失敗を恐れるななんて嘘だと思ってた
よく大人から言われた。失敗を恐れるなと。でも、私は信じなかった。何を言っている、失敗なんてしない方がいいに決まっている。だから私はいつも正解でなくてはいけないと思い、決断の前足がすくんでいた。
だが、ある時、父と同じくらいの年齢の上司に言葉をもらってどうしてだか私は少し変わった。
私は分からないことを聞きすぎてしまうのが欠点だった。それは大学時代直そうとしても直らなかった。そして今の会社に入社してもそうだった。相手の時間も自分の時間も奪う。
面談で上司は言った。
「失敗してもいいから、自分でやってみて。そうすると変われるから。」
変わらないとやばいと思ったのか、なぜかこの言葉はすっと入ってきた。
じゃあとにかくやってみよう、と実行した。そうしたら、なんだかうまくいった。不安が減った。それに完璧主義も少し治った。グレーな状態を許せるようになった。
すると、全部理解してから本を読んだり、勉強をする癖がなくなり。前よりも学ぶ力がついた。
私は会社に入ってよかったと思った。失敗する勇気がもらえたから。
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