松本人志 ー その才能の根幹に横たわるもの ー


ー 自分は、いつでも「きっちりする準備」ができている ー

それは、
かつてFM東京 深夜番組「放送室」における
松本人志氏の言葉

あれから
もう20年が経とうとしている

この言葉の凄いところは、
ー 自分は「きっちり」している ー
では無いということ。

実は【病的】なまでに
「きっちり」している松本氏は、
だからこそ
人の気付かぬ違和感に
誰よりも早く気が付いてしまう。

おそらくは、
この「きっちり」こそ
特異な氏の才能の根幹を成している

氏という人間の「本質」である、
と、言い換えてもよいかもしれない

冒頭の言葉を
勝手に意訳するならば、

自分のその(病的なまでの)「本質」を
いつでも端に追いやることが出来、
且つ、
いつでもド真ん中に据えて
瞬時にフル稼働が可能。

そんな解釈もできるかもしれない

常人では抱えきれぬ筈の
巨大な氏の「本質」を 、
自在に出し入れできることこそ
そもそも凄いこと

何のために
端に追いやるのか

何のために
フル稼働にするのか

きっちりすることで
笑いを創出し

きっちりしないことで
笑いを創出する

自らの深いところを自在にオンオフし、
相反するパンチを軽やかに繰り出す

笑いの二面性を誰よりも熟知し
瞬時に選択するや
最適解を具現化する

氏が唯一無二である由縁かもしれない

ところで
探偵ナイトスクープに新しい
局長が誕生した

探偵からの報告(作品)を
大喜利のお題だと捉えたとして
最適なコメントにより引導を渡す
それが局長という役柄の一面だとするなら

誰よりもきっちりし
誰よりもきっちりしない氏こそ
最適解であるのかもしれない

それにしても
会見での二人のツーショットは

ミスターベーターの
ー 楠公さんよお! ー
を連想してしまう。

#探偵ナイトスクープ
#祝局長就任
#松本人志
#ミスターベーター

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