2024/03/23 THE SECONDを見た


 ええと、なんだ、今日は何をしたんだったかな、うんと、今日って何曜日だっけ?今日は休みの日で、昨日は午後が休みで、楽しモーツァルトを見て、ヨネダとフースーヤとランジャタイがめちゃくちゃ面白くて、泣けちゃうくらい笑って、それで帰って、お酒を飲みながらTwitterでライブの感想を見たり、にこにこしながらいいねして、おつまみを食べて、お酒を飲んで、本を読んで、気持ちよく寝て。それで今日は、何をしたんだったか。

 早くに起きたんだ。寝たのは3時とかだったけれど意外に6時とかに目が覚めて、目を開けてるのか開けてないのかみたいな曖昧な状態でライブを思い返して、とてもいい時間だったなとか思って、そしたら寝てしまったのか、色々考えていたのか、8時とかになっていて、昨日は化粧だけ落としてそのまま寝たから、朝風呂に入った、。
 風呂に入ってスッキリして、そしたらお腹が減ったので納豆とかを食べた。気持ちがいいので部屋の掃除をして、片付けとかをして、すると疲労が襲ってきて二度寝した。一度寝と二度寝の間が二時間くらいあった。
 昼くらいに起き、化粧をしてスーパーに向かう。雨が降っていた。普段私は傘をささなくて、それは面倒だからという理由だけの怠惰だった。持つのが面倒くさい。人とすれ違う時に上げたり横にずらしたりして避けるのが面倒くさい。室内に入った時に邪魔。雨が止むと、持って帰るのを忘れる。だからよっぽどの大雨の時以外、出勤では傘は使わない。今日はスーパーという短い距離で、そしてわりと強めに降っていたので傘を差した。一番の理由は、傘を差していないと、変な人を見る目を、向けられるからだ。あの人雨が降ってるのに傘差してない。めっちゃ濡れてんじゃん。とか、思われるのが、嫌だから。
 スーパーではコアラのマーチと、納豆豆腐、夜ご飯などを買った。コアラのマーチは今期間限定で名前が書いてあって、それは男の子女の子の下の名前と、苗字とが書いてあって、推しの名前のコアラのマーチ、写真に撮りたい!と思ったので買った。くにざき、は無いらしいのだが、いとう、と、こうじ、と、かずや、はあるらしい。私の名前も。それらを写真に収めるために、コアラのマーチは買われた。
 雨の中帰っている時、3歳くらいの子の手を引いたお母さんが横断歩道を渡っていた。その横断歩道の信号は赤だった。びゅんと車が通った後、ふたりは小走りで横断歩道を渡り、そして彼女らの通った後を車がびゅんと通った。こ、こわ〜!自分一人の身なら、赤信号でも、車がいなければえいやと渡っちゃうのも理解できるのだけれど、子どもをつれて、しかも手を引いているとはいえ次の瞬間あらぬ方向に走り出すともしれない年齢の子と一緒にいて、赤信号、渡る〜!?そうまでして急がなければいけない理由があったのかもしれないが、なにか事情があるのかもしれないが、普通に恐怖した。

 帰宅して、ご飯を食べて、以前に何度も見た事のある、絶対に面白いと自分が感じると分かっている動画を見て、ちょっとだけ微睡んで、みたいな、気持ちのいい休日の時間を過ごす。以前見た事のある面白い動画、映画しか見れない時が、よくある。展開も自分が笑う箇所も知っていて、答え合わせをしているだけの時間。あれは楽しい。楽しいというか、安心。新しい刺激を受け入れる余裕が無いことが、よくある。
 16時くらいにやっと、このままでは無の日になってしまう、と本を読み出した。昨日購入した、大前粟生の『ピン芸人、高崎犬彦』だった。大前粟生はおもろい以外いらんねんしか読んでいないので、芸人が好きなんだな〜とか思った。芸人小説作家、だな〜とか、思った。
 何故か売れてしまった空っぽのピン芸人、高崎犬彦の話はめちゃくちゃ面白かった。芸人であったことのない私だが、色んな芸人の地下時代のエピソードを聞いているうちにそれが自分の経験だと錯覚してしまい、犬彦の売れてない時代とか、売れたあとの葛藤とかが、自分のモノのように思えて、苦しかった。なにも苦しむことはないというのに。馬鹿馬鹿しくて笑えたし、どうしようも無く心が震えて、私は芸人じゃなくて良かったと意味のわからない安堵があった。何がなんでも売れたいという貪欲さや、自分のネタで生み出す笑いだけを突き詰めたいというストイックさは、恐ろしくて美しい。ちょうど少し前に本ツイ(本屋について行って一万円渡したら何を買うかを見るYouTubeの動画)の野田クリスタル回が更新されていて、その動画の中で野田クリが又吉直樹の火花や劇場に触れており、その内容があまりに生々しくて、あの先輩のことだろうな、あの時の話だろうなとか思いながら読んだ、のような事を言っていて、主人公と先輩のような関係の人が自分にもいて、それは色んな芸人にもいて、みたいな話をしていた。芸人は、『ピン芸人、高崎犬彦』を読んで自分と誰かを、いつかのエピソードを、重ねたりするのだろうか。

