本紹介"自己信頼(新訳)"

【著者】
エマソン(伊東奈美子訳)

【紹介】
19世紀に活躍したアメリカの思想家、詩人ラルフ・ウォルドー・エマソンの論文集に収められているものを訳したものです!エマソンは自己啓発の祖とも言われており、様々な人に影響を与えてきた作品です(^^)

【おすすめしたい人】
本音で生きれていない人、他人を気にしてしまう人など

【感想・気づき10選】

①自分の考えを大切にする

「私たちは吟遊詩人や賢人たちが放つ、目もくらむような輝きよりも、自分の内側でほのかに輝いている光を見つけ、観察するべきだ。しかし人は自分のものだという理由で無造作に片づけてしまう。そして天才の仕事を見るたびに、そこに自分が却下した考えがあることに気づく。一度は自分のものだった考えが、ある種のよそよそしい威厳をたたえて、自分のもとに戻ってくるのだ。」

自分が思いついたアイデアを自分では無理だと諦めてしまうのではなく、アイデアを行動に移していくことの大切さを学びました👍

②自分と出会いを信じる

「自分を信じよ。あなたが奏でる力強い調べは、万人の心をふるわせるはずだ。神の摂理があなたのために用意した場所を、同時代の人々との交わりを、ものごとの縁を受け入れよ。」

地球の人口が約78億人であり、日本の人口でも約1億人超えている中で、これまで出会ってきた人、そしてこれから出会う人には必ず何か意味があるという視点で考えることができました😃
また、出会えた感謝も忘れてはいけないと思いました!

③幼児は自分に正直100%

「幼児は誰にも従わない。世界が幼児に従うのだ。」

世界が幼児に従うという表現がまずカッコいいと感じました笑
周りにいる大人が1人の幼児の喜怒哀楽に反応し、そこに本人の遠慮、空気を読むなどは一切なく全力で自分の気持ちを出していますね(^^)
自分自身の気持ちを大切にしていきたいと気づく言葉です!

④どんな環境でも自分を貫く

「世間の中にあって、大衆の意見に従うことはたやすい。ひとりでいるなら、自分の意見に従うのは造作もないことだ。偉大な人とは、たとえ群衆こ中であっても、ひとりのときと同じ独立心を保ち、にこやかな態度で人と接することのできる人である。」

周囲に合わせて自分を捨てて生きるのではなく、どんな環境でも自分を失わない強さを身につけて生きたい思えた言葉でした!

⑤人格は目に見えないところからも現れる

「人は、その人自身でしかありえない。その人を語るのは、意志よりも人格だ。ところが人々は、目に見える行為だけが自分の美徳や不徳を伝えるものと考え、一瞬の息づかいにも、自分の美徳や不徳が現れてることに気づかない。」

美徳は言葉、見た目だけでなく、その人の態度や雰囲気、細かい言動にも現れます!優しいオーラ、安心オーラを纏っている人や反対に近寄り難いオーラを出す人もなんとなく街を歩いていてもわかる場合もあります!

⑥なりたい自分に今なる

「こうなりたいと思う自分にいま、なるのだ。いま行動せよ。どんなときも人目を気にしないように努めれば、常にそうできるようになる。」

こういう人物になりたいと思ったら、それに伴う行動を今から実践していくことの大切さに気づきました!

⑦積み上げが大切

「名誉はいにしえの美徳であり、今日に属するものではないがゆえに賛美される。」

その人が過去に積み上げてきた徳がその人の名誉になり、その人の素晴らしさを語ってくれており、将来に向けて今をおろそかにしない大切さを学びました!

⑧今を全力で突き進む

「価値があるのはいま生きていることであって、過去に生きたことではない。力は活動を止めた瞬間に消える。そして過去から新しい状態に移る瞬間、深い淵を越えるとき、目標に向かって突き進むときに現れる。」

過去やってきたことで満足してしまってはそれ以上の成長は見込めない。目標に向かって今を突き進んでいる時に人は輝くと学びました!

⑨自分のことは最後は自分にしかわからない

「生まれ持った能力ならいつでも、年を重ねるほど豊かに表現できる。」
「その人がもっともよくできることは何かを教えられるのは、その人をつくった"造物主"だけだ。本人がそれをやって見せるまでは、それが何かを知っている人はおらず、そもそも他人に知りえるものではない。」

自分の強みを知るためには色々なことにチャレンジして自分で自覚する必要があると知りました!そのためには自分がチャレンジしたことを誰かにフィードバックしてもらうことも大切だと感じました!でもそのフィードバックからそれを強みとして認識できるかは最後は自分にかかってますね👍

⑩技術と本能

「誰もが社会は進歩したと得意げに語っているが、進歩している人間はひとりもいない。」
「新しい技術を獲得したら、古い本能が失われる」

この本でも事例として挙げられてるように馬車ができたことで、足を使うことを忘れていったり、図書館ができたことで知力が疲弊したり、人類の技術の進歩に伴い、生活はより便利になっていくが、反対に人間の潜在能力が失われている部分もあるということを知りました!


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