風邪気味? 咳や肌荒れ?柔軟剤が原因かも?

毎年、エアコンが手放せなくなる、この蒸し暑い季節になると、鼻が詰まって、咳が出て、体調がどうもイマイチ…なんていうことはありませんか?

日中は、エアコンの効いたオフィス内で過ごし、夜は、夜でエアコンを入れたまま眠っていると、気がつかないうちに身体が冷えて、いわゆる冷房病にもかかりかねませんね。

突然暑くなったから、と、フィルターの掃除をしないまま、エアコンを入れれば、中のホコリや、もし、カビやダニもあれば、ぜんぶ冷気と共に噴き出してきてしまいます。

疲れ気味だったり、免疫力が落ちていれば、ダニやカビを吸い込むことにより、気管支炎になったり、悪化すれば、肺炎になってしまうこともあります。

エアコンを使っていなくても、気温や湿度が上がれば、自然とカビやダニも発生しやすくなります。

アレルギー性鼻炎や喘息持ちには、てきめんに堪えますし、マスクが欠かせません。

ダニ、カビ対策として以外にも、マスクを手放せないもう一つの理由として、日用品の香料の揮発があります。

自分では、無香料の製品を使っていても、一旦公共の場に出れば、人がわんさかです。

都心であれば、電車やバスに乗れば、朝夕のラッシュ時間帯でなくても、無人ということはあり得ません。

公共の交通機関だけでなく、オフィスやデパート、映画館や美術館、レストランやカフェ…公共の場では、必ず人がいます。


その中には、柔軟剤や洗剤、ヘアースプレーや消臭剤など香料付き製品の利用者も少なくありません。

複数の化学物質が含まれている個々の製品が、いくつも、混ざり、気温が上がって化学変化を起こして、 ますます強烈なニオイへと変化しています。

直接、物理的に利用者と接触しなくても、粘着性の強い、人工的なケミカルのニオイが空気中に広がり、同じ場に居合わせている人々に、無差別に移り香してしまいます。

一度、衣服やバッグ、書類やiPad、iPhoneなどに移り香してしまうと、いくら吹いても、何度、重曹ベースの洗剤で洗ってはすすいでも、なかなか落ちません。

髪や肌にもついた状態で動くと、マイクロカプセルが破裂して、「香り」成分が放たれるためか、それだけで、めまい、頭痛、吐き気がします。

合成洗剤を使わずに、染み付いてしまったニオイを取る方法を教えてください、ととメーカーに問い合わせても、洗剤で洗うしかありません、の一点張り。

これまでに、移り香してニオイを落とすことが出来ず、捨てた服、バッグ、靴、本、書類などなどは、枚挙にいとまがありません。

利用していない人の持ち物や、身体にも染み付いてしまうほど強い香料は、洗剤、柔軟剤にそもそも必要なのでしょうか。

汚れを落とす、繊維を柔らかく仕上げるのが、本来求められている機能ではないでしょうか。

香りを望まない、ましてや、香りを嗅いだだけで体調不良になってしまう他人にまで移り香してしまう香料入り洗剤、柔軟剤。少し考えただけで、異常であることに気がつきます。

そんな製品を利用していれば、化学物質過敏症でなくても、頭痛や、めまい、鈍重感、吐き気、喉のイガイガ感、目のゴロゴロ感、皮膚のヒリヒリ感があっても不思議ではないのでしょうか。

ものすごい柔軟剤のニオイを漂わせながら、マスクをして咳き込んでいる人、アトピーが出ている人を見かけるたびに、無香料なものに変えれば、改善するのに…となんとも言えない気持ちになります。

なぜか頭が痛い、鼻や喉が調子悪い、咳が出る、肌がかぶれる、呼吸が苦しい…などの症状が出たら、病院へ行ったり、薬を飲む前に、香料入りの合成柔軟剤や洗剤の使用を控えてみたらどうでしょうか。


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