 ゆっくり本を読んでいると18時になったので慌てて風呂を済ませて、冷凍のアクアパッツァと買ってきたサラダとお酒とを用意した。THE SECONDの時間だった。ランジャタイが出ている枠を購入し、それは金属とCOWCOWや、母心とジャルジャル、超新塾とモンスターエンジン、そしてランジャタイとラフ次元の対決が見られる枠だった。ランジャタイを推しているので購入したが、対戦相手のラフ次元は私の第一次お笑いブームから推しているコンビで、今は大四時くらいのブームで吉本以外をメインに推しているから、頻繁にという程では無いのだが、それでも寄席で漫才を見ると大爆笑する、みたいな、そういうコンビで。抽選会でランジャの相手がラフ次元に決まったとき、やったー!と喜んだ反面、どっちが勝っても悲しさがある……としょんぼりした。だから始まる直前の今、変なドキドキがある。
 COWCOWと金属バット。やっぱりCOWCOWはめちゃくちゃ面白くて、大きな声って、面白いな、ていう、小学生みたいな感性でゲラゲラ笑った。次々に繋がっていくギャグと、大きな声と、それらが合わさるともう楽しくて仕方がなかった。金属バットは料理のネタで、ついこの間最前で見上げながらみた漫才だった。何回見ても面白い。子どもは生きる上で必要ないのくだり、ザセカでもやるんだ!と笑った。物凄い点数で金属が勝っていた。
 母心とジャルジャル。母心、政治家と漫才師を現役で両立させるすごい芸人。お堅い仕事もしながら、それをネタにしながら、しっかりめちゃくちゃ面白いって、何?恥ずかしながら初めてネタを拝見したのだが、もう何年も応援しているコンビを見ているのかってくらい大笑いした。楽しかった。ジャルジャルは私はコントが好きで、だから漫才は久しぶりに見たのだが、チェーンで繋いで引きちぎる狂気、手を叩いて笑った。大好き。
 モンスターエンジンと超新塾。お酒が弱いのだが楽しくてわりと飲んでしまい、ちょっとふらふらだったのだがモンスターエンジンが面白くて爆笑したのち「おもろすぎるやろ」とか真剣なトーンの声が出た。モンスターエンジンは第私の二次お笑いブームくらいの時にハマっていた。超新塾も、先月?今月頭?のロックンロール漫才を見に行っていて、めちゃくちゃ楽しかったので頑張れ〜!と思っていて、アイクってまだテレビダメなのかと笑って、アイクが居なくてもアイクをネタに入れるし、居ないことを上手く利用して面白くしているし、稽古めっちゃしてるんだろうなみたいな上手さがあって、やった〜!と思った。あと久保田がアイクをぬわらって呼んでて、アイク呼びの人ばかりだと思っていたからそれにも笑った。誰も何も言ってなかったけど。
 それで、ランジャタイで、みんな掴みで時間を30秒くらい使うのに、ランジャタイはネタが長いからしつこいからか掴みはなくて、iPhoneの作り方で、五木ひろしで、京本政樹だった。ライブでは国ちゃんがやりたい放題時間も伸ばし放題だけれど賞レースでは制限があり、その為恐らくちゃんと筋書きを守っていて、だから伊藤ちゃんがしっかりツッコミをしていて、そういえば伊藤ちゃんはツッコミだったな、と再確認した。爆笑した。なんなんだよこれは笑といつも思うのだけど、いつも終わったあとにMCの人が同じことを言ってくれるので、今回は久保田が言ってくれたので、だよなぁと笑った。ラフ次元は冒頭ランジャタイを引き摺ってて笑った。ネタの中にiPhoneの作り方を入れてきて、好きな吉本コンビが好きなグレープコンビの話をする光景が眩しくて、笑いながら泣いた。平場で二組が絡んでいるのが嬉しすぎた。高卒コンビと高学歴コンビ、全てが正反対で、異色で、国ちゃんは大暴れで、ラフ次元は困っていて、梅ちゃんは国ちゃんにつっこんでいて、お笑い、サイコー!になった。

