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不登校②~長男編

前回の続き…

長男は朝から起きてくることはなくなりました。遅いときは昼13時過ぎても起きて来ず…。毎日、中学校に欠席の電話を入れることも当たり前のように

なっていました。「先生には休むって連絡したよ。」と伝えると、いつも通りの長男になりました。それを伝えないと部屋を出ようとしないからです。
すると、担任が家に訪問するようになりました。週1回のペースで。でもだんだん来る回数も減り、月1回になってくると長男も顔出すこともなくなりました…。
すると、ある時担任から言われました。
「フリースクールに行かれませんか?学校に来なくてもフリースクールに行っただけでも出席になりますよ。」
その言葉になぜか安心感ありました。

その頃、部活でお世話になっていた部長さんのお母さんにも相談していました。
「市内に相談出来るキッズケアセンターがあるよ。」
先の見えない状況にすがるように電話を入れ、
予約を入れました。

その間も、私は毎日毎日時間を見つけながら不登校の本を読んでは理解しようとし、自分に自問自答を繰り返していました。

フリースクールに一緒に行くと、中から優しそうな年配の先生方が居ました。
男の子は見当たらず、女の子達がワイワイ楽しそうに話してました。
「ここまで来てくれて偉かったね。」そう話してくれました。
それからは週に一度は1時間くらい居たり、顔出す程度で終わったりとしていました。
それだけでも1日の達成感は親ながらあったと思います。

その間、部活はまだ在籍していたので同級生の部活仲間はそんな息子を受け入れ、部活に誘ってくれていました。学校も部活に行く事を出席扱いに特別してくれると、
息子も学校行っていなくても部活に行っていいんだという安心感か、夕方になると一人でも部活に行くようになりました。

少しずつ、先が見えてきたかなと思う日々を感じていました。

そして2週間に一度のペースでキッズケアセンターの相談が始まりました。
親子で参加ではなく、私一人でした。

そこで話していた事は
息子の行動を否定してはいけない。
昨日出来ても、今日は出来ない。
準備まで出来ても動くとは限らない。
約束事はしない。プレッシャーを与えない。

それは親からすればとてつもない葛藤を受け入れないといけない確定事項でした。
それと同時に、自分の対応は甘えかせてたのとは違うと納得出来る事でした。

しかし、家族はなかなか理解し難いものだったのでした。



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