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なぜ僕が新潟の研究生公演に何度も足を運ぶのか。

今月3回目の新潟遠征。今回は週末パスを使って行きは鈍行で行くことにしてみた。高崎線の始発が上野を5時過ぎに出発する。これに我が家からは始発で間に合うので乗る。通勤で貯めていたJREポイント特典を使って高崎までグリーン車で爆睡して前日の眠りの浅さを取り戻すなど、順調と思っていた旅だった。

が、長岡で信越線の快速に乗り換えてからのラストダッシュというところで危機が訪れる。強風で時折停車していたのだ。これに気づかなかった自分、長岡で新幹線ワープをしなかったことを悔いる。。結果的に2分ほどの遅れで新潟駅に着いたのでよかったものの、劇場についたのはなかなかギリギリだった。在来線のホームも高架化で万代口から少し遠くなっているので、始発ルートはリスクを常に頭に入れておかなければいけないことを学んだ。

2020.02.23.Sun.
NGT48研究生『PARTYが始まるよ』
出演メンバー:安藤千伽奈・大塚七海・小越春花・加藤美南・川越紗彩・小見山沙空・佐藤海里・曽我部優芽・高橋七実・對馬優菜子・寺田陽菜・富永夢有・藤崎未夢・古澤愛・真下華穂・諸橋姫向

県外枠で当選していたので中央がまんべんなく観えた。劇場公演再開後のNGT劇場はそこそこ指定席で当選できているのでありがたい。

この日は古舘葵さんと三村妃乃さんが別の撮影でお休み。研究生公演での欠席は珍しいのでいつもと違うフォーメーションでやったからか、いくつか移動のミスもあった。だけれどもそれを補う気持ちの入りの強さは感じられて、それで帳消しにしてプラスになる出来。

妃乃ちゃんが歌っていたところに入っていた、『あなたとクリスマスイブ』や『世界はどこまで青空なのか?』のセンターポジは、彼女らしさがよくにじんで出ていたと思う。

ヲタクの熱気も休日の昼公演にしてはすごくて、何をしても温かい空気になった。ご飯ものがまったく関係ないトークで「わかめごはん」と言った小越春花さん、あれはなんだったのだろう(笑)。とにかく笑ったし、それでいい空間だった。

昼公演後は、お昼も食べてないしそういえばと思いラーメン二郎の新潟店へ。インスパイアでない二郎も久しぶりで、乳化強めで肉が他の店にない強めの肉だった。

雪も降ったりやんだりの凍える万代で時間を潰し、再びラブラ2へ。今度はキャンセル待ち待機列のある階段へ。昼公演の前に繰り上がり当選は来ていたので、欲を出してビンゴ待機列に合流をするものの、そういうときにはいい順が来ないのがビンゴ抽選あるあるだ。

陣取ったのは、上手の立ち見に唯一残った最前列のスペース。端から2番目なので、中央はほぼ見えない。それでも立ち見に来たからにはモニターを頼りにコールを頑張ってみることにした。後列も元気なヲタクだったので、振りコピリミッター解除で楽しんでみた。

振りコピのいいところは、単純に振りをミラーリングすること(もちろんこれによるシンクロもとても楽しい)だけではなくて、加えて楽しい気持ちを表情に出していると、メンバーも反応してくれることだ。この日は何人も上手の端まで来てくれたメンバーがこちらを見て微笑んでくれてありがたさを感じたけれど、藤崎未夢ちゃんのそれはとても優しかった。みゆみゆの振りシンクロレスは女神級だ。

立ち見で盛り上がっていたアンコールの最後の曲の前に、メンバーの感想が入る。この日の夜公演で指名されたのは、真下華穂さんだった。まだ公演配信のアーカイブも始まっていないので脳内再生してみる。

真下華穂「みなさん、突然なんですけど、1推しのメンバーへコールをしてみませんか? 思い切り!」
客席:思い思いにメンバーコールを叫ぶ。何かをリミッターが外れたかのようなコールの叫び合いだった
「ありがとございます。もしかしたらここで1推しかどうか悩んでいた方もいたかもしれないですよね」
客席:ソンナコトナイヨー
「最近思うんですよ、こうして1推しとしてコールをしてもらえるかどうかの選択肢に上がること自体がありがたいことなんじゃないかって。私たちは、こうして1回1回この劇場で公演ができることのありがたさに感謝して公演をしていきたいと思います。今日はありがとうこざいました。これからもまたいい公演をつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
※あくまで思い起こしなので、仔細はDMM配信等をご確認ください

改めて僕は思う。

こうしてステージでコールを浴びることに貴重さを感じてくれているメンバーに出会えていることを。正直な話、この研究生公演に来る観客は“おまいつ”化してるし、PARTY公演ももう1年以上の期間になるしメンバー側だって飽きてもおかしくない。

それでも、こうしてステージに立つ貴重さを何度も噛み締め直してくれる子たちと客席で向き合えることは、とてもとってもありがたいことだ。

昼の公演で感想担当を指名されたのは曽我部優芽さんは、涙を流していた。今月の初めに活動辞退の発表をした高橋七実さんの活動終了までの期間があと1ヶ月であることを、残された研究生公演の数が少ないことを、知っているからだ。

今このメンバーがそろって、同じ公演に立っていることの尊さを、NGT48劇場に立つメンバーは知っている。実感している。僕らに実感を届けてくれる。

僕は、そんな尊いステージをまだまだ観ていたい。

《研究生公演の最後の感想コーナーは、ときおり涙がこぼれそうな言葉が飛び出す。その時のレポート↓》

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