歌い人sky_flatです。
ご覧いただきありがとうございます。
久々に文章だけの投稿です。
声種を変えた結果、歌える曲がなかなか見つからなくてジプシー状態です。
という話を書かせていただきます。

1．バリトンに転向

私は最近(今年の夏)、テノールからバリトンに転向しました。
高音域がなかなか伸びず、レッスンのたびに声が枯れかけていたのを見た師匠から、バリトンを勧められたのがきっかけです。
高い音を頑張って鳴らさなくてもいいということに安心して、今までより楽に歌える曲をしっかり練習していこうと思いました。

2．低音って難しい…

しかし今度は新たな問題にぶち当たってしまいます。
低音が出ないんです。
バリトンは低い音をしっかり鳴らすことがある程度求められるため、そのための訓練が必要になります。
役柄としては王様や父親、主人公の敵役などが多く、威厳のある強く太い声が求められます。
慣れない低音を頑張って練習しますが、これまたうまく鳴りません。
そもそも低音は声帯の長さによって制限される部分が大きいため(声帯が長い方が低音が出る。生まれ持った声帯の長さ次第で出せる声域は変わってくる)、鍛えれば歌えるようになるとも限らないんです。
どうしようかと必死で考えました。

3．早口言葉と意外な高音

そこでたどり着いたのが、三枚目役です。
バリトンの中には、召使いや従者、狂言回しのような役柄も存在します。
そういう役どころなら、楽しくやれるし極端な低音もないので大丈夫！

と思って練習し始めると、また新たな問題にぶち当たります。
言葉が喋れない＆音が高い

え？こんなに喋りまくるの？
バリトンなのにこんなに音が高いの？

と衝撃を受けました。
特にヤバいのがこちら↓

聴いてる分にはとても楽しいんですが、歌おうとすると地獄です。
心が折れました。
もう笑えてくるレベルでエグい。

4．さて、どうするか？

自分の音域の狭さと技術の低さに凹みました。
歌える曲がないじゃん！！
しかしだからといって歌うこと自体をやめるつもりは毛頭ありません。
私から歌を奪ったら何も残らないから。

じゃあどうするか、ということですが、
今は三枚目の役を極める方向に舵を切っています。
高音なら頑張れば伸ばせる余地があるし、
威厳のある役よりも面白キャラの方が性に合っていると思うからです。

おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございます。
試行錯誤しながら、これからも歌い続けていくことに変わりはありません。
こんなの歌ってほしい、聴いてみたいというお声があればぜひお寄せください。
クラシックやミュージカルに限らず、Jpop等も含めて挑戦していこうと思います。