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インサイト探ってみたが…

こんにちは、10INC.のPRチームです。
朝夕の心地よい風に秋の訪れを感じる季節となりました。
10INC.は9月が決算期となり、10月から新年度を迎えます。
メンバーも増え、ますますパワーアップしていきます!

さて本日は「●●やってみたが」シリーズ3回目をお届けします。
お客様からよく聞く「やってみたけどうまくいかない」というお悩みを元に、そのリサーチ手法や分析手法がどうしたら有効的に活用できるのか?を10INC.の目線で解説していきます。


【今日のお悩み】

「新ターゲットのインサイトからキャンペーンを展開したが、うまくいかなかった。」

当社のブランド「X」は競合も強く市場が減少傾向にあり、ターゲティングを再検討しています。これまではF2層をターゲットにコミュニケーションしてきましたが、ブランドコンセプトがF1層に強くはまったんです!そこで新キャンペーンをF1層に向けて打つことを決定し、F1層のインサイトを探索してキャンペーンを展開したのですが、コミュニケーションもセールスも反応が高かったのはF2層で、F1層に対してはうまくいかなかったのです…。

【解説】

■「インサイトとは・・・?」

インサイトは日本語に訳すと「洞察・発見・直観」という意味になりますが、マーケティングでは「人を動かす隠れた心理」「無意識に行動をかきたてる心理」といった意味で使われます。
一方で、各現場や担当者によって「インサイト」の定義が異なることがよくあります。例えば、「意識態度変容につながる心のツボ・ホットボタン」「(担当者が)今まで知らなかった気づき」など。

■お悩み解決ポイント

インサイトは次の打ち手やアイディア創出に繋がるものであるべきです。
今回のケースでは、ターゲットの心理、情緒といった言語化できるキーワードは抽出できたものの、その情緒に紐づく、背景や要素までを抽出できていなかったため、コミュニケーションで表現しきれなかったと考察できました。

10INC.では「インサイトはコンテキストに宿る」と考えています。
情緒に紐づく「コンテキスト(背景・文脈)」を深く広く生々しく理解することが非常に大切です。コンテキストが鮮やかでリアルであればあるほど、発見したインサイトからアイディアが生み出しやすくなります。
10INC.のコンサルタント、リサーチャーはこれまでの多くの経験から、より深い分析をすることで、クライアントの皆様がよりよい選択ができるような示唆・提言をさせていただいています。

■10INC.MEMO(コンサルタント前川より)

インタビューでは被験者が語る内容はもちろんのこと、その人の性格、置かれている状況、周りの人との環境など・・直接的には語られない「行間」にもさまざまな背景情報が含まれます。10INC.では言語化+非言語化情報も含め、被験者から伝わる文脈をしっかり読み解き、コンテクスト全体を捉えることでお客様の課題に応えるインサイトへと導きます。

10INC.は、定性リサーチャー/モデレーターが多数在籍し、MROCのプラットフォームも保有しており、定性調査に自信があります!事業会社出身、あるいはグローバル経験の豊富なコンサルタントも多く、マルチカントリーで幅広く課題解決をしてきております。マーケティングリサーチの企画~実施だけでなく、マーケティング戦略立案、施策提案まで対応可能です。

貴社の課題を丁寧にヒアリングし、課題解決に向けて、ご提案させていただきます。ちょっとしたお悩みでも構いません、お気軽にご相談ください。


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