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晩年

 今年、京都で3人の画家の個展を観ることができました。

 春の横山大観、秋の東山魁夷、藤田嗣治。どれも、その人となりや境遇がわかって、味わい深かったです。なかでも、それぞれの晩年が祈りへと導かれていったのには、生きることを問う感覚。特に、パリで裸婦と猫、宴を描いていた藤田は、晩年、キリスト教に入信し、おかっぱ頭の自分と妻を絵の中へ書きこみ、一緒に祈ります。夫婦で祈っているお茶目な姿は、若き日の放蕩とはほど遠く、晩年の過ごし方を示唆された感じでした。

#横山大観 #東山魁夷 #藤田嗣治 #パリ #京都国立美術館



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