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民藝旅 vol.1 山陰・愛媛編 まとめ


皆さまこんにちは、東堂です。

「民藝ってなんだろう」をテーマに日本を旅する、民藝旅 vol.1山陰・愛媛編、お楽しみいただけたでしょうか?


鳥取県からはじまった、もじゃもじゃ絵描きの民藝旅。

大砂丘に登り、


蔵の町に魅了され、


松の姿に息を呑み、






ついで旅路は四国、愛媛県へ続きました。

瀬戸内の春にときめいて、


友人の暮らしに触れて、


次世代の巨匠の芽吹きを感じて、


職人の静かな仕事を見つめました。


風は北上、しまなみ街道をぬけて島根県へ。

柳宗悦の認めた品質を守る、熱い誇りに息をのみ、


未来に続く職人の仕事場で息をひそめ、


憧れの湯町窯で土のにおいを肌に感じて、


ついに出会えた、バーナード・リーチ。

作り手にとって大切なことは、「真面目な仕事をつづけること」職人とは生きる道であることを知りました。




そして、旅は終着点/始発点の鳥取県へ。

鳥取の民藝を導く情熱、新作民藝に想いをよせて、


「ここをみる」ことの意を学びました。


作り手と出会い、声を聞いて、民藝の拠点で学び。
この旅で感じた「民藝」とは。

立場によって、民藝の捉え方が違うということでした。

以下に、個人的な見解をまとめました。


民藝とは?

1. 日本民藝館 → 柳宗悦の美学・蒐集物(民藝の原液)を伝えること。

2. 鳥取民藝美術館 → 吉田璋也を主軸に、新作民藝を導くこと。

3. 職人タイプ1 → 柳宗悦が認めた質を保ち続けること。

4. 職人タイプ2 → 多様性があり変化するもの。

5. 職人タイプ3 → 民藝は意識しない。苦労して仕事すること。
        (柳が民藝運動を始めた頃の職人さん的)


作り手、伝え手、それぞれに「民藝」についての思いがあることが印象的でした。

民藝運動の始まりから、87年。
21世紀の現在も、山陰地方・愛媛県のものづくりには民藝の炎影がありました。

日本のものづくりで、こんなにも「民藝」を芯に宿している土地はあるのか。

柳先生の本で読んだ「民藝館は新作の準備をする」ことを、鳥取民藝館が実践していることを聞き、心が救われる気持ちがしました。

民藝がいまも生きる土地、山陰地方。そして、愛媛県。


では、私にとっての「民藝ってなんだろう?」


柳宗悦のことなのか、暮らしなのか、手仕事全般なのか。
答え探しは、まだ始まったばかりです。

いま言葉にするとしたら、「生き物の匂い」そして、「100年経ってもカッコイイもの」。

でも、これも完璧ではないんです。なぜなら、万人に伝わる言葉じゃないから。


民藝ってなんだろう


答えを探す旅は、手仕事の島、沖縄へ続きます。


次回もお楽しみに!もじゃ!


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