 一番推しているランジャタイは敗退となった。モダンタイムスさんは1点が10人もいた、とか話していたのに、1点が9人いた。ランジャタイ過ぎる。9人居たにしては高い点数で、カルトだなぁと笑った。梅ちゃんが「この4組でなんかしたい」みたいなことをサラッと言っていて、4組ってモンスターエンジンと超新塾も?それともラフ次元ランジャの4人ってこと?どっちでもいい嬉しい!やってー!と、オタクは過剰に期待している。オタクとは私のことである。ラフ次元とランジャタイは芸風が違いすぎるが、それ故にツーマンとかやったら脳みそぐちゃぐちゃになって、気持ちいいと思う。
 負けて寂しい気持ちはもちろんあるが、負ける事でランジャタイの笑いが完成するような思いもあって、それは本人たちの望んでいることではないのかもしれないけれど、私は最高に楽しかった。彼らは本気で優勝したいと挑んでいるのかわからないが、いやそうであって欲しいけれど、私は優勝しない方が面白いなと思っていて、それに対する申し訳なさみたいなものもあって。でもランジャタイのようなはちゃめちゃなネタは良くも悪くも100か0で、0が居なくなることはありえないので、だから優勝って、しちゃったら彼らの面白さが嘘になる気がする。意味わからんネタを、意味わかんねぇな〜笑って、意味わかんないことを笑うのって、真っ直ぐそれが出来るのは年齢一桁くらいまでなのだろう。今意味わかんないことで笑っているのは、そうでは無い笑いを知って、それとの対比だとか、そういうので笑っていて、それを理解できない人がいるのは至極まともだ。一点をつけた彼、彼がそうだ。勇気があるし、私は彼と友達になりたい。私はランジャタイが好きなのだけど、ランジャタイを好きな人が居ると、ちょっと身構える。どういう感じで、好きなの?って、思っちゃう。めちゃくちゃな事をしているのが好き、面白い、はすごく共感できて、私もそういうネタが好きなのだけれど、伊藤幸司と国崎和也が好きだからランジャタイを応援している、のスタンスの人たちは、少し苦手だ。好きな人たちだから、何やっても面白い、みたいなのは、なんていうか、因果関係が逆のような気がして、別にそれでもいいし、人の好きに難癖付けたいわけじゃないのだけれど、でも苦手だった、何時でもどこでも大爆笑を生み出せる人なんていないから、もちろんランジャタイにも所謂不調、不発の日があって、そういう時に「かわいい」って言っちゃう人が、苦手だった。ていうか面白い時にも面白いより先に「かわいい」の人が苦手。あ、はい、みたいな、気持ちになる。いや、うん、やめとこうかな。日記だから好きなことを書こうと思っているのだけれど、何でもかんでも書いていいわけじゃない。私は物申したい訳じゃない。顔ファンだって、別にいいと思ってるし。ワーキャーもいいじゃないか。ワーキャーがいないとグッズが売れなくて、そしたら会社が困って、てなるんだから。うるせぇよな人は、人が何かを消費することに対して。私も含めて。黙ってろよな〜!わかるわかる!可愛いって言っていいよ、だって可愛いもんな。誰もなにも言うなよ。
 急に人格が変わる。お酒を飲むとこうなるから、飲まない方がいい。明日は仕事だ。

 大前粟生はザセカについてなにか言っていないかなと思ってTwitterを確認したが、なにもツイートしていなかった。



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