自分にしか出来ない大きな役割

関西リーグ出場時間0分で
3戦が終わってしまいました。
でもチームは3連勝^^
シーズンオフ期間の11月にした怪我で
ここまで引きずるとは、ですよね。

診断名を聞いた瞬間の胸の音と
一瞬息が詰まるような感じがしたのを
今でも鮮明に覚えています。

チームのスタート開幕戦に自分が居なかった時は、
もう二度と感じたくない感情に覆われました。
もうすでに結構前を向いていたし
当日まで大丈夫だと思っていたけど
全然大丈夫ではなかったようでした。



ですが自分にはチームの中で
大切で大きな役割が出来ました。

そこから3戦QUEENSではひらパー組と呼ばれる、
自分も含めてその日メンバーに呼ばれなかった選手達と試合を見ていました。

開幕の時に監督から
ヒラパー組を宜しくね、とアップ内容とかを
聞いてヒラパー組アップ隊長的な感じで
1番年上だし任せて頂いたんだと思います。
そこから今日まで3戦
試合は見て頂いたら分かる通り
出ている選手は輝いているし点が入れば嬉しいし。

でも試合中を表とするなら
裏には裏のお話があります。

この3戦ひらパー組含めベンチメンバーと
沢山ではないけど一言一言丁寧に、
でも本音で会話をしました。
そのひとつひとつを私ははっきり全部覚えています。
その選手達と会話する事は自分の為でもありました。
完全に私はその会話に励まされていました。

試合中ひとり、ずっと私のそばを離れず
喜怒哀楽を出さずに試合を見ていた選手や
私の問いかけに力強く「悔しい」と答える選手
やっぱり同じ気持ちだよね、と助けられました。

もちろん、スタッフの皆さんが全く気にかけていない。とかではありません。
時々自分たちの様子を確認しに来てくれます。距離がある場所にいてもハイタッチをしに来てくれます。
円陣には必ず全員が入れるようにしてくれます。

ですが、試合中はスタッフ皆さん本当に忙しそうです。
私達のために、
ハーフタイムに渡すアクエリやウィダーの準備、
ベンチの外からビデオを回したり試合中の声かけ。

試合が始まるとヒラパー組の近くに社会人は自分しか居ない。
「もし自分が居なければ中学生選手だけで遠くから試合を見てたのかな」
「でも自分が居なかったらスタッフの誰かしらが居れるように考えて下さるんだろうな」
「てことは、今自分結構頼りにされてるのかな」
「でも頼りにして貰うほどの事をできていないな」
「どう声をかけるのが良いんだろうな」
「でもまずは自分の気持ちを整理しないとな」
「この子達の前で自分が暗くなったら一緒に落ち込んじゃうだろうな」
ずっとこんな感じでした。
メンバーに入れなかった疎外感は
自分が1番感じていたのかもしれませんが
同じように感じていた選手もいたはずです。
そんな心のケアを自分の分をするのも大変なのに
いかに寂しく感じさせないか、辛く感じさせないか
言葉だけでは伝わるはずがないけど
自分なりに行動する事で精一杯でした。
これは実はチームの中で1番大切で重要な事
なんじゃないかと思う程大きな役割だったし
普段からスタッフ達がやってくれているような事を
同じ選手の立場の自分がやるのはすごくすごく難しい事でした。

でもこれによって自分は
“私もチームの役に立っている”
と感じる事が出来ました。
感じていた疎外感も少しは減りました。
「ほのかさん、どこで試合見るの?」
「水筒は外に置いておいたら良いよね?」
なんでも聞いてくる選手達を見て、そのおかげで
単純だけど必要とされていると、感じました。

ここまでの3連勝
1秒も試合には出なかったし
勝つ事そのものに貢献する事は出来なかったけど
自分もチームの一員として必要なひとりだと
思うことが出来ました。

皆と交わした会話と言葉は胸の中に
大事に大事にしまっておくね。
忘れません。ありがとう。


でもでもでもでも、チームは3連勝!(2回目)
今日も応援ありがとうございました^^

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