《8/9》ボナパルト家を取り巻く女性たち - マリア・ヴァレフスカ編【ナポレオンの没落】
マリアの離婚から4ヶ月ほど経った1812年12月。
ナポレオンはロシア遠征が大失敗におわります。
自分の政策に従わないロシアに痛い目見せてやろうと攻め込んだものの、ロシアの厳しい寒さに勝てず、50万人もの兵を失って帰国したのです。
翌年10月にはライプツィヒの戦いでも敗北。
反ナポレオンの国から一気に反撃を受け、1814年4月にフランス皇帝の座を降ろされます。
そして、エルバ島へ流される事が決定されました。
◇
1814年9月、マリアはエルバ島でナポレオンとの再会を果たします。
彼らは島内の山あいにあるマドンナ・デル・モンテ教会で2日間共に過ごしました。
◇
さてこの後のナポレオンに関してはよく知られる通り。
ワレフスキ伯爵が亡くなって数ヶ月後、エルバ島を飛び出しフランス皇帝の座に返り咲きます。
しかしまたしても諸外国との戦いで負けてしまい退位。
今度は絶海の孤島・セントヘレナに流される事が決まったのでした。
◇
なおこの頃、まだマリアとも付き合いが続いていた様です。
2度目の退位が決まり、マルメゾン城で島流しを待つ間に2人は再会。
そしてこれが今生の別れとなるのでした。
しかし、マリアの物語はもう少し続きます。
しかも何とこの後、ナポレオンのいとこと再婚してもう1人子供を設けます。
次回、最終話です。
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