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【新しい働き方 LAB3期】働きたくない人間でも楽しく働くことはできるのか?

新しい働き方LAB3期生として、半年間の実験の振り返りをします。

なかなかコミュニティを活用できなかったのですが、LABのおかげで「わたしは今実験中である」という意識がずっとあったので、参加してよかったなと感じています。実験も4つできました。

実験の目的や背景

学生時代から「働くこと」についてマイナスなイメージを持ってきたけど、この先30年以上「楽しくない」「辛い」と思いながら働くのは不服なので、楽しく働くために工夫して、楽しく働く人になりたい。

こんなに働くのが嫌な人が楽しく働けたら、他の「働きたくない人」の参考にもなるんじゃないだろうか。楽しく働くための実験をしてみよう。

これが実験の背景です。

マイナスなところに居続けるのが悔しいので、プラスなところまで行ってやりたい!という想いです。

▼詳しくは半年前のnoteに書いています

この半年間やったこと(=実験の具体的な内容)

主に4つのことをやりました。

  1. 自分の仕事をつくる会 の開催

  2. エッセイ集の制作・販売

  3. 自分の仕事づくり・リリース(占い師をスタート)

  4. 会社員の仕事を前向きな気持ちで休職

今までは会社員やフリーランスとしてのクライアントワークをメインにやってきたので、「自分で起点を作って、もの・サービスを提供する」という部分がわたしにとっての新しい働き方になります。

それぞれざっくり解説します。

1.自分の仕事をつくる会 の開催

「自分の仕事をつくる会」というものを6回開催しました。

「自分の仕事」と呼べるような、主に個人向けのサービスを作りたい人が集まって、構想を発表して、感想や意見をシェアする会です。

オフラインでの会の様子@呼吸の家(2023年11月)
オンラインでの会の様子@MetaLife(2023年12月)

9月からスタートして、対面で5回・オンラインで1回実施しました。slackもあるので、コミュニティっぽくなったらいいな。なりつつあるかな。という感じです。

slackの様子

「自分の仕事を作りたい」と願う仲間と繋がり、その人の個性が出た素敵な構想を聞くことができて、毎回気持ちがほくほく。このほくほくの気持ちだけを感じながら生きたいと思うくらいです。

「自分の仕事をつくる」というテーマには需要があることが分かり、自分自身も楽しかったです。2024年はこの会を発展させます!

2.エッセイ集の制作・販売

8月からエッセイ集の制作を始めて、11月11日(土)の文学フリマ東京37で販売しました。

6年以上前から「本を作って売ってみたいな」と思っていたものの、出版社さんから声がかかることなんてもちろんなく。

「だったら自分で作って売ればいいじゃん!」と思い立ち、制作しました。

▼文学フリマの1週間前に書いたnote。目次も掲載しています。

▼出店後の振り返りnote

本の制作も文フリでの販売も不安だらけでしたが、当日は持参した39冊が完売。家にあった残りの21冊もネット販売で手に取っていただき、合計60冊が完売しました。

楽しかったという気持ち以上に「働きたくない人間の働き方研究というテーマは、こんなに関心を持たれるものなのか」という驚きや面白さを感じました。

文フリで本を購入してくれた方に「なぜ買ってくれたんですか?」と聞くと、

「わたしも働きたくなくて、タイトルに惹かれました」

「持病があるのであんまり働けなくて」

「試し読みをしたら、働きたくないなりに具体的に行動を起こしていて、参考になりそうだと思いました」

などのお声をいただきました。

「自分の仕事をつくる」も「働きたくない人間の働き方」も、全国にいるたくさんの心の友みたいな人たちと繋がれるワードだと分かり、とても嬉しかったです。

3.自分の仕事づくり・リリース(占い師をスタート)

