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僕は社会課題を定義したい

「社会課題って何だと思いますか?」

私は非営利領域でWEBマーケティング(主にインターネット広告による集客)のコンサルティングや、サポートをしております。

◼️WEBプロモーション運用代行&コンサルティング
・契約団体数は約450団体
・毎月1万USDが無償で使えるGoogle Ad Grantsに特化
・費用は請け負う業務内容によって変動、最低費用は無料から
・ナレッジ共有のために、WEBメディア「NPO Maketing Labo」運営
・ニーズに合わせて、サイト制作や動画コンテンツによるサポート実施

仕事を通じて、沢山の非営利法人やNPOの方々と出会い、取り組む社会課題についてお話しを伺います。

あなたにとって「社会課題」とは何ですか?

人や団体によって設定している「社会課題」は、もちろん多様なわけですが、その中で「社会課題」という言葉の捉え方が、人や団体によって異なることに気付かされます。

言葉の定義付け(捉え方・解釈)には、その人の価値観が表れます。
例えば、モチベーションという言葉の定義を「やる気」と捉えてる人は、その時々の気分やテンション、その前にあった出来事によって、モチベーションが上下し、自分自身のコントロールが難しくなります。
ではコントロール出来てる人は、人によって様々ですが、「やる理由」のような気分やテンションに上下されないものを選んでいる傾向にあります。

まずは各人の設定している社会課題について。
粒感は様々ですが、キーワードを書き出すと

■教育
待機児童、学級崩壊、途上国女子教育、識字率問題、ニート問題、子育て、育児
■経済
所得格差、貧困、途上国支援、ブラック企業問題、密猟、タックスヘイブン、インフラ老朽化、大量生産・大量消費、雇用
■労働
長時間労働、女性活躍推進、過労死、ワークライフバランス、女性リーダー育成、非正規雇用、強制労働・児童労働、ワーキングプア、労働安全衛生
■人口
晩婚化、未婚化、高齢社会、人口増加、人口減少、移民受入れ、事業後継者問題、地域消滅
■食料
食の安全、食品廃棄、農業、干ばつ、飢餓、食品偽装、異物混入問題
■資源
電力自由化、レアメタル、資源の枯渇、原子力、自然エネルギー、紛争鉱物、水問題
■環境
自然破壊、ヒートアイランド、ゴミ問題、放射能問題、生物多様性、地球温暖化、気候変動、異常気象、CO2排出
■文化
文化財保護、スポーツ支援、伝統文化継承、日本文化発信、後継者問題
■人権
虐待、暴力、ダイバーシティ、ハラセメント、マイノリティ受容、障がい者雇用、家庭内問題、片親支援、ホームレス支援、LGBT支援、売春・援助交際、人身売買、先住民保護
■倫理
動物保護、フェアトレード、企業倫理、ブラック企業問題、コンプライアンス、エシカルファッション、安楽死、代理出産、自殺、窃盗被害、腐敗防止、反競争的行為
■医療
病児保育、介護問題、老老介護、医療格差、早期検査推進、セーフティネット問題、生活習慣病、薬物依存、公衆衛生
■地域
地域活性化、NPO支援、被災地支援、ボランティア活動、公共政策
■安全
防災・減災、個人情報保護、低年齢犯罪、性犯罪、詐欺、自然災害、戦争、ネットセキュリティ、ネットリテラシー

ハイ、まだまだあります。キリがないです。

実際に書き出してみると、視点を広げると、自分自身も「社会課題」において、被害者であると同時に、加害者であることに気付かされます。
というより、今生きる全ての人は「社会課題」を産み出してると言って過言はないではないでしょうか?
1人のビジネスマンとして、社会人として、大人として、完全なる綺麗な(無害な)人にはなり得ないですが、「課題を産み出す量」より「課題を解決する量」の割合が多い人でありたいです。

「社会課題」をどう定義していますか?

では改めて「社会課題」とは何なんでしょうか?

Wikipediaによると…
※「社会課題」で検索しても出なかったので、「社会問題」にしています。

細かくて見づらいので、主要な部分を抽出すると、

はたしてこの定義通り「一般に広くその存在が知れ渡っている問題」を解決するために、世の中に10万もの非営利法人が存在しているのでしょうか。

また自分自身が事業をつくっていく中で、フォーカスしている課題は、この定義から生まれているわけではないなと。

自分なりの「社会課題」を定義しよう。

※ここでいう定義は、捉え方や解釈という意味て使用しています。

今生きる全ての人にとっての「社会」とは、その人自身の日常そのもの、その人が「苦しい」「不安だ」「ツラい」「死にたい」と考えているのであれば、その内面に存在しているそれ自体が最小単位の「社会課題」だと考えています。
要するに誰かにとって取るに足らない課題も、その人が苦しくて圧し潰されそうなのであれば、それは社会課題である。

社会の存在する様々な「不」に対して、行政が税による富の再配分や、市場が収益の最大化を目的に事業をしています。
その行政や市場からこぼれた「不」と向き合っているのがNPOなどの非営利法人なんだなと考えるわけです。

一般的にはコンサルティングが主体の場合、高単価の顧客に注力するのですが、上記のような考えから、

◼️WEBプロモーション運用代行&コンサルティング
・契約団体数は約450団体

と課題や組織の大小に関わらず、必要としてくれる団体に対して、サービスを提供しています。

こぼれた「不」と、その「不」と向き合っている人たちと伴走し、救われて、報われて、誇れる事業をつくっていく所存です。

サポートされるとすごく喜びますし、もっと頑張ります。