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エクアドル旅行記 6日目/12日間 ガラパゴス

ホテルのスタッフが教えてくれた時間に、この日の朝も歩道沿いで待つ。いつでも何台もタクシーが走っていて、私の前で減速して「乗る?」的な声をかけてくれる(スペイン語なので何と言っているのかは予測。タクシーといっても特に表記のないトヨタの白クルーザー)。初日はどんなバンが迎えに来るかも分からなかったので1台目のタクシーに寄って行ってしまった。そういうわけで、何台ものタクシーを断りつつまっていると、30人ほど乗れそうな中型バスがやってきた。

ツアーの行先はノースセイモア島。昨日までとはツアー会社が変わり、25人ほどの大きめのツアー団体で、船も大きく、ガイドさんも英語とスペイン語の2名がいた。例のごとく港まで移動し、船へ。朝食中、香港から来た日本に留学経験があるという息子さんとご夫婦が、唯一の一人客の私に、日本のことを次々に質問して下さった、優しい(温泉好きのご夫婦だった)。

ノースセイモア島に着くと英語班とスペイン語班に分かれて上陸し、ガイドスタート。島に着く前、荷物を準備していた時に、カメラのバッテリをホテルで充電したまま忘れてきたことに気づく(今思えば後半のトラブルの予兆だったか…)。残念ながら水中カメラで陸でも写真を撮ることに。3日連続の快晴。後半は風が強く曇ってきたが、雨が降ることはなかった。

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鳥が多く生息しているので、フンの匂いが漂い、動物園っぽさを感じた。島でどうしても見たかったのはアオアシカツオドリとグンカンドリ!前日カツオドリは見れたのだが、若い個体だったようで青足ではなかった(若い頃はグレーなんだそう)。旅行中ずっと運の良かった私は両方を見ることができた。しかも、カツオドリは寄り添うつがい!(大きい方がメス)

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アシカとリクイグアナはこの島にも。アシカを見て初日はとても興奮した私であったが、アシカを見慣れてきて、町で猫を見るかのような気持ちになっていた。

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昼食を船で取りつつ移動し、フラミンゴが見られるというスポットへ。毎回見られるわけではないそうなのだが、これも遠くで3羽がご飯を食べているところを見られた。晴れて暖かくなってきたせいかレンズ内が曇っていて残念…。

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3日連続のシュノーケリングをしたものの、あまり魚がおらず、残念だった。Sちゃん曰く、ツアーに来た日本人で毎日海に入る人は少ないのだそう。小学生高学年まで毎年家族で海に行きシュノーケリングをしていたので、私にはハードルは低かった。入って良かったな。

シュノーケリングを終え、船に帰るためのボートに乗り込んだ後に、この旅初めてのトラブルが。ボート操舵用のハンドルが引っ掛かったようで力を入れて引っ張ったスタッフのお兄さんがバランスを崩し、私の左のこめかみに肘鉄を食らわしてきたのだ。ちょうど靴紐を結ぼうとかがんだ私のタイミングの悪さ…。
ピヨピヨと小鳥が回るような突然の痛みであったが、幸いなことに流血はしておらず、たまたまガイドさんが同乗していたので、「痛い?」という声に「YES!!!!!!!」と力強く答えた。船に帰るとガイドさんがコーラの瓶を冷蔵庫から出して冷やすように言った。コーラ瓶でアイシングしたのは初めてやで…。船のスタッフさんは心配してくれるし、目撃していた他のツアー客も「大丈夫?」と声を掛けてくれるし、みんな優しかった。

そして帰港し上陸した後に2度目のトラブル。船に水着とカメラを入れた袋をそのまま置いてきてしまったのだ。どうしよう…と思っていたら、客が下りた後ボートで上陸してきたスタッフさんが「これ誰の~?」の私の袋を顔の横に掲げていた。忘れもしない。CHAIのグッズを一定額買ったらもらえる赤い透明の袋や。「私の~!」と受け取った。良かったなぁ~

ホテルに帰って左のこめかみを確認したがほぼ腫れておらず痣にもなっていなくて、こちらも幸運だった。骨の上だったからかもしれない。お兄さんの方が痛かったかも…。少しずれていて、もし目や柔らかい部分だったら…と思うとぞっとした。ずっと運が良かったおかげかもね。

気分が少し前向きになったので、スーパーやお土産屋さんで買い物したり、レストランに行ったり、週末のイベントで広場でダンスする少女たちを見たり、と充実したガラパゴス最後の夜を過ごした。

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