品川ステラボールで同じ演目を複数回、色々な席に座ることが出来たので、メモします。これから行かれる方の参考となれば幸い。

なお、私が観劇したステージは「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》」通称ヒプステのナゴジュクです。ヒプステはそれ以前にも品川ステラでも公演していますが、そのときと舞台装置に大きく差があり、見え方がだいぶ異なるようです。

座席表

座席表はこちらの方のツイートがわかりやすいです。以下リンク先。

品川ステラボール座席表(エーステ2019年夏単独凱旋とのこと)

※ナゴジュクでは最前列がC列。

全席指定とサイドシートの2種ありました。
全席指定でC列12番、サイドシートでC列9番に座ったので、この辺りが境のようです。
また全席指定でD列9番にも座っています。そのため1列ずれるごとに割り振られる座席番号も変わることを確認しています。

ステージ位置

15番から44番までがステージです。13,14、45,46正面が階段。それより前後の番号の真正面は壁もしくはスピーカーです。

座席の段差

I列から後ろは一段ずつ段差があります。つまりH列はフラット最後列です。

I列が視界良好なのは言わずもがな、J列以降も問題なく、寧ろIJK列辺りであれば肉眼で役者さんの表情もしっかり見えますし、一番見やすいと思います。IJK列あたりのサブセンターブロックであれば良い席に入るかと思います。L列くらいからステージ後方に立ったときの表情が見えにくく感じました。

見切れ問題

公演により、舞台装置や演者の立ち位置の配慮が変わるため、一概に良し悪しを言えないのが正直なところです。

ナゴジュクでは見え方にかなりの配慮がされており、サイドシートとして販売されている席は見切れが発生しましたが、C列12番(全席指定端っこ)でも見切れはありませんでした。(ただし見にくいというのは事実です。)

上述の通りステージ位置が15から44、それも横幅なので前方席であればあるほど鋭角になり見えにくくなります。恐らく公演により、同じC列12番でも見切れがあるステージもあるかと思います。この席はそんなギリギリの座席です。

地底問題

ステージはかなり高さがあるため、前方席はステージを見上げる形になります。そのため、センターブロック、サブセンターブロックであれば、H列(フラット最後列)であっても人の頭で見えないということはあまりなかったです。

ただし、サイドブロックの場合は人の頭と被ることが多々ありました。これは座席が中央に向いておらず真正面を向いているため、視線の投げ方が斜めになるためです。H列(フラット最後列)に限らず、EFG列のサイドブロック、サブセンター席からセンターを見るときは、人の頭と被って見えないことがありました。E列(実質3列目)でも見えないとかあるのか…と思った記憶があります。

ベースラインの響き方

またこれは好みの問題ですが、品川ステラの良いところとして、芯に響くベースライン(重低音のリズム)があると思っています。P列(1階最後列)は若干遅れて体に届きます。リズムに乗らずに届くのでこれが気持ち悪い人は大層苦痛に感じると思います。

空調

L列5番、54番は直撃します。寒いです。この周りにも座りましたがやはり直撃します。羽織るものや膝掛けなど、最初から準備して望まれることをお勧めします。

おまけ　2階席端っこ

2階席A列2番(2階席の最前列の端っこ)に座りましたが、見切れはありませんし椅子も備え付けなのでふかふかですが、ゆったり鑑賞したい人向けです。役者さんの表情をしっかり見たい方や、音を全身で浴びたい方は不向きです。

おまけ　個人的座席ランク

最前列のセンターは置いておいて、個人的に座りたい席に順番をつけるとすると。

I列センター > JKL列センター > BCDEFGH列センター

です。センター最優先。センターであれば後方でも前方でも見切れ・見えないことは(ほぼ)ない。I列であってもきちんと表情はわかるのと、前方よりも高さがあるうえに視界良好なのでI列J列が実は一番良い気がします。品川ステラ座席の負の要素を受けない座席がおよそその辺りなんじゃないかと思います(個人的に)。

おわりに

品川ステラは人権がない、とよく聞きますが、幸いなことに、私が観劇したナゴジュクでは客席にかなりの配慮がされた結果、指定座席で見切れることはありませんでした。同じヒプステでもtrack.1ではかなり見切れがあったと聞くので改善された結果なのだと思います。つまりはどれだけ客席を考慮・配慮した舞台装置と演出になるかによって、見え方が大きく変わってしまう箱なのだと思います。

これから品川ステラで観劇される方が、最大限楽しんで来られますように。