死ぬことの許可
「死にたい」ってつぶやいたら
「死んだらだめだよ、僕が悲しいから」って言われて
たったそれだけで「もう少し生きよう」と思える、私の弱さ。
私が死んで
誰かが悲しむとしても
「別にいいや」って思うけど
君に「死んじゃだめ」って言われて
「そっか、だめなんだ」って納得してしまうから
きっとこれは特別な何か
特別な名前のつく感情なのだろう。
「好き」はありふれた表現で
特別って感じがしないから
じゃあ
君のこと
好きじゃない。
この気持ちの名前を知りたい。
だけど知ったら終わってしまうかもしれない。
この気持ちの名前
探し続けることを
僕の生きる意味にしよう。
<コメント>
生きる意味がないことはもう分かってるけど、だからってすぐに死ぬのは趣がないので、恋愛に絡めて生きる理由を無理やり作ってみたい。「生きる意味がある」って明るい勘違いをしながら生きてみたい。
「好き」って気持ちは平凡。程度の差や大小で変化をつけることはできるかもしれないけれど、「好き」という気持ち自体は平凡。「楽しい」「嬉しい」「悲しい」とおんなじ、「好き」。
平凡な気持ち。「好き」は普通の感情。
君のことは特別って思いたいから「好き」って言わないよ、っていう言い訳?
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