Bリーグの発展にB2の成長が必要な訳

1.桶論から

この画像の桶がBリーグ。板一枚一枚がB1(18クラブ)、B2クラブ(18クラブ)で36枚のクラブ、この桶の円の大小がBリーグの経営力、桶の板の高低がクラブの経営力と仮定し、桶に水を注入した場合に溜まる水の体積量の大小がBリーグの価値レベルではないかとずっと考えてきました。

Bリーグの価値レベルを最大化するためにはどうしたら良いか?

36枚の板をバランスよく高くし、桶の円のサイズを大きくし、大量の水が溜まるようにすれば良いということになります。

①36枚の板をバランスよく高くするとは

程度の差はあれど高い板(B1のビッグクラブ)を更に高くする施策と低い板(B2の事業規模の小さなクラブ)を支援することで少しでも高くする施策の両方が必要になると考えています。現在のBリーグが全国のB2クラブを応援するブースターの皆様から前者の高い板を更に高くするためのB1中心の施策が優先になっていることに対して懐疑的なご意見を頂くことがあります。これはこれで戦略上間違っているわけではありません。短期間にBリーグの価値をスポンサーやメディアに対して示していかなければならない中、限られた経営資源で優先順位をつけていかざるを得ない実態があるからです。

一方で低い板が一枚でもあるといくら体積量を増やそうと水を注入しても水が上の画像Minimumで溢れてしまうのでこれ以上溜まることもありません。つまり、いくら一部のB1クラブの板が高く伸びてもB2クラブや一部の経営難に陥るクラブが出てくると低いところで水位が止まってしまうためBリーグ全体の価値レベルは上がらないということになります。だからこそ、私はこの原理原則からB2クラブの成長が絶対的に必要だと言い続けてきました。

短期的な表向きの成長ではなく骨太にリーグ価値レベルを上げていくことに直結すると考えてきました。一時的なB1の爆発的な人気が牽引し、B2の価値さえも押し上げてしまうほどの威力があれば、七難隠すかもしれませんが。それはそれで簡単ではありませんのでやはりB2クラブの成長施策を急ぎ、BリーグはB1、B2の総合力で勝負したほうが良いというのが私見です。

また、クラブ経営者の力量を上げることと板を高くすることはほぼイコールと考えているので島田塾というものを粛々と実施しておりました。オーナーのレベルアップに切り込み、経営者のレベルアップのために真正面から向き合うことが今こそ大切ではないでしょうか。

②円の大きさを最大化する

組織というものは、その組織のトップの器以上に大きくならないと言われます。どんなに水を注入しても桶の周囲が小さくてはBリーグは大きくなりません。どんなに水を注入しても板が低ければBリーグは大きくなりません。Bリーグの価値を上げるためにはBリーグの経営力向上、板一枚一枚を高くするクラブの経営力向上がセットにならないと桶の体積量が最大化しないのでBリーグの価値レベルの向上にはつながりません。※現在のBリーグ、クラブ経営を否定しているわけではなくBリーグの真の発展のためには貪欲に突き詰めていかなければならないという意味です。

だからこそ経営基盤がB1に比べて弱いB2クラブの低い板をいかにして高くできるかがBリーグの発展に直結しているのです。

③水がたくさん溜まる桶でありたい

①+②が整えばおのずとたくさんの水が溜まります。その時、Bリーグはプロ野球、Jリーグを脅かすプロリーグになると信じてます。

2.B1、B2の昇降格ルールから

多くのB2クラブが成長して力をつけていかないと昇格しても1年で降格する可能性が高まり、新陳代謝の低いリーグになってしまう。B2クラブであってもハイレベルな選手に移籍を決断させるには成長を感じさせるクラブの魅力、つまり経営力を示すしかないと思っています。ここが整わないと昇格が決まった後では補強が困難になり前述したような状況に陥りやすくなってしまいます。B1の経営力中位以下レベルのクラブであればいつでも脅かされるようなB1、B2の緊張関係があってこそ昇降格ルールの意味を持つものとも思います。そういう意味でもB2クラブの成長がリーグ全体の魅力を高めるキャスティングボードになるのではないかと考えています。

3.地域を元気にする地域活性化の担い手として

日本全体で少子高齢化、過疎化、地方の活力が長期的に低下していくことが予想される中で地域に活力を与える有力なコンテンツであるプロスポーツがその担い手になるべきであると考えています。そういう意味で競技的な観点だけでなく地元のシンボリックな存在となり、各クラブが盛り上げていくことは重要な役割だと思います。特にB2クラブはB1に比べて首都圏以外の地域が多い。そういう意味でも成長することで地域を元気にする威力を増していくことがBリーグの価値向上にも繋がっていくと確信しています。

最後に

訳はもっと大小あるのですが、大きな訳は以上となります。日本全国のB2クラブのブースターの皆様、何卒ご支援を頂きクラブの成長をわが子の成長を喜ぶが如く愛情をもって引き続きお支え下さいますようお願い申し申し上げます。B2クラブの成長なくして、Bリーグの真の発展なし。この”真”が大事です。




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島田慎二

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