止まった時計がいま動き出す
今から2年前 2019/9/8 ルヴァン杯 vs川崎
この試合以降、新型コロナウイルスの影響で
僕はサッカーの試合を生で観ていない
今はDAZNなどの配信で様々なスポーツを画面上で楽しむ事が出来る
しかし、画面上でスポーツを満足に楽しめる事が出来るのであれば
世界最高のプレミアリーグやラリーガなどを観る
という事で事が足りてしまう
地元のチームを応援するという事は
画面上で楽しむ事よりももっと大きな楽しみ方があるという事だ
それは2年前のあの試合でも感じ取れた
名古屋は1stレグを2-0で落としていた
そしてホームで迎えた2ndレグ
この日はバックスタンドで観戦
試合前、友人の後ろに座っていたおっちゃんが
手にしていたビールをこぼし友人の背中にビール
がかかってしまった
なんだよこのおっちゃん…
最初はそう思った
しかしそれは試合開始直前の事だった
チームは当時低迷していて苦しんでいたが
奇跡の大逆転へ向けてウルトラスの方が
2009年のACL川崎戦を引き合いに出し熱く
スタンドを盛り上げようとした
ウルトラスの方が一通り話し終わったとき
よっしゃー!やったるぞ!
と叫んだのはビールをこぼしたおっちゃんだった
その声に連鎖するようにスタンドからは
大きな拍手が湧き上がった
あの瞬間は普通に生活しているだけでは
とても味わえるものではない
あの瞬間、あの場所に居ないと感じ取れない
試合は2-2で終わり 2戦合計2-4で敗戦
先制される苦しい展開だったが
スタンドからはポジティブな掛け声が飛んだ
あの雰囲気こそが試合を生でみる醍醐味
選手と同じ場所で同じ雰囲気を
肌、耳、目、鼻、身体の全てで感じとる
それが無い2年間は僕にとっては空白の2年と言っても過言ではない
2年振りに時計が動き出す
舞台はルヴァン杯決勝
いきなりの大舞台だ
さぁ、最高で格別で特別な雰囲気を
感じに行こう。
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