気づかれるために

底辺が天井変わる喪失と横の、まるごとプリオンになる
それは海、から始まった贈り物みたいに覚悟していたはず
会話とか水に溶けないものは消え殻だけになった風景である
どうなのか あなたを見分けられるのか追い越してしまったわたしは
たまごから孵化する途中悲しみのひとつひとつは括られてゆく
岸からも沖合からも輝きの、漏れてるのが目視できない
半分の半分の半分の半分が半分/立入禁止
体は宇宙だからまだわずかしか届いていない胸だけ痛い
完成と成長は多分水だから早く大きく取り戻したい
心臓と骨格のないウイルキンソンを陽にかざすときなにかが混じる
#短歌

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