれきた苦労の数が酔っ払っても笑顔に滲んでおられ、本気で未来の職人たちの為に人生を懸けていらっしゃるんだと感じました。

たった1度の人生ですし、この行き過ぎた資本主義で育った私、まだまだ腐ってる部分もたくさんあるけれど、見て見ぬふりしないで本気で社員、家族、地域、社会、地球の為に何ができるのか、改めて考え直します。
先ずは一人の人間として自身の在り方を見直す為にも、経営実践研究会に身を浸すことでこうやって成長に導いてもらえているわけです。
とにかく逃げない、ぶれない、諦めない。まずはそこから初めてみようと思います。そして、ここには共に頑張れる仲間がいますので、来年も精一杯頑張ります!!

一社の1000歩より、1000社の一歩。
組織をつくり、組織で創る 1000社の仲間と共に未来向けて持続可能な循環型社会を実現します!

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