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〈解題〉夢日記#4~#6

たまにしか夢を見ませんが、ストーリーらしきものを覚えていたら、夢日記として書き留めています。

過去の経験や読んだ本の内容、願望などをいったんバラバラにしてから繋ぎ合わせたとしても…なんでこんな夢をみたんだろう??すぐ「アレだな」とわかることもあれば、ぜんぜん心当たりがないことも。なんとかがんばって、解題してみました。



#4  アテナイの銭湯

この夢については、すべてディオゲネスの存在感が原因、それに尽きる。

普段はセネカ推しのわたしですが、そのほかのストア派の師匠たちについて知りたくて、いろいろ本を読んでいたところ…
ストア派より前の時代の「犬儒派(キュニコス派)」哲学者、ディオゲネスのエピソードが半端なくやばいことに気付く。

詳細は、『ギリシア哲学者列伝』を読むか、ウィキペディアで調べるかしていただければ。お前はチャック・ノリスか?!っていうくらいエピソードが盛りだくさん。

わたしが好きなエピソードは、
彼が日向ぼっこをしていたとき、アレクサンドロス大王がやって来て、彼の前に立ちながら、「何なりと望みのものを申してみよ」と言った。すると彼は、「どうか、わたしを日蔭におかないでいただきたい」(日向ぼっこの邪魔だから、どいてもらっていいっすか?)と答えた。というやつ。

noteにも素敵な記事があります!〈迷惑系哲学者〉のネーミングセンスが秀逸なので、勝手に紹介させてください。

こんなオジサンが三人たむろしてるとか…。なんで三人に増やしちゃったんだろうか。夢の中なのでべつに構わないと思うのだが、彼らが公衆の面前で半裸なのを、なんとか理由付けようとわたしの脳ががんばった結果、銭湯が出現したようです。


#5  Fight or Marriage?

やけに可愛い夢である。子どもが出てくる夢なんて見たことあったっけ…。普段、小さな子どもと接することはほぼないし、別に子ども好きでもないわたし。

心当たりがあるとすれば、もうぜんぜん小さくない我が家の長男(一人暮らしのアラサー)が一瞬、帰省したことくらいか。

彼は幼い頃、わりと引っ込み思案だったので、ちょっとこの子とはキャラが違うかなあ。まあ、保育園の送り迎えを思い出すなどして、しばし感慨に浸ったことではありました。

#6  白い世界でわたしたちは

ディストピアものとか、スパイものといった感じの夢。
最近そんな話、読んでないけど。

ちなみに、夢の前半と後半の主人公は、ストーリー上、同一人物ではないと思うのだけど、どちらも〈わたし〉という設定。

そして、後半の、妙に甘美な雰囲気はなんなのでしょうか。ぜんぜん心当たりないな、と首をひねっていたら、ひょんなことから記憶が甦り、、

あのですね、過去に友人といい感じのこぢんまりした居酒屋に飲みに行ったときに、わたしが海老のアヒージョを注文したんですね、で、運ばれてきたので、わーい美味しそう、熱いかも、とさっそく食べようとしていたら、向かいに座っていた彼が「オレ海老アレルギーなんだよね」とか言い出して、「頼む前に言えばいいのに?」「だってアナタ食べたいんでしょ」、海老も蟹も好きなんだけど食べると口とか喉がピリピリ痺れる、と言いながら一尾食べて、やっぱ無理かも、悔しいけどあげる、と残りをもらった。っていうことがあった。

この年末年始に帰省していた長女(一人暮らしの二十代)が、久々に会う友達と飲みに行くんだけど、ここ行ったことある?とスマホ画面を見せて聞いてきた飲み屋、あー、たぶん、行ったことあるよぉ。で、思い出した。
夢、恐るべし。
あの、一応言っておくと、やましいことは何もないですからね。ほんとに。

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