11月後半から占い師の活動を本格的にスタートしました。働き方・仕事専門の占いサービスです。

占い師の活動を始めた背景はいろいろですが、主にこの2つです。

  • 自分の仕事をつくる会を始めたからには、自分も「自分の仕事」を作らねば

  • 継続できるような苦痛の少ないライスワークがほしい

「自分の仕事をつくる会」という会を始めたのに、自分の仕事がなかったら、自分自身が会に参加する資格がないのでは!と思ったので始めました。

「自分の仕事をつくる会」自体を自分の仕事とするのもいいけど、もうひとつあった方が分かりやすいと感じたためです。

また、人と話す中で「継続できるような苦痛の少ないライスワークを持った方が良いよね」という話になりました。

今までフリーランスのWebライターとしてSEO記事の作成などをしてきましたが、そこそこ苦痛でした。でも自分には書くことしかないと思っていたので、苦痛だなぁと思いながら、「でもライスワークってそんなものだよなぁ。お金をもらうって、苦痛なことをやることだよなぁ」と思いながらやってきた経験があります。

人と話す中で「本当はもっと苦痛の少ないものがあるんじゃない?」「変に高いプライドをいったん無視すれば、もっといい気分でできる仕事があるんじゃない?」となりました。これまでの経験を思い出すと占い師が一番しっくりきたので、占い師を本格的にやってみようとなりました。

占い師さんにも「あなたはライスワークとして占い師が合うよ」と言われていたので、いったんそれを信じてみます。

4.会社員の仕事を前向きな気持ちで休職

2021年7月から株式会社ワークキャリアで働いてきましたが、2023年11月から休職しています。

健康上の理由やトラブルがあったわけではなく、「自分のやりたいこと」に集中して取り組んでみたくて、自分としてはサバティカル休暇のつもりで休職の申請をしました。

「週3会社員なんだから、残りの4日を使って個人活動をすればいいじゃん」とつっこまれそうですが、わたしは脳みそのキャパが狭いのか、並行作業がとても苦手。

思い切って休職して、時間に圧倒的なゆとりを作り、自分の活動に意識を集中してみたかったのです。

結果的に自分の仕事について集中して考えることができたし、改めて「自分に合ったスケジュールってどんな感じだっけ?」「自由すぎるとどれくらいだらけちゃうんだっけ?」「本当に自由だったら何をやりたい?」などを確認できたのも良かったです。

実験結果・気づいたことや感じたこと

数字的なものと、気づいたこと・感じたことに分けて書いてみます。

数字的なもの

正直あまり数値で測定していないので、上手く書けません…!ただ何かしらの数字を出したいので、会の開催回数や小さく始めた自分の仕事の売り上げを書いてみます。

「楽しく働く」という抽象的なテーマを掲げましたが、自分の活動はどれもとても楽しくて、interesting的な面白さがありました。なので、今回始めた活動に対しての「楽しい」は十分クリアしています。

と同時に思ったことは、ただ遊んだり活動して「楽しい」と感じるのは難しくない。でも「楽しく働く」ってことは、やっぱり稼ぐとか、行動するとか、人と関わるとか、そういう「働く寄りの指標」が必要だよなということ。

遊び的な活動だったら、楽しくて当たり前。今回は「働くことをどう楽しくするか?」が自分のポイント。

自分の楽しい活動たちがちゃんと「働く」に紐づいているのか?お金になる可能性はあるのか?将来性は感じたか?あたりを、数字を使いながら振り返りたいと思います。

1.自分の仕事をつくる会 の開催

  • 開始:9月

  • 開催回数:6回

  • 参加してくれた人数:13人

  • 売上:0円

2.エッセイ集の制作・販売

  • 開始:8月

  • 販売回数:2回(文フリ・BASE)

  • 購入してくれた人数:60人

  • 売上:61,400円

3.自分の仕事づくり・リリース(占い師をスタート)

  • 開始:11月

  • 購入してくれた人数:16人

  • 売上:12,000円

4.会社員の仕事を前向きな気持ちで休職

  • 開始:11月

  • 余白を過ごしている日数:49日目

5.(おまけ)noteの毎日投稿

  • 開始:2022年11月

  • 書いたnoteの本数:377記事

まとめると、こんな感じです。

  • 購入・参加の人数:89人 

  • 売上:73,400円

自分の活動を起点として80人以上の方と関われたと思うと、感動します。

また、「今はお金を稼ぐ期間ではない。勉強の期間」と割り切っていたのですが、結果的には売上も7万円を超えていました。

今までやってこなかったタイプのお金のいただき方をしたので、自分にとっては大きな意味のある7万円です。

今後はこれらの「楽しい活動」を、本格的に「仕事」にしていきたいので、商品づくりや金額設定を改めてしていきます!

