ゆき

30歳。おんな。 育児奮闘中。 強烈な気分屋。

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最近の記事

夢の話

この間見た夢。 私は知らない場所に立っていた。 たぶん外国。絶対国産ではない、コバルトブルーの空。白い壁のちまっとしたお家。木製の物干し竿にかかった洗濯物。埃っぽくて暑い風。でも湿気はないので、じわじわと汗をかくことはない。 夢の中の私は、憧れの歌手、YUKIそっくりなボブになっていた。着ているのは、長袖で襟元が詰まった白のワンピース。膝丈のスカートが熱風ではためいていた。生地が素晴らしいのか、着ていて暑苦しいだとか、そういった不快感は全くない。そのかわり、むきだしのほっぺ

    • 食べることが楽しくて。

      2月に次女を出産してから、食べ物に気を付けるようになった。 きっかけは、若林理砂さんという、鍼灸師の方の本を読んだから。 『女性のカラダとココロの不調を治す44の養生訓』。 私はとにかく気分屋で、天気が悪くなるとどーんと鬱状態に傾くことが多かった。長女は魔の2才児真っ只中で、思うように家事育児ができないと、本当に死にたくなった。いや実際できなかったけど。 死ぬほど辛かった。 そんなときに読んだのがこれ。 二人目生まれて、ますます鬱傾向に傾いたり、気分で子どもに当たり散ら

      • 大人になってしまった

        子どもの頃ははやく大人になりたいと思っていたけど、今は大人になんかなりたくなかったな、と思う。 お酒も飲めるようになったし、車を自分で運転してどこへでも行ける(高速は未だにびびるけど)。優しい旦那さまとも巡り会えたし、かわいい子どもも授かった。すごくしあわせだけど、大人ってつまんねーなー、と感じてしまうときがある。 前に、中学のときから仲良しの友達と会ってお茶をした。部活が同じで、私たちの学年は人数が少なかったから、特に仲がよかった。部活が休みの日まで、同じメンバー勢揃いで

        • ともだち

          大学卒業以来に、友達に会った。 彼女のおうちが神社で、そこで未だに挙げられていない結婚式をやりたかったから。打ち合わせをして、そのあともうひとり大学時代の友達と合流して、お昼ごはんを3人で食べた。 神社で神様にお仕えしている彼女とは、実は大学時代はそんなに仲良くなかった。でも、同じ大学の寮で時間を過ごし、同じ委員会に所属していた。 委員会というのは、学生寮の中でのもの。風紀委員、美化委員、文化委員。私は文化委員。彼女は文化委員のトップだった。 文化委員は、男子寮と合同でも

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        記事

          はつ恋の話。

          小さい頃の、ぼんやりとした初恋の相手は、「きかんしゃトーマス」のエドワードだった。 もう少し大きくなった、小学校高学年のとき。私はひとりの男性に心を奪われていた。 この人が私のためだけに笑ってくれたら、すごく幸せだろうな、と思っていた。 その相手は、人気ロックバンドのギタリスト、GLAYのHISASHIさんだった。 今思えば、エドワードとどっこいどっこいの無理めな恋。でも、子どもだった私は本気だった。 消しゴムに緑色のペンで、好きな人の名前を書く。それを誰にも知られるこ

          はつ恋の話。

          子どもの頃の話。

          大人になった今でこそ、人はそれぞれみため、感性さまざま違って当たり前だと思うようになったけれど、子どもの頃はそれが分からなかった。 私が保育所に通っていた頃。そこはスモッグや安全帽子は指定だったけれど、かばんは自由に、各々が好きなものを持ってきていた。 当時女の子たちがよく持っていたのは、ピカピカのエナメルのキティちゃんのバッグ。私だけは、つや消しピンクのキキララのバッグを持っていた。 だから、「ゆきちゃんのかばん変ー!」「アヤ(仮名です)のかばんは、ピカピカでかわいいー

          子どもの頃の話。