サンフレッチェ広島の記事から

9月20日の中国新聞で「首位快走 集客は失速」~1試合平均1万3698人 昨年下回る~というスポーツビジネスをしているものには気になる記事がありTwitterで何故?と広く問いかけてみると多くのコメントが寄せられました。最初はお返事をしていたのですが、あまりにも反響がありましたので全てに目を通した上でこのnoteにて記させて頂きます。コメント、リツィートを頂いた皆様、ご協力ありがとうございました。本件がサンフレッチェ広島様の集客にポジティブになることとスポーツビジネスにご興味ある方々に少しでも役立つことを願いながら整理してみます。


また、このTwitterで広く寄せられたコメントを整理しているだけなので集客が苦戦しているという原因を広くとらえているとは思いますが、全てではないということ、クラブにネガティブになることを避けるためコメントを咀嚼して記しておりますことをご了承下さい。

大きく分類すると、①アクセスの問題②広島カープの圧倒的な存在感③甚大な豪雨災害の影響④スタジアムの課題⑤メディアのバックアップ体制⑥県民性⑦チーム事情⑧駐車場問題⑨平日開催の増加⑩その他と10ほどありましたので簡単に補足させて頂きます。

①市内中心部からの距離。移動手段、交通運賃。渋滞などアクセスを課題とする圧倒的に多かったです。

②マツダスタジアムは立地がよく、ライト層や県外のファンも獲得できている。市民球団である広島カープの成績が好調で県民の関心が奪われている。広島県人は広島カープが好き、カープ愛が強く、常に比較されてしまう。

③クラブの集客に豪雨災害の影響が大きく影を潜めていることもわかりました。呉や東広島方面からのサポーターが来場することが困難な状況にあった。JR、道路が不通の時期もあったなど多くのハンディを背負っていた。コメントにはありませんでしたが、物理的な問題だけでなく心理的な影響も多大にあったことが予想されます。

④スタジアムについては、サッカー専用スタジアムでないためスタンドとピッチの距離が遠い。また、屋根が少ないことから天候に左右されやすい。トイレの課題や広島カープのボールパーク環境と比較していると思われるコメントが多数ありました。

⑤メディアについては、広島カープの露出が他のスポーツに比して圧倒的というコメントが多数ありました。

⑥どのような意味かは理解できていないですが、県民性というコメントも少数ながらありました。

⑦野球に比べて選手の移籍が多い。

⑧駐車場の有料化、予約の不便さ、駐車場からの距離などもあげられていました。

⑨このような環境下において集客が苦戦する平日開催が増えている。

⑩天候不良も原因としている声が多かった。強いと見たいのは違う。ナイトゲームは行きづらい。2万人を超えるとホスピタリティが困難になる。ポテンシャルは大きいというコメントも多数ありました。

こんなに完璧にまとめているnoteを発見したのでご覧ください!!

そして、もうひとつ。

記事抜粋↑

今年のデータは前節前で土日開催(10試合)の平均が15486人と当初目標である15000人を超えており、平日開催(3試合)は7736人(豪雨災害にも該当している)で平均13698人。前節のFC東京戦は19031人でしたので平均が14078人。上昇傾向にありますし、前述したような条件、状況の中で善戦しているのではないか、ネガティブな記事が出ることがむしろ何故?というのが私の感想です。

結論

クラブにおける集客はビジネスの根幹です。どこのクラブも集客するために、チームを強くし、ファンコミュニケーションを増やし、フロントと選手が一丸となって努力をしています。その努力だけではどうすることもできない又は簡単に解決できない問題が多々あります。

そのうえでどうしましょう?

①は移転など行政の協力が不可欠で大掛かりになりますが、長期的には検討すべき課題かもしれません。②スポーツを文化としてとらえられるくらいの存在である広島カープが在ることはポジティブにとらえて共存共栄するしかない。③自然災害だけはどうすることも出来ないですが、昨今の異常気象に対してどのように備えていくのか日本全体の球団、クラブの課題だと思います。④スタジアムの屋根やトイレなど財政負担を強いる部分なので県や市の協力は不可欠ですが、移転が困難又は長期的な話になるのであればアクセス面を補うためにもぜひ協力してほしいところです。⑤他に比してここはフロントとして努力しやすい部分だと思われます。⑥よくわかりませんがどうしようもありません。⑦編成の問題なのでコメントは控えます。⑧ここも集客に大きく影響していることがわかりましたので予約サービスなど再検討の余地があるかもしれません。⑨これはリーグ施策なのでどうしようもありません。

今後スタジアムやアリーナを建設するならアクセスは何よりも重視すべきでしょう。平日開催でも集客を安定的にするにはアクセス問題の改善無くしては難しい。野球が平日でもあれだけ集客できるのは立地が大きいはずです。サッカーやバスケはそもそも陸上競技場や市民体育館などをホームスタジアム、アリーナにしていることが多いですが、残念ながら不便な地にあることが多いです。

臨場感あるワクワクするサッカー専用スタジアム又はバスケ専用アリーナは難しいにしても、観戦する側にたった構造が重要であることがわかります。しかし、簡単に解決できることではないので自助努力できるスタッフ教育やホスピタリティは最大限努力していかなければならないと改めて感じています。

また、メディアをいかに味方にできるか?これも大きい。単に日本代表が強くなれば露出が増えるとかいうものではなく、地元メディアなどとの関係強化が大切です。そして、SNSをとことん駆使する自社メディア戦略も今後益々大事になります。

何よりも行政とどのように付き合い、地元スポーツや様々なコンテンツの中で優先順位をあげてもらえるのかが重要です。

最後に、広島の皆様、そして隣県の皆様、様々な課題はあれどここまで強く魅力的なクラブが地元にあることは宝です。広島には広島カープだけでなくサンフレッチェ広島はもちろんですが、私も親しくさせて頂いている浦社長率いるBリーグの広島ドラゴンフライズもあります。(もちろん、他にもスポーツ団体はたくさんあると思いますがご了承下さい)野球・サッカー・バスケはシーズンも微妙にずれております。どうか地元球団、クラブを丸ごと愛して頂き一試合でも多くそれぞれの会場に足を運んで応援して頂ければ嬉しいです。

長々と広島の事情を理解していない私が、そんなことわかっているよ、そこは難しいんだよ、釈迦に説法だとご気分を害した方がおりましたらお詫び申し上げます。百聞は一見にしかずということでスケジュールを調整して近く実際にスタジアムにお邪魔したいと思います。最後までお読みいただきましてありがとうございました。





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島田慎二

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