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結婚式の聖歌隊というお仕事

歌い人sky_flatです。

今日は、私がやっている結婚式の聖歌隊というちょっと特殊なお仕事についてご紹介してみたいと思います。


1.結婚式の聖歌隊とは

結婚式を挙げたり参列したりした経験のある方はイメージしていただきやすいと思いますが、
結婚式の中で新郎新婦の入退場やゲストとお迎え・お見送りの際に演奏をしている人がいるのを見たことがあるのではないでしょうか?
あれが、私のお仕事です。
本業は会社員として別のお仕事をしていますが、
日曜日に不定期で結婚式場に行っては歌を歌っています。

2.きっかけ

とは言え、普通に求人情報を探していても
結婚式の聖歌隊
なんて募集は見たことないですよね。

私がこの仕事を始めたのは、
舞台で共演した先輩からの紹介がきっかけでした。
当日大学を出たばかりで非常勤のお仕事をしていた私に、
歌の経験が生かせて収入の足しにもなるよ
と言って声をかけてもらい、週末に通い始めたのでした。
その後仕事が変わって離れていましたが、
昨年秋に再び声をかけてもらって復帰したところです。

3.演奏者はどんな人?

では、一緒に演奏する人はどんな人たちなのかと言うと、
ほとんどが音楽大学の学生か卒業生です。
私は地方大学の文学部出身ですが、男性の演奏者が少ないという事情もあって入れてもらっています。
音大じゃないと入れないという訳ではなく、一定の演奏レベルがあればお仕事はさせてもらえます(一応オーディションがありました)。
ちなみに楽器の構成は式場によって様々で、人数も性別も、使う楽器も色々なスタイルがあるようです。
私がいる会場では、オルガン、ハープ、サックス、歌(男女)というメンバーになっています。

4.仕事内容

「聖歌隊」とか「演奏者」と呼ばれる通り、基本的にお仕事は演奏することです。
が、私の会場は特殊なようで、結婚式本番での演奏以外にも色々とお仕事があります。
興味のある方がいらっしゃるかもしれないので、順番にご紹介してみます。

①リハーサル
新郎新婦、新婦両親、リングキッズなどのリハーサルを、聖歌隊が分担して行います。
主役のお2人に結婚式本番の流れを説明する係、
新婦様のご両親に、新婦入場時の流れ(お母様のヴェールダウン&お父様の入場エスコート→新郎様へエスコートチェンジ)を説明する係、
リングキッズ(「指輪交換」の際に祭壇まで指輪を運んでもらうゲスト様)にタイミングや流れをお伝えする係
などがあります。

②迎賓
参列者の皆様が式場へ来られた際、
「右手○○家、左手□□家でございます」とお席をご案内し、
お席付近に進まれたお客様がスムーズにお座りいただけるよう誘導します。

③演奏
挙式本番中には、しっかりと演奏させていただきます。

④送賓
挙式後にお客様が会場を出られる際のアナウンス、忘れ物がないかの確認を行います。 
そして次のお客様が来られる際の準備を行います。

※もし同業者の方にご覧いただいていたら、
へぇー、そんな会場もあるんだぁ
と思っていただければ幸いです。

5.まとめ

いろいろ大変なことはありますが、感動の結婚式をつくりあげていく素敵なお仕事です。 
この記事が誰のお役に立つわけでもありませんが、
何か1つでも発見があればうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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