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「民藝」って何だろう?

「職人の手仕事で作られた、美しい日用品」それが、「民藝」だと思っていました。雑誌で見かけたり、地元の市で焼物を手に取るたび、民藝ってカッコいいな。心惹かれるな。と、民藝を身近なものに思っていました。

でも、民藝には定義があって、実はもっとややこしい物らしい。


日本民藝協会さんのサイトで、民藝を定義した思想家・柳宗悦さんの「民藝品の定義」が紹介されていました。

ー柳が定義した「民藝品」の条件に下記の8つがあります
実用性:観賞のためではなく、実用性を備えていること
無銘性:無名の職人によってつくられたものであること、
名をあげるための仕事でないこと
複数性:民衆の需要に応じるため、数多くつくられたものであること
廉価性:民衆が日用品として購入できる、安価なものであること
地方性:色、かたち、模様などに土地の暮らしに根ざした地域性があること
分業性:量産を可能にするため熟練者による共同作業でつくられていること
伝統性:先人が培ってきた技術や知識の蓄積にのっとっていること
他力性:個人の力よりも気候風土や伝統などの他力に支えられていること

ぬうううううううん!難しい!

いいな、素敵だな、もっと知りたいな…と思っていた民藝が、とても遠く感じました。調べれば調べるほど、専門的知識がないと、民藝を語っちゃダメなような…お高い感じが……遠いなあ


でも、私は民藝品に興味がある。

興味があるなら、行けるところまで調べて、間違ってもいいから感じたこと、考えたことを発信して、色んな人から教えていただいたり、見に行ったりして学びを深めていけばいいじゃないかー!そう思いました。


今、東堂は民藝について無知です。

ほぼまっさらで、世間様の100分の一も知らない、民藝ミーハー(古いかな)の状態であります。学びのスタートラインに立ったばかり、思い込み満載の初心者による疑問を以下に書き残します。これから学んでいった先で、考えがどのように変化していくのか…暖かく見守っていただけるとうれしいです。


*  *  *

「民藝ってなんだろう?」

民藝って、庶民の使う実用品に「素敵だな、美しいな」という気持ちを見出したもの。もっと身近なものだと思っていました。けれども、現代においては誰が「これは民藝で、これは民藝でない」と決めているのかよくわからない…個人の主観で「民藝」と呼んでいいのか、いけないのかわからないな…と思いました。また、作品が美術館に仕舞われてしまうと、それは民藝品ではなく、美術品になるのではと感じています。美しすぎて使えない。お値段が高すぎて手袋必須。それって民藝品なのでしょうか?

民藝品って、使ってなんぼ。壊したって、継いだり直したりして、また使う。そんな側にあるものだと思うのです。

また、上の定義で行くと、我が茨城県の笠間焼。何だか微妙な位置のような気がします。民藝は名を残さない。しかし笠間焼って、作家さんごとの良さがあって、「誰々さんの笠間焼が好き」といった風に作家にファンがついていることがあるんです。そして、一概に「これが笠間焼です」って特徴を言いにくい気がするんです。そうすると、笠間焼は定義から外れてしまって、民藝品とは言えません。けれども、民藝の一番はじまり「庶民が使う道具や器の中に美を見出した」ことに軸を置くと、私は笠間焼を庶民のための美しい手仕事品であるから、民藝と呼んでも良いのではないか。そう考えました。

一方で、もし民藝品を「継続可能な型のある美しい日用品」と捉えた場合、作家主体の手仕事は民藝ではなくなってしまう…「民藝」とは一体なんなだろう。そして、「現代の民藝」ってなんだろう?

私は、美しい手仕事にもっと出会いたい。まだ知らない民藝についてもっと学びたい。自分なりに、「民藝」について答えを見つけてみたいと思っています。


*  *  *


ということで2019年、民藝について以下の個人プロジェクトを立てました。

1|「民藝について学んでみる」
2|「美しい手仕事を知る」
3|「感じたことを記録する」
(サブプロジェクト:笠間焼は民藝品なのか?)

また、10代、20代の若い世代にも民藝や手仕事について広まれば良いな、もっと手仕事が身近になって、実生活で使う人が増えるといいな、という思いもあるので、インスタグラムやツイッターで #民藝イラスト というハッシュタグを付けてイラストをアップしていきます。(「3|感じたことを記録する」のアウトプットです。現在準備中ですが、東堂のウェブサイトでもまとめる予定です。見てくれる若い世代がいるとうれしいな〜)

久々の、研究課題…大学時代を思い出して、ちょっと震えます(詳しくは後日)が、ワクワクしてきました。


まずは、「民藝について学んでみる」ことと、学びの記録を並行して行うため、民芸運動の始まりである柳宗悦先生と、バーナード・リーチ先生の本を読むことから始めます。

(難しい本が苦手なので、最初は紀行から。先生たちがどんなことを感じて、残したのか。その息づかいを感じたいと思います)

もし、民藝を学ぶ上でオススメの書籍がありましたら、ご教示いただけますとビチビチ跳ねて喜びます。



以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。民藝一年生、絵描きの東堂でした!


最新の#民藝イラスト は、東堂のインスタグラムが見やすいです↓


(民藝ってなんだろう?は、マガジン形式にして随時、更新したいと思います。日本全国、楽しい手仕事の旅〜〜!そして、ゆくゆくは世界中の手仕事の旅へ…!)

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