気づいたこと・感じたこと

この経験や期間を経て感じたことは、主に2つです。

  1. 自分でテーマを掲げることは楽しい

  2. 仲間は全国にたくさんいる

それぞれ補足します。

1.自分でテーマを掲げることは楽しい

「自分の仕事をつくる」「働きたくない人間の働き方研究」など、テーマを掲げてそれぞれの活動をしましたが、とても楽しかったです。それは自分の本心をもとにテーマ設定をしているからだと思います。

自分にとって矛盾やモヤモヤ、嘘、誰かへの気遣いがまったくないテーマで、心の底から気になっているテーマです。「自分の魂に紐づいている」と感じています。

このようなテーマを軸にすることは、自己表現にもなるし、似たような仲間と関われるし、仕事の面だけではなく、生きていくためのあらゆる面でプラスになると感じました。

組織に属したり頼まれた仕事をしていると、自分でテーマを掲げるというよりは、相手の要求に応じることの方が多くなると思います。(企画職などは別かもしれませんが…!)

それはそれで人の役に立てるので良いと思いますが、自分の中にこだわりや明確な気持ちがある場合は、自分でテーマを掲げると楽しいなと気づきました。

わたしは受け身な性格なので、今まで飲み会の幹事をしたことすらありません。友達と1対1で遊ぶだけの約束ですら、なんだか誘う勇気がでません。

なので、仕事っぽい要素を入れながらテーマを掲げて人と交流するのは、だいぶ勇気が必要でした。

でも「自分の仕事をつくる会」やエッセイ集の販売をしてみると楽しくて、「えー、こんなに楽しい遊び場があったの!大人の遊び場を発見しちゃったよ!」と驚いたくらいです。

これからも、自分主体でテーマを掲げながら活動していきたいと思います。

2.仲間は全国にたくさんいる

テーマを掲げてみたら、似たようなモヤモヤを抱える仲間は全国にたくさんいると気付き、嬉しくなりました。

本を買ってくれる人は北海道から九州までいたし、自分の仕事をつくる会に参加してくれる人も住んでいる場所はバラバラだし。

一つのテーマを介していろいろな人と交流できていることがとても嬉しかったです。

さいごに

働きたくない気持ちが大きいし、自分で何かを始めたり続けるのは苦手だし、人との交流もなんだか怖いし……という、元々内気なわたしの研究報告は以上です。

「自分で仕事や場を作ってみる」という新しい働き方にチャレンジできて、楽しかったです。新しい自分の発見にもなりました。

2024年はこれらをより大きくしていきたいと思います。特に「自分の仕事をつくる会」は、自分だけでなく、みんなが「楽しく働く」ために役に立てるものだと持っているので、発展させていきたいです。

毎日投稿378日目。

おまけ:自分の仕事・サービスの紹介

新しい働き方LAB3期の期間中に作った仕事・サービスを紹介します。

▼西洋占星術を中心とした占い鑑定サービス

「空いたら通知を受け取る」的な「再開待ち機能」があるので、よかったらご利用ください。

▼エッセイ集「働きたくない人間の働き方研究」の販売

現在、再販の準備中です。

1月中には再販予定です。「再入荷通知を希望する」というボタンがあるので、興味をお持ちの方はご利用ください。入荷した際にメールでお知らせいたします!

▼自分の仕事をつくる会

Twitterで情報を流すことが多いので、気になる方はフォローをお願いします。(伊藤七のTwitter

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