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突然ひとり渡韓をした話④ 完


↓前回



全てがギリギリの最終日

ついに韓国旅行は最終日を迎えた。
この日の始まりは5時である。

え、なんでかって?
グッズを買いに行くからである(白目)




宿は自分の部屋のように居心地が良く、
5時に出るなんてとてももったいなかったが
朝のゴミ出しを早々に済ませて、
急いで着替えて荷物を閉めた。

前日深夜に助けてくれたオンニ、
何か少しでもお礼をと思い、
コンサートで配る予定だった日本のお菓子を
机の上にソンムルとして置いた。

その後にもらったお返事


部屋をできるだけ綺麗にして出発。
帰りだけなのでノーセットノーメイクで。


朝のソウルは冷たかった。
スーツケースとパスポートを握りしめて
コンビニをはしごしながら会場へ向かった。
幸いにもオンニの言った通り、
コンビニには数個ずつ目当てのコーヒーが
置いてあった。

エコバッグに詰め込み、さらに大荷物。
しかし余計な事を考える暇もなく会場に到着。
時間は6時半である。



前日に並んだ時も陰が寒かったが、
早朝の日が差していないソウルは
指先がすぐにキンキンになる冷たさ。

スーツケースを軽くする意味で、
厚くて重いパーカーをニットの上に着ていたので
どうにか寒さに耐えることができた。

着いた時にはすでに数十人のSTAY。
それでも前日より前の方に並ぶことができた。


私は15時台の飛行機で帰国する予定だった。
なので12時には空港に着きたくて、
11時にはこの会場を出発したかった。
前日の様子からして時間は読めなかった。


グッズ販売の10時までは待機するしかない。
ソウルコンのセトリでプレイリストを作り、
自分の撮った動画を見たり、
常温にしておいたバナナウユを飲んだり、
とにかく時間を潰した。

9時には列が動き始め、
販売場所での整列が始まった。

6時半から並んでこの位置


販売開始直前の写真である。
これなら30〜40分くらいで買えそうでしょ?
日本なら。

私のいる位置なら売り切れるグッズは無い。
その確信があったのでひとまず安心したけど、
時間はどうだろう…
最悪でも12時には諦めて会場を出ないと。
そんなことを考えていた。

列に並んで待っていると、
隣の洋風なお姉さんが斜め前の洋風なお姉さんに声をかけようか悩んでいるのが伝わってきた。
丁度、グッズ選択の紙が配られたタイミングだったので、書き込むペンが無いのだと分かった。

「Do you need a pen?」と声をかけてみると
「Can I borrow your pen?」と返ってきて、
(これ中学校でめちゃくちゃ習ったやつ…!)
とひとりで感動した。
ネイティブCan I borrow your penが聞けるとは
夢にも思わなかったしこの日1番感動した笑



自分の番が回ってきたのはなんと11時すぎ。
許容範囲か…
そう思いながら指定番号のレジへ。
レジに並んでしまえばスルスルと進んだか、
私の前でトラブル発生。
中華系のSTAYさんが困った様子。
クレカを色々持ちながら、電話を始めた。

ここで保留にして、
私を先にしてくれても良かったと思うが、
その状態で20分は待つことになった。
しょうがないけど、やれやれすぎる…

ようやくレジを済ませて、
隣の指定された受け取り窓口へ移動。
するとなにやらまたスタッフとSTAYが
お互い困った顔でやり取りしていた。

どうやら特典のカードが足りないと。
その手には100枚は優に超えそうなカード。
「いやそれまた数え直すんかい…」
目の前でスタッフが数え直し始めた。
スタッフが終わると、STAYが数え直し始める…
私もここまで来たら受け取って帰るしかないので
待つしかなかった。

特典が足りないなんて、
それはちゃんと枚数もらわないといけない。
間違いない。
でも横に避けてやってくれたらああああ😭

珍しく叫びそうになりながら、
なんとか自分の受け取りを済ませた。
時間は11時45分。

12時よりは早く済んだけど……。


会場で人目を気にせずスーツケースを全開。
急いで全てを詰め込んだ。
しわしわになっても知らん!!
急げ!!

笑顔で見送ってくれたウリスキズ



Trip.comに急かされる女


行きはソウル駅直通列車で来たが、
帰りは鈍行を乗り継ぐ方が早そうだった。

空港行きの文字を探して進む。
乗り継ぎが発生するルートだったが、
4日間で乗り継ぎのミスは無かったので、
安心して進んだ。

が。

スーツケースを持った人間が少ない気が。
なんだか雲行きが怪しいと思い、
隣にいた現地民ぽいお姉さんに
「すみません、空港に行きたいんですが、ここは違いますか?空港行きではありませんか?」
と聞いてみた。
すると線路図を指しながら
「あー違うみたいです。反対ですね!」
と教えてくれた。

韓国語で質問出来ても、
韓国語で返されては全くわからない私だが
「パンデェ!」と言われ
(あ、反対!!)とビビッときた。
ア〜パンデェ!カムサハムニダ!
とお礼を伝え、猛ダッシュで反対のホームへ。

しかし目の前で乗るはずの列車は出発した。
空港到着がどんどんギリギリになる。
空港の状況を事前に調べた時、
出国審査が長蛇の列で帰れなかった人を見た。
私も間に合わなかったら…
ずっとドキドキ焦っていた。


次の電車を調べようとスマホを開くと
いつも静かなTrip.comから数件の通知。
「4時間を切っています!早く到着して下さい!」
「3時間を切っています!急いでください!」

分かっとるわーーーー!!!!

4時間も前に着く奴おらんやろー!!!
焦りすぎてTrip.comにもキレた。笑
そして空港に着いたのは13時半。


空港に着いたはいいが、
韓国入国時とは違い、
どこに進めばいいか、全く看板がない。
洋風で屈強なお兄さん達と一緒に迷子になった。
小走りで手当たり次第に進み、
どうにか出国審査に並んだ。

無事に帰れるだろうか…
もうどれだけ不安でも並んで待つしかない。
と、腹を括っていたが
出国審査の窓口についてからは
するする進み、
14時半にはラウンジでご飯を食べていた。

韓国最後のごはん ビビンバ


いや〜良かった。
最後までギリギリで過ごした。
終わりよければ全て良しだなガハハハ。
気持ちよくご飯を食べた。



最後にスタバにも寄った。
なんとAirbnbのオンニがお菓子のお礼にと
電子チケットでコーヒーを奢ってくれた。

アイスアメリカーノ(通称아아:アア)


オンニ本当に優しくて、
ここまで良くしてくれると思わなかった。
最初はただ、部屋の画像と場所で決めたけど、
幸運なことに、いい人に出会えた。
また泊まりに行きます!!と伝えた。


空港でも少しお土産を追加して、
両手にいっぱいの荷物。
幸せな思い出と出会いで胸いっぱいになりながら
無事に韓国旅行を終えました。

ほんっとうに楽しかった!
またすぐに行きたいくらい。
ナッコプセもダンスもやり残したから、
半年のうちに行けたらいいなあ。

それまでに韓国語ももっと上手くなる。
韓国人の友達も欲しい!



これを書きながら、また幸せになれたな〜
よーし明日も仕事がんばるぞ!
ハルスイッソ〜!

6時半から並んでお迎えした推し達を添えて。


読んでくださって、ありがとうございました!
実はYouTubeもやっています。
STAYの方、よかったら。

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