「尊厳死」でもまだ足りない ── 安楽死に代わる用語はまだない
Photo by Tome館長
安楽死に代わる新しい言葉が必要です。苦痛なく、安全かつ確実に死なせてほしい人間に行き場がありません。
安楽死させてもらいたくても、そのことを誰に頼んでも、実現は困難を極めます。安楽死が、社会にとって不要な命を抹殺する殺し方だったせいです。
世の中で、死にたい人間の数は、割合で言って多くいません。だから、死を望むなどはけしからんこととして認められないのです。生きたくない者は精神病患者であり、異常者に違いないからです。
一方で、希望者が簡単