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Placyの想い

はじめに

こんにちは、Placyです。僕らは、音楽で場所を探せる地図アプリを開発しています。
昭和から続く純喫茶、路地裏に隠れたナイトクラブ、常連で賑わう個人経営の居酒屋など、数えきれない素敵なプレイスを持つ東京。誰しもが、自分好みの場所を持っているはず。そのような自分好みのプレイスを見つけるお手伝いをしています。


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Placyでは、「自分好み」を言葉ではなく音楽で表現することができます。検索ワードを駆使しなくても、好きな音楽を教えるだけで、あなたの好きな音楽を教えるだけで、あなたが好きな雰囲気のプレイスを見つけることができる地図アプリです。

Placyの根底

僕らは音楽で場所を探せる地図を作りたいだけではないんです。

僕らの根底にあるのは、人の感性を汲み取った都市を作りたいという想いです。
既存の都市開発は、雰囲気や心地よさなどの定性的な価値が削ぎ落とされた基準で進んでいます。駅からの距離や、世帯年収、交通量など測りやすい定量的な指標から導き出された「合理的」な指標で開発は進んでいるのです。その結果、昨今、作り上げられる都市はどこも既視感がある、つまり、均質化してしまっています。

都市が均質化していく懸念として、そこで得られる経験がどこも単調なものとなり、人々は新たな場所に訪れた際にも新鮮な感覚を得られなくなってしまいます。つまり、誰も旅行や週末にお出かけなんてしなくなっちゃうんじゃないかって心配してます。

それぞれの土地に「らしさ」や「匂い」、「リズム」があります。この定性的な価値は合理化、効率化、GDP、都市ランキングっていくつメジャーメントを並べても汲み取れない、もっともっと次元数の高いものだと思うんです。感性を汲み取った上での「最適化」をするべきではないでしょうか?

音楽で場所を探せる地図を作る意味


今まで、そのような定性的な価値は汲み取ることが難しく都市計画においてはないがしろにされてきました。そんな、みんなが諦めていた定性的な都市空間の価値を僕たちは汲み取りたい。

その汲み取り方の1つが感性で場所を探せる地図アプリです。手始めに、音楽が表す繊細な感性に向き合っています。「隠れ家」や「温もり」といった言語化してしまうとどこか味気ない雰囲気を持つ場所を、音楽なら上手く表現できるのではないかと試行錯誤しています。地図アプリを通じてその場所の雰囲気といった定性的な価値や、その場所を訪れる人々の感性を汲み取ろうとしているのです。

都市の「隙間」に感性をインストールする。

そして、私たちは感性をただ汲み取るだけでなく、都市の隙間で催し物を行うことで、感性を都市にインストールしていきます。

合理性から見捨てられた都市の隙間。

それは、屋上や軒先の様な都市の「空間の隙間」もあれば、ビルの取り壊し前に生まれる、「時間の隙間」もあるでしょう。合理性が及ばない、隙間を狙って僕たちは都市に再び感性が芽吹く仕掛けを作ります。

僕らはいろんな隙間を見つけていく。

隙間は毎回変わっていくし、僕らが見つけた時に説明もなければ、大々的な告知も無いかもしれません。だから物理的象徴としてベンチを用意しています。

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座る、寝転ぶ、語り合う、さまざまなコミュニケーションがベンチから発生します。一方で人が関わらないとき、ベンチから滲み出る「不在の中の存在」。ベンチには人の影がある。
楽しいのか寂しいのか、その時のあなたによって感じることは変わるでしょう。ベンチは感性を揺さぶります。ベンチは僕らがその隙間を感取している物理的象徴です。ベンチを見つけたら感性を叩き起こす準備をしよう。ベンチは感性を引き戻す呼び水だ。

僕らは「隙間」にこだわる。

都市は往々にして合理性で「最適化」されている。悔しいけど強敵で今の僕らじゃ及ばない。ただ、「合理性」の世界では「隙間」は無視される。
だから、「隙間」になら僕らは入り込める。隙間でなら感性が合理性に勝つことができる。

感性の反撃の狼煙をあげよう。

Forget the review. Follow your rhythm.
Placyは空間を感取し意味を創る会社だ


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