学生時代の印象に残っている国語の話し
国語の授業、それは眠気との闘い
しかし、そんな国語の授業も時に神回になる
今回は小中高の12年間で印象に残っている
国語の授業の中で出てくる物語について
たった2つですがまとめてみました
①カレーライス
この話しは小学5年生ぐらいだっただろうか
この話しの強烈なポイントは冒頭だろう
「ぼくは悪くない。」
この入り方で国語は眠気との闘いという概念を
ぶち壊し、一気に視線を教科書へと向けた
そしてより興味を惹きつける内容
父親との蟠りを解消していく
そこにカレーライスの存在がある
という雑な説明にはなってしまうが
その蟠りのキッカケとなったのは
世の中の小学生が一度は経験した事があるであろう
ゲームのやり過ぎに怒った親父がゲームデータがセーブされてない状態で電源コードを抜いたという出来事
この出来事に親近感が湧いた
まさに小学生に刺さる題材だった
②デューク
この話しは高校の現代文の授業で出てきた物語
個人的に小中高12年間で一番真剣に取り組めた授業がこの物語をやっていた時の現代文の授業だろう
この物語はまず1人の女性が愛犬「デューク」
を喪う所から始まる
デュークは卵料理とアイスと梨が大好物
初夏がよく似合い、音楽を聴くのが好き
拗ねた横顔はジェイムズディーンに似ていた
そしてキスが上手かった
そして悲しみに暮れていたある日
1人の青年と出会う
その青年は電車で悲しみに暮れていた私を心配し寄り添ってくれた
私はその青年にお礼としてコーヒーをご馳走する事にした
その青年は贅沢な事にご飯を食べていないので
オムレツも食べたいと言い出す
その後もプールに行って
アイスを食べて
美術館で初夏の絵に酔いしれ
落語を聴き
ただただ見ず知らずの青年と娯楽を楽しむ描写が続く
この話しを読み進めるとある事に気付く
そしてクライマックスには鳥肌が立つ
正直、授業レベルでこれ程感情を揺さぶるお話しがあるのかと驚いた
塾の講師に古文は変態かお笑いの2択しか無いと言われたが
それとは打って変わって現代文は素晴らしいものだ
読んだ事が無い人、記憶が無い人には
是非読んでもらいたい
以上、学生時代に記憶に残る作品2選でした
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