見出し画像

エクアドル旅行記 4日目/12日間 ガラパゴス

朝6時半頃にホテルの近くの路上で、私はツアーの迎えのバンを待っていた。しかし予定時刻になっても来ない。その間、何台ものタクシーが通り過ぎる。タクシーの運転手さんが笑顔で短いクラクションを鳴らしてくる。タクシーを待ってるんちゃうねんなー。だんだん不安になってきたが、ちゃんとバンがやってきた。

バンに乗り込むと先客が5名ほど。その後も同じようにホテル前や路上でツアー客を拾って、今日のツアーメンバーが終結。バンはサンタ・クルス島北部の港まで約1時間飛ばして走る。4家族ほどで15人くらい。今日はこのメンバーで一隻の船に乗る。
港に着くと小さなボートに数人ずつ乗り込み、停泊している船に乗ったら朝ご飯。フルーツやパン、コーヒー、ヨーグルトと、船の中とは思えない贅沢な朝ご飯で幸せな気持ちに。英語ガイドのツアーなので周りは外国人ばかり。北米から来た10代の娘息子のいる家族、オーストリアから来た老夫婦など、国も年齢も様々。一人で乗り込んでいた日本人の私に話しかけて下さって嬉しかった。もっと英語が話せたら…と久しぶりに思った。
船は2時間ほどかけて目的地バルトロメ島へ。船の中はリビングのような空間で、眠ったり、デッキに出て外を眺めたりできる。私はせっかくなのでデッキに出て外の景色を眺めていた。これでもか!という晴天。あれ、雨季って聞いてたのにな。

画像1

バルトロメ島の付近に到着すると、小さなボートに数人ずつで別れて乗り込み、島に上陸。皆でSo hotと言いまくりながら階段300段以上を登る。エクアドルに来てから2回目の階段。途中、何度か止まって島がどうやって出来たか、クレーターができた理由、石に何が含まれているかなど、Dさんが説明してくれる。Dさんはガイドでもあり、船のオーナーでもあるらしい。バルトロメ島は比較的若い島で(といっても30万歳くらい)、島にはグレーの草しか生えていない。

画像2

画像5

画像4

画像6

画像13

階段を登り切った島の頂上からは、海底火山が作り出した絶景が待っていた。Sちゃん曰くここまで晴天なことも珍しいのだという。本当に綺麗で、うっとりした。

画像5

階段を下り、ペンギンが見られる、ということでボートで少し移動。そこで念願のガラパゴスペンギン!会えたら嬉しいなぁと思っていたら!やったね!見られたのは全部で6羽。日に当たりながら毛づくろいをしていた。とても運が良かった。

画像12

画像7

画像11

ペンギンを見た興奮が冷めやらぬ中、船に戻ってお昼ご飯。みんなガラパゴスペンギンが見たくてバルトロメ島のツアーに参加しているので、船の中の雰囲気は明るく、そしてお昼ご飯は船の中で調理してくれるのでとても美味しく、幸せだった。

お昼後は、シュノーケリング。このためにNikonの防水カメラを買っていた。カメラはシュノーケリングの記録を気軽に残すのには十分の機能だった。
海では産卵中だったと思われる魚群を見つけた。オスの精子で周囲が白くなっていた。こちらも運が良い。海の透過度は高くないが、栄養が豊富な証。沢山の魚が見られた。砂浜にいたオオアオサギがとても美しくて、モデルを撮っているカメラマンの気持ちでシャッターを切った。

画像8

画像12

2時間かかる帰りの船は、各々が居場所を確保して爆睡。Dさんも船の2階で寝ていた。私もカメラの写真を見ていたはずなのに、気が付いたら眠ってしまっていた。サンタ・クルス島のプエルトアヨラに戻ったのは12時間後。長旅、お疲れ様でした。
夜ご飯には、ホテルの近くのお店で豚ひき肉が入ったエンパナーダ(小麦粉の生地で具材を包み揚げたもの)を買って食べた。

画像10

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?