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大人の原稿執筆パックに行ってきた

こんにちは、字書きです。

結論から言います。

4,800字書けました。

一夜漬けプランを利用したので、2泊3日なら15,000字はいけたかもしれません。

ふだんは400字/1時間でもかなり苦労している自分としては、すごい進み具合だったのです。行ってよかった。

でもまさか本当に自分が利用するとは思っていませんでした。

だってこんな贅沢な作業環境、セレブでもなければ仕事でもないただの趣味で小説書いてる人がやるなんて…と思っていました、

締切り前までは。

「このままではイベントに新刊出せない、間に合わない!!」

と焦りに焦って、ついに予約してしまったのでした。

憧れの、温泉宿で食事付きの、集中するしかない環境での作業。

個室は満室だったので、勇気を出してドミトリーを予約しました。初めてのドミトリーで(しかも男女の別なし)不安もありましたが、そんなこと言ってられないくらい、切羽詰まっていたんだと思います。

実際、そんなに気にする程ではなかったです。また泊まりたいです。

隣の人と会話しないといけないのでは?とか、海外の人と英語で交流しないといけないのでは?と心配していたのですが、どうも生活時間が合わなかったようで誰とも顔を合わせることすらなかったです。

でも声は聞こえました。英語ではない外国語で、多分早く寝なさい的なことを叱る声とか、子供が夜中に急に歌い出して(けっこう上手)親が一喝してシーンとなったり。

まぁ気になる人は眠れないと思います。会議中でも居眠りできる私でさえ「眠れない…無理かも…」と諦めかけたのですが、いつの間にか寝ていました。大丈夫、どんな人もさすがにずっとは起きてないです。

前置き長くてすいません。

さっそく原稿執筆パックのレポします。

宿に着いたのは19:20、夕食時間ギリギリでした(午前中に用事があったためこんな時間に。もったいない…)

チェックインは16時なので、次回は早めに来たいです。

夕食はカフェスペース、一人でも落ち着いて食事のできるこんなお席でした。

こじんまり感がいいです。そして夕食が運ばれてきましたが、ごはんが…

大盛りですよ、大変だ。次回は絶対言います「ごはん少なめでお願いします」と!

旅館の食事量が多いことにいつも心苦しい思いをしているので(食べきれない)ここは定食メニューと聞いて油断していました。少食の人は要注意です。

その後、温泉に入って部屋着に着替え、荷物を持って先ほどのカフェスペースへ。

この時すでに21:00、他にお客さんは一組だけでした。みんな個室でゆっくりしているのでしょう。 コーヒーをもらってさっそく作業にとりかかりました。

カフェスペースは23:00までしか利用できないので、部屋でゆっくり原稿できないドミトリーの私の集中力は高いです。

ちなみに場所はここにしてみました。

背後が壁というのは集中できると思ったのですが、それは間違いでした。

つい、ついですよ。ツイッターとか支部とかマンガあさったりして遊んでしまいました。後ろから見る人いないからと安心して…気付いたら何もしないまま22:00になっていました。ヤバい。温泉に来ていつもと同じことしてどーするの!!??と本当に集中したのはこのときからで、結局この日まっとうに原稿したのは1時間弱でした。

温泉も23:00までなのですが、シャワーブースは24時間いつでも利用できました。最悪、温泉など入らずシャワーでいいかと思っていたのですが、

温泉効果はすごかった!!温泉、いいよ!!

というのも、1日目はさっぱり進まなかった原稿が、2日目かなり捗ったのです。

温泉に入って、すっかり非日常を感じたのか、自覚していない疲れがとれたのか、リラックスできたのか、とにかく気分が爽快でした。

ふだんはスーパー銭湯もめったに行かない(疲れるから)、温泉も熱くてそんなに好きではないのですが(家のお風呂は39℃で入る)、温泉の効能のおかげですかね?すごくよかったです。効きました。

朝はこんな感じで明るいカフェスペース。緑が眩しいです。朝食をいただいた後、コーヒーをもらってまた作業です。コンセントは席ごとについているので、充電しながらいろいろできます。

9:00を過ぎたところで、宿の人からカフェのお掃除タイムになるということで掃除機の音すみませんと言われたのですが、せっかくなので温泉に入ることにしました。

そして、温泉からあがって急いで荷造りをして10:00にチェックアウトをしました。

しかし、ここからが本番です原稿執筆パック一夜漬けプラン!!

そのままカフェスペースに案内されます、どうぞごゆっくり…と。

そうなのです、ランチがつくのです!!普通の宿ならチェックアウトしたら帰るだけです。どんなに遅くまで部屋に滞在できたとしても、せいぜいお昼過ぎではないでしょうか?

しかしここは、お昼ごはんを食べたあとも、何時までいてもいいのです!(ただしカフェの利用状況による)

10:00から12:30までひたすら原稿しました。夜にはお気に入りだった場所が、日が昇るにつれ日差しが気になったので、少し奥のスペースに移動しました。

ここでカタカタやってました。他に積ん読解消パックと思しきカップルの方々がひたすら読書をしていて、一人じゃなくてちょっと安心しました。

ランチはカレー。ごはん多めでも完食できるカレーの力は偉大です。本当においしかった。

原稿はどんどん書けますが(温泉パワー?湯河原パワー?)、同時に不安にもなってきて、私はもう一度宿の人に確認しました。「あの、いつまでいていいんですか?」

「お客さまがお帰りになるときまで、いてくださって大丈夫ですよ」

!!!????

これは、これはもしかしたら夜までいてもいいのでは…???

なんて感じましたよ。すごい、ホントに一夜漬けパックだよ!!脱稿しちゃうかもしれないよ!!!

とはいえ帰る時間もありましたので、15:40にPCの電源を落としました。

4,800字のほとんどは、この2日目に書いたものです。朝から集中できたし、おいしいカレーのおかげで午後もはかどりました。

あと、コーヒーもおいしかったです。

私が帰るとき、駐車場はこんなでした。

昨夜は満車だったのに、ガラ~ン。

脱稿まではいきませんでしたが、新刊出せたのはこの宿のおかげです。感謝しかないです。

今度は原稿合宿してみたいです。(余裕のある日程でね!)

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