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フィンランド大使館への道🇫🇮3


すえひろ湯さんとの出会い♨️

私にとって、フロンターレを知るきっかけに
なったのは、川崎富士見湯がきっかけだったと前回お話させてもらったが、もう一箇所忘れてならない銭湯がある。それが川崎大師にあるすえひろ湯である。

 試合を観に行き、富士見湯のご主人とフロンターレの話で盛り上がるのが日々の楽しみになって行った時、富士見湯さんから、とにかく一度大師のすえひろ湯さんへ行ってみてという話を頂いた。

 川崎大師のすえひろ湯のご主人星野さん、川崎浴場組合の副会長であり♨️川崎フロンターレの創設当初から、川崎大師の商店街を通して、川崎フロンターレを支えてきた。

🐬フロンターレ🐬のキーパーソン 
〈石渡さんと星野さん〉
ここにものすごいフロンターレの歴史がある。川崎大師駅前の商店街、「大師駅前商栄会」
にあるすえひろ湯さん♨️とそのお隣にあった金物屋さんの「忠ぶね商店」。
忠ぶね商店のご主人であった石渡俊行さん。この方が今の川崎フロンターレの応援団である
「川崎華族」を立ち上げた中核メンバーであり、何より地元川崎を愛し、フロンターレを愛した人物。川崎とサッカークラブである川崎フロンターレを繋げた張本人。お隣さんであったすえひろ湯星野さんと共にフロンターレ黎明期を支えてきた。

 石渡さんのフロンターレを愛する想いは私が語るのは畏れ多いのだが、とにかく凄い。フロンターレを地元川崎の人に応援してもらうために奔走した!まだフロンターレが認知されるずっと前からフロンターレを地元川崎に根付かせようと、商店街にフロンターレのロゴ入りの旗を立て、川崎大師にお参りに来る参拝客にフロンターレのことをアピール。等々力にサッカーを見に行ってもらうために商店街から貸し切りバスで等々力へ行ったり🚌時には自転車で🚲等々力まで行く試みをやってみたり、とにかくチームと川崎を繋ぐための想いは誰よりも熱かった!そして、チームが勝っても、勝てなくても、むしろ調子が悪い時こそ支えるのがフロンターレサポーターと、負けている時こそフロンターレ愛を全面に出し、等々力でも地元川崎大師でもとにかくフロンターレへの熱い応援を誰よりもしている方だった。その想いを誰よりも隣で感じ、共に活動してきた星野さん。

 チームは様々な変遷をし、J1に昇格も1年で降格、その後再昇格するもなかなか優勝できず、優勝を惜しいところで逃し、ついに「シルバーコレクター」とまで言われてしまった。

 しかし、2017年悲願のJ1初優勝🏆そして翌年も優勝し連覇を飾り、川崎駅周辺では4万人も集まる大パレードが行われた。石渡さんも涙を流しそのパレードをみていたが、フロンターレを応援すると同時に何年も前から病とも戦っていた。そして、連覇を見届けた2018年の暮れ、まだ45歳という若さで急逝された。

 私がこの話をすえひろ湯の星野さんから伺った時、星野さんははっきりと私に言った。
「石渡は亡くなったけど、今でも若い人中心に川崎華族は石渡の想いを継いで頑張ってくれてる。そして、オレ(星野さん)はずっと石渡のそばに昔からいた人間として、石渡のやってきたことや、チームが負けてても、石渡ならどんな時でも前を向いて、次があるから頑張ろうぜって言うよなって、それを亡くなった石渡の代わりにやっていく、石渡の想いを伝えていくのが石渡のそばにいたオレの役目だと思うんだ。」

 富士見湯と同時にすえひろ湯にも顔を出すようになった私。すえひろ湯に行くたびに第一回の時のフロンターレ必勝祈願の川崎大師での写真や商店街での餅つき大会、商店街の人と選手との交流の写真などとにかくたくさん見せてくれて、その時の話をつい昨日のことのように楽しく話してくれる星野さん。フロンターレ歴史館にでもきているような、正にフロンターレの歴史そのままを見て感じることができる時間。時に風呂に入りに行っているのか、話しに行っているのか分からなくなる時しばしば😅

 でも、こんな熱い想いを持ってチームを応援してくれる地元川崎の人々。いや、チームも地域に溶け込もうと努力した結果このように地域からも愛されるチームになっていったフロンターレ🐬

 昨今は人との触れ合い、隣近所にだれが住んでいるかも分からず、関わらず希薄になってきている世の中。変に関わると余計なことに巻き込まれるから、むしろ関わらないほうが普通なのかもしれない。でも、私は元々東京下町生まれで、隣近所や銭湯、駄菓子屋で子どもながらに人と人との繋がり、地域の繋がりの暖かさを体験して、それが人と人とが出来る最高の喜びだと思っている。それだけに、富士見湯さんで私も娘も大変お世話になったこと、そして次に紹介されたすえひろ湯さんでもフロンターレのお話をたくさん伺う事ができて、お風呂屋さんに行くだけなのに、こんな気持ちにさせてくれる川崎、私は本当にフロが好きで良かったなあとしみじみ思った♨️笑
 そんな人々や地域に愛されている川崎フロンターレを今後も益々応援していきたいと思っている。そして、これからもそのような中に自分も1人のサポーターとして関わることができることに本当に感謝と喜びを持ち、フロンターレががんばっているから、自分も毎日頑張ることができているし、お風呂屋さんに行くとことも大きな楽しみになっている♨️

 フィンランドの話🇫🇮から完全に脱線してます😅
が、必ず話しはフィンランドへ繋がっていきます🇫🇮またよろしければ次回もお楽しみにしていただけたら嬉しいです😃

昨年の川崎大田スタンプラリー
ゴールのすえひろ湯さんにて♨️
星野さんと一緒に📷

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