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前澤社長から100万円いただいて考えたこと

ZOZOTOWN前澤社長のお年玉企画、ニュースで取り上げられていたので、ご覧になった方もいると思います。

東堂は、このツイートをみて、はじめて前澤社長をフォローして、以下のRTをしました。我が家にはもしお年玉をもらったら、くれた方へのお礼と何に使うのかを報告する、という掟があったので、使い道についても書きました。

RTをした時、すでに82万人の応募があり、算数が苦手な東堂でも、当たる確率はほぼ無いなーと思いました。しかし、嬉しいことに、当選のご連絡をいただきました。驚きすぎて、その日は、朝から血の気が引いて、手足が凍えてしまい、派遣会社の担当の方から「大事なところにホッカイロを貼る」秘技を伝授されました。

余談はさておき。

そもそも、なぜ前澤社長は稼いだお金を、見ず知らずの人に配ろうと思ったのでしょうか。

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前澤社長が語る夢

前澤社長が挑戦する夢って、小さな子どもでも共感できるものが多いなあ、と思いました。「ロケットで月に行く」「世界一高いバイオリンってどんな音?」そして、「100万円あったら何しようか?」どれも、これも、もし私が小学生だったら「おもしろそ!」とワクワクしそうなものばかりです。

前澤社長は、お年玉ツイートの後、繰り返し「夢」について呟いていました。

もしかしたら、私の予想は近いところをかすっていたのかな…ちょっと、嬉しいような、そんな気持ちで前澤さんのツイートを読んでいました。

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お年玉企画への批判と個人的な意見

一方で、この企画について、テレビやnoteでいろんな意見があるのを拝見しました。批判的な意見も少なからずありました。しかし本当に、あるコメンテーターの方の言うような「下品」という言葉に当たる行いなのでしょうか。私は、違うと思います。

前澤さんはお金持ちです。そして、世の中にはいろんなお金も違います。慈善事業をするお金持ち。自分のために使うお金持ち。いろんな貧しい人がいるのと同じように、いろんなお金持ちがいます。

前澤さんの行いは、近年の常識を覆す「お金持ちの慈善事業✖️自己アピール方法」であったから批判があったのではないでしょうか。

現状、お金持ちの寄付先は厳選された一部の機関や団体に充てられることが多いです。用途がはっきりとした寄付を行うことは、お金持ちの信頼度を高め、社会貢献を果たす上でも効果的であるからです。しかし、お金持ちの慈善事業構造には、お金持ち 対 慈善団体という安定したルールがあり、団体に所属していない民間人にとっては、少し距離のある形でした。

他方、前澤社長のお年玉企画は、「いろんな人がお正月にぼんやりと描く夢」を実現させるという、より民衆に近く、話題性のある、近年では新しい形でした。団体からの支援を必要としていないけれど、叶えてみたい夢がある。やってみたいことがある。そんな人々に夢と現実を提供し、自身はフォロワーを獲得し、声を届けられる人を増やしたのです。(ほんわかと例えるなら、「石油王から5億もらえないかな〜」って呟いたら、石油王から振込まれた!石油王すごいぜ!みたいな。)

今までのお金持ち → 助けが必要な人に、手を差し伸べるお金持ち。

前澤社長 → 人々に夢を描く楽しさを提供する“新しい”お金持ち。

という違いがあるのかな、と感じました。新しい形は、最初、批判をされるのが常ですが、新しい形を作ったことってすごいなと思います。そして、前澤社長は人を騙して搾取して私利私欲のためにお金を使っている訳ではないので、「下品」ではなく、単に「新しい」と表現する方があっているのでは、と考えます。(何を持ってお金の使い方を「上品」「下品」と感じるかは個人差があるので、あくまでも東堂の意見です。)

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前澤社長は、なぜお年玉企画をできたのだろう?

前澤社長は、ご自身で稼いだ1億円を見ず知らずの人に配る企画を、人を信じているからできたのではないかと考えています。

なぜなら、今回の前澤社長の行いが、今後どのように評価されるかは、100万円を頂いた人たちにかかっているからです。

社長から頂いたDMには以下のようにありました。

「使い道はそれぞれ、自由に使っていいですよ。あなたのために、僕のお金が有意義に役立てばいいな」そう、読み取りました。

100万円を使って、RTで明言した通りの夢を実行する人もいるでしょうし、しない人もいるでしょう。はたまた、100万円を使って人助けをする人もいるでしょうし、利用する人もいるかもしれません。そして、それぞれの結果の原因は、「前澤社長の企画」として賞賛/批難される可能性があります。それでも、社長がこの企画を行えたのは、人の良心を信じているからだと、私は思います。

また、「こんなことに使うぞー、みたいなことを発信されると面白いと思います!」という文は、「前澤社長の宣伝をしてね。そして、用途不明な大金を持った人のところに、人が集まる構図への対策をしたらいいよ。」という意味なのだと考えました。

以前、“宝くじが当たった人のところへ人が押し寄せて人生が変わってしまった”というドキュメンタリーを見たことがあります。100万円の用途を明示することで、自分にも周囲にも「これは〇〇のために使うお金ですよ。」と知らせることができ、また前澤社長の実験的な企画の行く末を検証できる仕組みが出来上がります。

そして、100万円と言う金額についても、贈与税の対象にならないギリギリの額に設定されています。(お振込頂いたお名前も「マエザワ ユウサク」と言うご本人のお名前でした)

以上のことから、前澤社長は、人を信じ、人の幸せを願い、配慮を尽くし、全てを自分の成長にも繋げる、新しいお金持ちだから、このお年玉企画を実現できたのだと思いました。

以上、東堂の個人的な意見を述べました。この記事についても、もちろん批判・反論いろんな意見があると思います。しかし、これは私の思うこと、意見なので、ビビらずに自信を持って、発信したいと思います。

最後になりましたが、私は…

もっと知りたい、もっと身近に。「民藝ってなんだろう?」

をテーマに、日本各地に息づく民藝を知り、学び、日本語と英語で発信するプロジェクト(自由研究)をはじめました。宿泊費の節約のため、テントと寝袋を背負って、野宿をしながら日本各地を取材したいと思います。→ゲストハウスも利用します。物書きするのに野外では難しかったです。(2019.5.5追記)

この自由研究について、noteでマガジンとして発信する予定です。

Twitterとインスタグラムでは  #民藝イラスト と言うタグでイラストをアップしています。

また、サイトも準備中です。

前澤社長の企画のおかげでスタートできたこの自由研究、温かく見守っていただけると嬉しいです。以上、絵描きの東堂でした。

サポートをしてもらったら、何をしよう。大好きなお米パンは260円。おおがま屋のたこ焼きは460円。ケンタッキーフライドチキンは210円。ゆめが広がります…